みなさんは「Soul Station」という曲をご存知だろうか。名曲とあまた評されるこの曲をまだ聴いていない人は損だ。ぜひ何十回、何百回と聴いてほしい。それくらい味わい深い名曲。
この記事の概要
- 「Soul Station」のみんなの評価は?
- 「Soul Station」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロアルバム『マグマ』の6曲目「Soul Station」
そもそも「Soul Station」って?
稲葉浩志が初のソロ名義で1997年に発売した『マグマ』というアルバムに収録されている。
オルガンソロから始まり、なんとも言えない気だるさが聴き手を襲う。
演奏時間6分34秒とかなり長いので、もはや聴き手自身も気だるくなって聴き終えてしまうはずだ。
ポイント
気だるさが逆に良い
「Soul Station」のみんなの評価は?
ひとこと
もっぱら詞の評判が良い
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ここからは管理人の「Soul Station」の独自解釈!
【Soul Station/歌詞解釈①】とてもズッシリする1曲
直訳すると「魂の駅」。
歌詞を見てみると、冷えきった恋人との関係に落ち込んでる主人公を想像できる。
収録アルバム『マグマ』のなかでは最も長いこの曲。
この曲を聴きおえると、重たい内容で、また長さもあいまって精神的にとてもズッシリする(^_^;)。
ひとこと
「魂の駅」って、ちょっとださいような。。。
【Soul Station/歌詞解釈②】いよいよ新しい駅へと向かう時
人生には様々な状況が訪れる。
この曲はそんな人生のあらゆる状況をStation、つまり駅と表現している。
主人公がとどまっている駅は彼女に依存した、いわば暮らしやすい最高の駅であった。
しかし、そんな甘い生活も永遠には続かない。
彼女が愛想をつかすときがきてしまったのである。
まあ、歌詞を見れば彼女が愛想をつかすのも当然だということがわかる。
次の2つの引用した歌詞を見てほしい。
なんてくだらない世界にいるんだろう 君に甘えたままで
なんてくだらない世界にいるんだろう 君をだいなしにしてまで
くだらない世界にしてしまうほどに主人公は彼女に依存しきっていた。
そんな彼女をだいなしにしてしまい、いよいよふたりの関係に終わりを迎える。
お互いに新しい駅へと向かうときがきたのである。
残念ながら、彼女は次の駅がもう決まっている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
あたらしい人を知ったと君は言い放ち
彼女には新しい恋人ができており、そんな恋人が待つ駅へと向かうのである。
一方で主人公は次の駅が決まっていない。
彼女に依存しきった結果、自分の未来があいまいになってしまったのだろう。
ひとこと
誰かに依存した生活は良くないかも
【Soul Station/歌詞解釈③】ゴールが見えない、主人公の現状
歌詞に"ゴールの見えない道"という言葉がでてくる。
このことから、主人公には目標があったことがわかる。
それらを達成するために彼女も献身的にサポートしてたはず。
しかし、なかなか達成(ゴール)することができない主人公。
映画のようなドラマチックな展開なんてない、非常にリアルな内容である。
ひとこと
残酷な現実。。。
【Soul Station/歌詞解釈④】機会はいつだって訪れるが、乗るかは自分次第・・・
ちなみに、この曲の主な舞台は主人公の彼女の家であり、近くに駅があることが歌詞から想像できる。
それにより、駅の様子や電車の音などの細かな様子が描かれている。
また、それらが人生の様々な状況(駅)へのダブルミーニングになっているのだ。
次の引用した歌詞を見てほしい。
今日もだれかが去りだれかがやって来る
だれも乗らない電車の音だけが聞こえる
誰だって人生は「このまま」でいいことなんてないはず。
なにかしらの願望があり、それに向かって試行錯誤しながらも進んでいかなければならない。
"だれかが去りだれかがやって来る"という表現はまさに駅の様子であるり、人生の状況(駅)のことをあらわしている。
彼女も新しい恋人と暮らすという願望のために、去っていく。
さて2つ目の引用した歌詞"だれも乗らない電車"という表現は何をあらわしているのだろうか。
主人公は彼女に見捨てられ、あげくのはてには自分の未来があいまいである。
そのため、次に向かう駅が決まっていない。
次の駅へと向かう電車はいつだって今いる駅にとまってくれる。
ここでの電車とは次の状況(駅)へと進むための機会をあらわしている。
電車(機会)はいつも横切るが、それに乗るのは自分次第。
主人公はそんな電車(機会)に乗ろうとせず、見過ごしている。
なぜならば、自分のすべきことがわからないからだ。
だから"だれも乗らない電車"なのである。
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ひとこと
多くの機会に乗りたい
まとめ
この曲は長いので歌詞も多く比較的わかりやすい。
非常に重たい曲ではあるが、味わい深い曲でもある。
ただ気力がガリガリ削られてしまう可能性もあるので注意。
ひとこと
落ちこんだ時には聴きたくない