『I ♥ U』のラストを飾るエンディングナンバー。ただ、まったくエンディングらしさがない。もっとエンディングにふさわしい曲はなかったのだろうか。。。
この記事の概要
- 「潜水」のみんなの評価は?
- 「潜水」とは一体どういう曲なのか?
スポンサーリンク
ミスチル/12thアルバム『I ♥ U』の13曲目「潜水」
そもそも「潜水」って?
Mr.Childrenが2005年9月21日に発売した12thアルバム『I ♥ U』に収録されている。
『I ♥ U』のラストを飾るエンディングナンバー。
ゆったりとしたテンポと独特な歌詞がすごく心地よい。
ただ、正直この曲をエンディングナンバーにしたのはかなり勇気がいると思う。
あまりキャッチーではないので好き嫌いがきっぱり分かれてしまうし、エンディングらしくなさ過ぎて「あれ終わり?」とモヤモヤした状態で聞き終わってしまう(逆にそれが狙いかも)。
たぶん収録アルバム『I ♥ U』が不評な原因もこういう挑戦的な曲順にあるのかもしれない。
ひとこと
エンディングらしくなさ過ぎる笑
「潜水」のみんなの評価は?
ひとこと
この曲がラストだなんて、賛否両論に決まってる
スポンサーリンク
ここからは管理人の「潜水」独自解釈!
【潜水/歌詞解釈①】芸術とは何なのだろう。
この曲は生きている実感が欲しい主人公の日常を淡々と描き続けるという内容。
サビですら盛り上がりに欠けているので、ほんとに"淡々"という言葉がこの曲に合っていると思う。
1番の歌詞では何もしたくない主人公の様子が描かれている(笑)。
バラバラに散らばっているパズルがある。
しかし、主人公は元に戻そうとしない。
面倒くさいからだ。
しかし、主人公は面倒くささの中から芸術を見いだす(!)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
どれが元通りの形かはもはや知りたくもない これはこれで結構芸術だ
結局何もない状態から勝手に意味を見いだすことで芸術は生まれるのかもしれない・・・。
適当な絵を描いて、それを落書きだと思えば落書きだし、芸術と思えば芸術になる。
これこそ芸術の真理なのかもしれない。
ちなみに、この曲はこの後も意味のないような歌詞がたくさん登場する。
この芸術の話を考慮すると、ひょっとしたら本当に意味がないかもしれない(^_^;)。
ひとこと
"芸術"は難しい
【潜水/歌詞解釈②】死の一歩手前まで。
2番の歌詞でついにタイトルの「潜水」に関する話がでてくる。
きっと、主人公の毎日は同じ事の繰り返しなはず。
そうなると、精神的にきつくなる。
そして生きている実感が欲しくなる。
どうしたら生きている実感を得られるのか。
それは死の一歩手前に近づいてみることだ・・・。
死を意識したときに、生への執着が強くなる。
このような考えから、主人公はプールに行って深く潜水する。
次の引用した歌詞を見てほしい。
澄んだ水の中 潜水で泳いで苦しくたって出来るだけ出来るだけ 遠くまで
息のできない水の中。
綺麗に透き通った水中で、主人公は死に近づいてゆく。
苦しくなり、今にも意識がなくなりそうになったとき、生きている実感は瞬く間に得ることができるのだ。
ひとこと
危険なので真似しないように。。。
スポンサーリンク
まとめ
もしこの曲がエンディングナンバーではなかったら、もう少し評価は上がっていた気がする。
収録アルバム『I ♥ U』の雰囲気に合った、(死への)恐怖と美しさが混ざり合った純文学的1曲だ。
ひとこと
マイナーだけど、なんかくせになる
「潜水」の評価
5点満点中3点
全然エンディング感がない!!