収録アルバム『マグマ』の中では最もキャッチャーで、唯一シングルでも違和感ない曲だと思う。内容は恋愛の本質に気づいた主人公が、恋人に対して本当の自分自身をさらけだせる関係になろうと主張したものである。
この記事の概要
- 「愛なき道」のみんなの評価は?
- 「愛なき道」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロアルバム『マグマ』の14曲目「愛なき道」
そもそも「愛なき道」って?
稲葉浩志が初のソロ名義で1997年に発売した『マグマ』というアルバムに収録されている。
マイナーな曲が多い『マグマ』の中では最もキャッチー。
そのため比較的評価はよい。
ただあくまで『マグマ』の中ではキャッチーなのであって、シングルにするとあまりインパクトはないかなぁという感じ。
ひとこと
"比較的"キャッチーね。。。
「愛なき道」のみんなの評価は?
ひとこと
前向きな曲ととらえた人が多い
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ここからは管理人の「愛なき道」独自解釈!
【愛なき道/歌詞解釈①】恋愛は騙しあいのゲーム
恋愛とはいかに相手をだますかのゲーム。
恋人と長くいればいるほど、お互いの嫌なとこが見えてしまう。
だからこそ、自分を良く見せるよう相手をだましていかないと長く続くことは難しいのだ。
そんな恋愛の本質に主人公は気づく。
冒頭には"愛という名のルール"という歌詞がでてくる。
この歌詞が「愛なき道」の重要な箇所である。
つまり、主人公は"愛"を"相手に自分を良く見せなければいけないというルール"と考えているのだ。
ひとこと
愛=自分を良く見せなければいけないルール
【愛なき道/歌詞解釈②】主人公のせきらら告白
1番の歌詞では主人公の今までの恋人への態度をせきららに告白している。
例えば、恋人に嘘はつかないでいたけれど、本当は嘘をつかないですむ話をしていただけと仰天告白をしたりする。
次の引用した歌詞を見てほしい。
愛が先なのか罪が先なの知らないけれど
なぜ恋人に対して自分じゃない自分を演じてしまうのだろうか。
それは恋人を愛するがゆえだ。
しかし、ここの歌詞を見ると恋人に対して"愛"と"罪"が主人公の心にあることがわかる。
この罪とは何を意味しているのだろうか。
きっと罪とは主人公の過去の浮気を意味しているのだろう。
つまり、彼女を裏切ってしまったという罪悪感か、それとも愛なのか。
どっちが自分を良く見せる理由になっているのか主人公はわからないのだ。
ひとこと
浮気するな。。。
【愛なき道/歌詞解釈③】この曲はある意味プロポーズソングでもある!?
さて、主人公は愛のない道を突き進むことを誓う。
愛のない道とは、恋人のいない孤独な人生を表していると勘違いしてしまうが、実はそういう意味ではない。
その根拠の1つが"もうひとりじゃない"という歌詞がでてくるということ。
前述したが、この曲の冒頭で"愛という名のルール"という歌詞がある。
つまり"愛なき道"を具体的に表すと相手に自分を良く見せようとはしない、つまり、本当の自分をさらけだす人生となるのである。
"もうひとりじゃない"という歌詞はこれまではひとりだったと解釈もできる。
しかしこれは良く見せようと自分をつくってきた主人公は、ある意味幻だということを意味してる。
幻と付き合っていたら結局ひとりに変わりはないのだ。
本当のありのままの自分と付き合うことでひとりじゃなくなる。
この曲は「これからはあるがままの自分でお互い向き合っていこう」という、いわばプロポーズソングなのかもしれない。
ひとこと
けっこう深い内容だ
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まとめ
爽やかな曲調だけれど内容は深い。
正直、『マグマ』にこの曲は合わないような気もする。
だけれどこういう爽やかな曲がないとさすがにまずいから仕方ないか。。。
ひとこと
『マグマ』の中では爽やかすぎる