13thシングル「Everything (It's you)」のカップリング曲。モデルの世界を描いた異色作で、どこかドロドロとした雰囲気がある。"華やかな世界の裏側"は恐ろしい。。。
この記事の概要
- 「デルモ」のみんなの評価は?
- 「デルモ」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/14thアルバム『B-SIDE』(DISC1)の8曲目「デルモ」
そもそも「デルモ」って?
13thシングル「Everything (It's you)」のカップリング曲。
>>>不倫相手に向けたラブソング!?「Everything (It's you)」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
タイトルの「デルモ」とは"モデル"の業界用語。
モデルを仕事にしている主人公の悩み・苦悩を描いた異色作で、歌詞がかなりきわどい。
モデルを仕事にしている女性は共感できること間違いなしかも(逆に迷惑かも!?)。
また、女性目線で歌われているので、女性も共感できるはず。
男性は「女の世界って恐いなぁ(^_^;)」と思うはずだ。
ちなみに、終盤には"水泳大会のおりも政夫"という物語とまったく脈絡のない歌詞が登場する。
おりも政夫という人は、70年代に活躍していたアイドルで、『アイドル水泳大会』の司会で有名な人。
こういう遊び心があるのもカップリングならでは。
ひとこと
モデルはツラい職業。。。!?
「デルモ」のみんなの評価は?
ひとこと
モデルの苦悩は計り知れない。。。
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ここからは管理人の「デルモ」独自解釈!
【デルモ/歌詞解釈①】華やかなようで孤独な商売
一般的にモデルというと、華やかで誰もが憧れる存在。
美しいスタイル、整った顔立ち、そしてメディアに引っ張りだこ。
夢の職業だ。
しかし、現実は違う。
1番に次の歌詞が登場する。
華やかな様であって 死んだ気になりやってんだ
華やかなように見えるけれど、実際は死にものぐるいでどうにか生活している。
それがモデルの実態なのだ。
1番の歌詞を見てみると、いかに主人公が悩みや不安に押しつぶされているかがわかる。
スタイル維持のためにダイエットをしたり、クライアントに媚びを売ったり。
そんな生活を繰り返すうちに、主人公は孤独になっていく。
次に引用した歌詞を見てほしい。
デルモって言ったら「えっ!」てみんなが一目置いて扱って 4,5年も前ならそんな感じにちょっと酔いしれたけど 寂しいって言ったらぜいたくかな
4,5年前ならばモデルという職業に誇りをもっていたし、たくさんの人に目をかけられて嬉しかった主人公。
しかし、現在はもうそんな嬉しさもない。
心に残るのは"寂しさ"だけなのだ。
モデルを死ぬまで続けることは難しい。
若い世代がどんどん押し寄せて、いつか自分が誰にも目をかけられなくなってしまうのではないか・・・。
そんな想いが主人公を駆け巡る。
やっぱり、顔やスタイルで売っている商売は華やかに見えて、孤独や不安がつきない辛い商売なのかもしれない・・・。
ひとこと
この曲を本当のモデルに聴かせてみたい
【デルモ/歌詞解釈②】女として今を楽しむ"無名時代の友"
2番の歌詞は、女性特有の男性観や結婚観について語られる。
女性は共感してしまうはず。
主人公はおそらく恋人がいない。
自分と向き合い、恋に時間を費やす暇はないのかもしれない。
そんなときに、"無名時代の友"から電話がくる。
その電話の内容が次のとおり。
彼女が云うには「こんな事聴いて誤解しないでよ 縛られるのって結構気持ちいいかもしんないな」
変態である(笑)。
ただただ女として今を楽しんでいる"無名時代の友"。
そして、恋もせずに辛い日々を送る主人公。
相反する2人なのだ。
主人公はきっと「自分はモデルを続けていくためストイックに自分と向き合い続けているのに・・・」と思っているに違いない。
ひとこと
女性としての人生を投げ捨ててまで、みんなの"憧れ"にならなければならない
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まとめ
この曲を聴くと、モデルという職業はこわいと思ってしまう(^_^;)。
ぜひ、モデルを目指している女性の方はこの曲を聴いて現実を知るのもありかもしれない。
ひとこと
マイナーだけど癖になるんだよねこの曲
「デルモ」の評価
5点満点中3点
ドロッとした雰囲気が、ハマる人にはハマると思う