収録アルバム『Atomic Heart』のラストをかざる1曲。Overは"終わり"という意味があるので、まさにラストにふさわしいタイトルである(笑)。歌詞も曲調も、初期のミスチルらしさがあるため、『Atomic Heart』の雰囲気にあまり合っていない気がする(^^;)。
この記事の概要
- 「Over」のみんなの評価は?
- 「Over」とは一体どういう曲なのか?
スポンサーリンク
ミスチル/4thアルバム『Atomic Heart』の12曲目「Over」
そもそも「Over」って?
Mr.Childrenが1994年9月1日に発売した4thアルバム『Atomic Heart』に収録されている。
後にベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』にも収録された。
初期ミスチルを彷彿させるかわいらしいポップソング。
そのため不穏の雰囲気を『Atomic Heart』には合っていない。
とはいっても名曲には違いない。
キャッチーな曲調と桜井の独特な恋愛観が反映された歌詞が特徴的。
1度聴けば必ず耳に残るだろう。
シークレットトラックとして"あるシングル"に収録された!?
ちなみに、とあるシングルにはシークレットトラックとして、この曲のライブ音源が収録されている。
そのシングルとは36thシングル「ヒカリノアトリエ」である。
>>>もはや1stシングル!?「ヒカリノアトリエ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
これは『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』にてこの曲の制作秘話などのトークを交え、弾き語りで演奏したものを収録している。
貴重なのでぜひ聴いてみてほしい。
ひとこと
ファンからの人気も高い1曲
「Over」のみんなの評価は?
ひとこと
たしかに良い意味で"稚拙な歌詞"だ
スポンサーリンク
ここからは管理人の「Over」独自解釈!
【Over/歌詞解釈①】ギブアンドテイクの関係性が崩壊している2人
内容は彼女と別れた主人公の物語。
別れたことに主人公はかなりの未練を感じている。
1番と2番のAメロでは、彼女との別れた原因は何なのかを思い出している主人公が描かれている。
1番のAメロの歌詞を引用したので見てほしい。
何も語らない君の瞳の奥に愛を探しても 言葉が足りない そうぼやいてた君をふっと思い出す
この歌詞でわかることは、別れた彼女は無口だということである。
おそらく、別れる直前は冷めた関係になっているため、会話が少なかったのだろう。
そんな"何も語らない君"に主人公が言われたのが「言葉が足りない」である。
主人公の立場になってみると、この状況はイラッとしてしまうかもしれない(笑)。
何も喋らない、つまり、自分に愛を与えてくれないのに、彼女は自分に愛を求める。
ギブアンドテイクの関係が崩れているのだ。
こうなってしまったので結局別れてしまったのだろう。
ひとこと
冷めてる。。。
【Over/歌詞解釈②】あの発言の真相とは・・・?
2番の歌詞でも2人(特に彼女)の冷めた様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
風邪が伝染るといけないからキスはしないでおこうって言ってた
こんなことを彼女に言われたら絶対落ち込む(笑)。
この歌詞から、彼女の方が主人公より冷めていたことがわかる。
ただ、このキスしない発言は本当に彼女が風邪だったからかもしれない。
しかし、後に"いつも考え過ぎて失敗してきた"という歌詞がある。
つまり、主人公は考えすぎな性格であるため、この発言をネガティブにとらえてしまったのかもしれない。
しかし、彼女はもういない。
この発言の真相はもう闇の中だ。
ひとこと
本当に風邪だったのか。。。?
【Over/歌詞解釈③】何気ない特徴まで覚えているくらい未練がある
最後に、この曲の中で聴いた誰もが「え!?」となる歌詞を紹介したい(笑)。
その歌詞がこちら。
顔のわりに小さな胸や
この歌詞はサビの部分であり、桜井さんが高らかに気持ちよく歌うため違和感がないように聞こえる。
しかし・・・、この歌詞はいったいどういうことなのだろう(笑)。
桜井の独特な女性観。
実際、巨乳顔とかいるのだろうか。
ただ、もういない人の何気ない特徴をまだ覚えているというのが、主人公の切なさや未練がより伝わってくる。
ひとこと
未練は断ち切れていない
スポンサーリンク
まとめ
アルバムラストを飾る暖かいラブソング。
『Atomic Heart』の中では最も純粋なラブソングであろう。
私が引用した歌詞の他にも、独特で面白い歌詞がもっとあるので、ぜひ歌詞を味わいながら聴いてみてほしい(^^)/。
ひとこと
暖かみがある1曲
「Over」の評価
5点満点中4.5点
アルバムの雰囲気には合ってないけど、名曲!