ファンからの人気が高いバラード調の1曲。この曲を聴いた誰もが「切ないけれど、美しい」と思うはず。収録アルバム『I ♥ U』のダークな世界観も相まって、普通のバラードソングとは雰囲気がまるで違う。
この記事の概要
- 「CANDY」のみんなの評価は?
- 「CANDY」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/12thアルバム『I ♥ U』の7曲目「CANDY」
そもそも「CANDY」って?
Mr.Childrenが2005年9月21日に発売した12thアルバム『I ♥ U』に収録されている。
ファンからの人気が高い、切なくて美しい名バラード。
圧倒的な切なさがこの曲を包み込んでいる。
だけれども、その切なさの中には甘さがある。
まさにタイトルの「CANDY」のように、切なさという包み紙の中に甘いキャンディーがあるようなもの。
シングルを除くと『I ♥ U』の中では聴きやすい、完成度の高い名バラードだ。
ひとこと
名バラード
「CANDY」のみんなの評価は?
ひとこと
胸に迫る切なさと美しさ
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ここからは管理人の「CANDY」独自解釈!
【CANDY/歌詞解釈①】「CANDY」の意味は?
この曲は片思いの相手に向けた愛を描いた内容になっている。
特徴的なのがその主人公の"愛"を"キャンディー"とあらわしているというところだ。
さらにそのキャンディーは"ほろ苦い"、または"甘酸っぱい"という飲み込みづらい味になっている。
つまり、片思いの相手に臆してしまう主人公の、つもりに積もった消化不良の愛をあらわしているのだ。
ひとこと
素晴らしい表現だ
【CANDY/歌詞解釈②】「あきらめよう」と思っても
1番の歌詞では、告白を諦めようとしている主人公の様子が描かれている。
告白とは勇気がいるもの。
片思いの相手への愛はとことん深いのに、伝えることはできない。
きっと主人公は悩みに悩んでいるのだろう。
次の引用した歌詞を見てほしい。
「あきらめよ」と諭す回路に君が侵入してきて 何食わぬ顔で夢をチラつかす
臆病な主人公は告白を諦めようとする。
しかし、諦めようとするととたんに"君"という美しい存在を思い浮かんでしまう。
そして、恋人になって幸せに過ごすという"夢"を見てしまう。
なんて甘酸っぱい歌詞なのだろうか。
ひとこと
片思いのもどかしさがひしひし伝わる
【CANDY/歌詞解釈③】恋に傷ついても、やっぱり恋をしたい
2番の歌詞では、やっぱり"君"を恋人にしたいという主人公の強い願望を描かれている。
ただ、少し哲学的なにおいを放ち始める。
これこそまさに収録アルバム『I ♥ U』らしいなあと思う。
ようするに、2番の歌詞があるからこそ「CANDY」は純文学のような芸術的1曲に仕上がっているのだ。
次の引用した歌詞を見てほしい。
多くの事を求め過ぎて出来るだけ側に居たくて そんなことをしてる間に息が詰まる 大抵人はこんな感じで大事なもんを失うんだろう
この歌詞を見ると、主人公はそもそも恋の難しさに気付いていることがわかる。
一緒にいればいるほど、息が詰まって別れてしまう。
それが恋というものなのかもしれない。
それにもかかわらず、この曲のテーマは主人公の"実らない恋"のもどかしさ。
恋によってどれだけ傷ついても、人間は恋を捨てることはできない。
そんな、ありきたりなようで不思議な恋というものを描いているのだ。
「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」にも通ずる内容だと思う。
>>シングルとしては久々だったポップソング「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
恋に傷ついても、恋を捨てることが出来ない
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まとめ
結局、主人公は告白したのかは明かされない。
切なくて、美しい。
キャッチーなバラードなので、誰もが耳に馴染みやすいはずだ。
また、片思いしてるならばこの曲にすごく共感できると思う。
ひとこと
隠れた名バラード(もはや隠れてない?)
「CANDY」の評価
5点満点中5点
完成度の高いバラード!!