演奏時間が3分15秒という、収録アルバム『Q』の中では最も短い1曲。タイトルの「スロースターター」(slow starter)とは"調子が出るまでに時間がかかる人"という意味。
この記事の概要
- 「スロースターター」のみんなの評価は?
- 「スロースターター」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/9thアルバム『Q』の4曲目「スロースターター」
そもそも「スロースターター」って?
Mr.Childrenが2000年9月27日に発売した9thアルバム『Q』に収録されている。
タイトルの「スロースターター」(slow starter)とは調子が出るまでに時間がかかる人という意味である。
つまりこの曲は、夢が叶うことなく諦めようとしている主人公が、何とか「俺はスロースターターだ!」と奮い立たせるという内容なのだ。
ポジティブで前向きな歌詞なのだが、曲調はかなりマイナー。
ヘビーなギターサウンドがこの曲全体を包んでいるため、1回聴いただけでは良さがあまり分からない。
私自身、何回か聴いてやっとこの曲の良さが分かった。
3分くらいしかない曲なので、ぜひ何度も聴いて味わってほしい。
サッカーチームのテーマソング!?
ちなみに、この曲はメンバーが所属している「ジュビ研(ジュビロ研究会)」というフットサルチームのゴールシーンで流れる曲というコンセプトで制作されたという。
そのため元々の仮タイトルは「ジュビ研・炎のテーマ」だった。
この曲がゴールシーンで流れるって、正直想像できない(笑)。
もっとキャッチーでアップテンポならまだわかるけど。。。
ひとこと
「ジュビ研・炎のテーマ」が本タイトルになってたら、ネタ曲になってたと思う笑
「スロースターター」のみんなの評価は?
ひとこと
捨て曲と言われてもおかしくない
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ここからは管理人の「スロースターター」独自解釈!
【スロースターター/歌詞解釈①】夢が主人公を誘惑する。
1番の歌詞では、今だに夢を諦めることができない主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ここまでおいでと 意地悪な声がする
主人公は幻聴が聞こえている。
それはまるで夢の声のよう。
諦めようとしても、意地悪な夢は主人公を誘惑するかのように"ここまでおいでよ"話しかけてくる。
つまり、主人公は夢を諦めることができずにいるのだ。
まだ叶わなくても、いつの日にか・・・。
"俺はスロースターターだから"というある種の保険をかけて、主人公は夢へと突き進むだ。
ひとこと
夢は人を誘惑する
【スロースターター/歌詞解釈②】実家に帰れば楽になるかも
2番の歌詞はかなり具体的。
おそらく、夢を追いかけて故郷を離れた人はより身に染みる歌詞だと思う。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ここを逃げ出して 田舎に帰れば これ以上嫌な事知らずに済みそう
夢を追いかければ、様々な失敗や挫折を経験することになる。
もし、夢を諦めて実家に帰ればそんな嫌な事なんて、もう経験することはなくなるかもしれない・・・。
1番の歌詞は"夢からの誘惑"だったのに対して、この2番の歌詞は"現実からの誘惑"である。
ただ、主人公はこの現実からの誘惑には見向きしない。
ひたすら夢に向かって突き進むのみ・・・!。
ひとこと
田舎には帰らないゼ!
【スロースターター/歌詞解釈③】プライドを捨てて、なんとしてでも夢を叶えてやる
Cメロでは、非常に貪欲な主人公の様子が描かれている。
桜井の唸るような歌い方が主人公の貪欲さをより強調させていて良い。
次の引用した歌詞を見てほしい。
尻尾を振り振りして 隙を見て奪い取る
プライドを捨て、こびをひたすら売る。
そして、いつか相手に隙ができたときは自分の糧となるものを奪い取る。
なんとしてでも夢を叶えてやるゾ!という主人公の貪欲で熱い意思が伝わる歌詞だ。
ひとこと
貪欲だなぁ
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まとめ
マイナーで一般受けは絶対にしない1曲。
ただ、夢を追いかけ頑張っている人にはこの曲を聴いてほしい。
きっと、この曲の主人公のようにまだまだ夢に向かって突き進んでやる!という気持ちが芽生えるだろう。
ひとこと
夢に対して貪欲な感じが好感持てる
「スロースターター」の評価
5点満点中3点
歌詞が結構好き