不思議な電子音(?)から始まる1曲。ダークでエロティックな雰囲気を終始かもちだしている。また、収録アルバム『Atomic Heart』の中では最長の曲でもある。
この記事の概要
- 「ジェラシー」のみんなの評価は?
- 「ジェラシー」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/4thアルバム『Atomic Heart』の7曲目「ジェラシー」
そもそも「ジェラシー」って?
Mr.Childrenが1994年9月1日に発売した4thアルバム『Atomic Heart』に収録されている。
演奏時間が6分41秒とかなり長く、さらにマイナーな曲調と難解な歌詞で、完全に一般受けしない1曲だ。
内容は、同じ収録アルバムの2曲目「Dance Dance Dance」をさらに難しくしたようなもの。
>>>自虐的なオープニング!?「Dance Dance Dance」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この世にある全ては有機物体であり、いつかは朽ち果てるという悲しい運命。
にもかかわらず、なぜ人類は「愛」という感情が芽生えてしまうのかという哲学的というか、人類学にも似た難解な内容である。
ひとこと
ドマイナーソング。。。
「ジェラシー」のみんなの評価は?
ひとこと
たしかに"宇宙っぽさ"がある
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ここからは管理人の「ジェラシー」独自解釈!
【ジェラシー/歌詞解釈①】魂によって、求めてしまう愛
1番のAメロでは人類の愛欲におぼれる様子が描かれている。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
地上へと舞い下りた僕らの魂は愛を求め彷徨いだす
この歌詞でわかることは、肉体と魂は別物であるということ。
私たち人類が生きている理由は、魂という形のないものによって肉体を動かされているという理論に基づいているのだ。
つまり、私たちが大人になるにつれて愛を求めだすのは、自身の肉体に宿った魂によるものなのである。
このようにあまりにもスケールが大きくて難解な内容だというのが序盤でわかるはず。
ひとこと
難解だなぁ。。。
【ジェラシー/歌詞解釈②】情けない人類の姿
1番のBメロではそんな魂に翻弄される人類の情けない様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
果てるまでwe make love 今日もこぼれ落ちる汗
"make love"とは日本語で性交するという意味。
愛を求める魂によって、自身の肉体は性交せざるを得ないような肉体になってしまうのである。
"今日も"という歌詞から、日常においても性交を繰り返していることがわかる。
つまり、魂によって猿のように腰を振る人類の情けない様子が表現されているのだ。
ひとこと
すごい内容だ。。。
【ジェラシー/歌詞解釈③】なくしたくはない存在をいつか知る
2番の歌詞では、魂によって愛を求めるような肉体となっている主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
形あるもの皆終りが来るというのに不思議な程美しき君の肉体
肉体というのはいつかは朽ち果てる有機物体である。
だから、人を愛するということは非合理的。
なぜならば、永遠ではないものを愛するが故に生まれる、あまりにも辛すぎる悲しみがあるからだ。
つまり、いずれ朽ち果てる運命の人類がなくしたくはない存在を知ってしまうと、いつかは亡くなるときが必然的に訪れるので悲しみが生まれてしまう。
それにもかかわらず、主人公は"君"を愛してしまった。
1番の歌詞にある"魂は愛を求め彷徨いだす"という現象がまさに主人公の肉体に影響を及ぼしているのだ。
ひとこと
愛には逆らえない
【ジェラシー/歌詞解釈④】魂に抵抗した、嫉妬心という危険な感情
人が人を愛するということが、魂によって操られて行われることだと考える主人公。
しかし、愛することによって生まれる危険な感情があることを知る。
それがタイトルにもなっている「ジェラシー」、つまり、嫉妬心なのである。
次の引用した歌詞を見てほしい。
裏腹のmy sweet heart いっそ傷つけたい程に押し寄せる 乱暴な衝動 もう 止まらない
愛とは裏腹の乱暴な衝動:嫉妬。
なぜそのような嫉妬心が生まれてしまうのか。
はたして魂は何を目的で愛を求めるのだろうか。
子孫繁栄のためだろうか。
あまりにも大きすぎるテーマなので私には理解できない・・・。
ただ、"愛を求めるため自身の肉体を操る魂"に抵抗するよう、人類がつくりだした感情が嫉妬心ということがこの曲で最も伝えたいことなのだと思う。
ひとこと
嫉妬はこわい
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まとめ
難解な内容なので好んで聴く人は絶対に少ない。
というか、なんでこんな難解な曲を作ったのだろう。
当時の桜井は人類について深く研究していたのだろうか。。。
ひとこと
難しい曲だけれど『Atomic Heart』の雰囲気には合ってる
「ジェラシー」の評価
5点満点中1点
正直、全然聴かない曲…