収録アルバム『Hadou』のオープニングナンバー。元々制作される予定はなかった曲だが、アルバムの最終調整に入った際、稲葉が「なんか足りないからもう1曲つくりたい」と思い制作されたらしい。1分27秒ととても短い時間であるため、アルバムのイントロダクション的なものである。
この記事の概要
- 「LOST」のみんなの評価は?
- 「LOST」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロ4thアルバム『Hadou』の1曲目「LOST」
そもそも「LOST」って?
稲葉浩志がソロ名義で発売した四枚目のアルバム『Hadou』に収録されている。
オープニングナンバーにしては非常に暗い印象を受ける1曲。
そのため、初めて聴いたときは「『Hadou』は1stアルバム『マグマ』のようなアルバムか!?」と思った。
>>>暗いけどウルトラ名盤な1stアルバム『マグマ』【アルバムレビュー】
しかし明るくキャッチーな2曲目「絶対(的)」で「『マグマ』とは違うな」と思った。
3曲で1つの物語になっている
内容は主人公は恋人に会いたくて、どこにいるのか探しているというもの。
この曲は次曲「絶対(的)」の内容に繋がるものだと私は思っている。
>>>何で"(的)"なの!?「絶対(的)」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
さらにいうと3曲目「The Morning Call」もこの曲と繋がっているような内容である。
>>>三部作の最終章!「The Morning Call」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
つまり「LOST」「絶対(的)」「The Morning Call」の3曲で1つの物語になっているのだ。
ひとこと
三曲一体
「LOST」のみんなの評価は?
ひとこと
やっぱり「絶対(的)」と一緒に聴くべき!
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ここからは管理人の「LOST」独自解釈!
【LOST/歌詞解釈①】なぜタイトルが「LOST」なのか?
「LOST」というのは日本語で失ったという意味である。
これは恋人を失うという意味であるが、それは失恋するという意味ではない。
考えられる意味は2つである。
1つ目は恋人と会えない日々が主人公にとって喪失感に溢れる日々だという意味。
2つ目は歌詞の中で恋人の声が突然響くというような内容があるので、君の声によって自分を見失うくらい会いたくなるという意味である。
ひとこと
どっちの意味をとるかは聴き手次第
【LOST/歌詞解釈②】離れていても伝わる・・・!
まずは冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
君の声が急に響く退屈な街角 賑わう通り立ちつくしひとり そわそわする
恋人に会えないある日に、主人公の耳に突然恋人の声が響いた。
まさに"君"のHadou(波動)が主人公に届いた瞬間である。
主人公は突然響いた主人公の声を聴いて、会いに行きたくなるのだ。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ああ…会いに行こう ああ…そこはどこなの
居場所がわからなくても恋人に会いたい主人公。
君の声というHadou(波動)がまるで主人公に魔法をかけているようだ。
しかし、意外と主人公は冷静でもある。
次の引用した歌詞を見てほしい。
誰ひとり待ってはいない
突然響いた恋人の声。
しかしそれはおそらく幻聴のようなものであるはず。
だからこそ、主人公が会いに行こうとしても、恋人は待っているとは限らないのである。
ただこんな主人公の君への想いが次曲「絶対(的)」によって爆発していくのだ。
>>>何で"(的)"なの!?「絶対(的)」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
アルバムタイトル『Hadou』に合った内容
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まとめ
この曲の内容を知ると、なぜ稲葉が4thアルバムのタイトルを『Hadou』と名付けたのかも頷ける。
この主人公はHodouによって魔法をかけられたかのように君に会いたくなっている。
そこで、この主人公をこのアルバムの聴き手に置換えてみる。
「聴き手がこのアルバムを聴くことで、魔法にかけられたかのように興奮した気持ちになってほしい」という稲葉の想いが伝わるはずだ。
ひとこと
稲葉のHadouを感じたい笑