セントラルパークとは、アメリカのニューヨーク市にある大きい公園のこと。つまり、この曲の舞台はアメリカ(海外)である。母国じゃないという寂しさ、12月という寒さ、そして恋人がいないという切なさが絶妙に混じり合った1曲になっている。
この記事の概要
- 「十二月のセントラルパークブルース」のみんなの評価は?
- 「十二月のセントラルパークブルース」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/9thアルバム『Q』の7曲目「十二月のセントラルパークブルース」
そもそも「十二月のセントラルパークブルース」って?
Mr.Childrenが2000年9月27日に発売した9thアルバム『Q』に収録されている。
母国じゃないという寂しさ、12月という寒さ、そして恋人がいないという切なさの3つが混じり合った不思議な1曲。
また、桜井のろれつの回らないような歌い方が主人公の無気力さをあらわしている。
この歌い方は次曲「友とコーヒーと嘘と胃袋」にも継承されている。
>>>脈絡のない会話劇「友とコーヒーと嘘と胃袋」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ヘビーなギターサウンドが終始鳴っているのでロックな曲に仕上がりそうだが、なぜかポップな曲に聞こえてしまうという不思議。
マイナーな曲調だが、『Q』らしい不思議な1曲なので何回聴いても飽きない。
ひとこと
なんか不思議な歌
「十二月のセントラルパークブルース」のみんなの評価は?
ひとこと
たしかにこの曲についていける人少ないだろうな。。。
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ここからは管理人の「十二月のセントラルパークブルース」独自解釈!
【十二月のセントラルパークブルース/歌詞解釈①】独り身、ダコタハウス前を歩く。
主人公は一人でセントラルパーク、つまりアメリカにいる。
なぜ主人公は一人で海外旅行しているのだろうか。
恋人と別れたため、気分転換のつもりなのかもしれない。
ただ、その海外旅行が失恋の傷をより深めているというところが面白い(笑)。
まずは冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
ダコタハウスの前の道で恋人達とすれ違う 僕はコートの襟をたてて あぁ 君に抱きしめて欲しい
"ダコタハウス"とはセントラルパークから徒歩数分の有名な高級集合住宅のこと。
そこをおそらく観光したいがために主人公は歩いていた。
すれ違うたくさんの恋人達。
恋人と別れ、独り身の主人公にとっては羨ましい・・・と思わざるを得ないだろう(^_^;)。
しかも、アメリカのカップルは人前でも平気でイチャイチャしてそうなイメージがある。
そんな状況にいたら、なおさら独り身が切なくなってしまうはず。
さらにさらに、12月という寒い月。
主人公はただコートの襟を立て、別れた恋人を思い出すしかなかったのだ・・・。
ひとこと
つらい海外旅行。。。
【十二月のセントラルパークブルース/歌詞解釈②】いろんな出来事が主人公を襲う
2番の歌詞はなかなか面白い(笑)。
ベトナム料理店に訪れた際、店員の女の子が別れた恋人に似ていたため、いつまでも恋人を思い出してしまっている主人公が描かれているのだ。
こんなんじゃ海外旅行は楽しめないと思う(笑)。
また、宗教かぶれが主人公にあることを問いかけてくるという、ちょっと恐い出来事まで描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
「Hey あなたは幸せですか?」「幸せですとも」と嘘ぶきながら
なんで宗教かぶれはこんな質問を主人公に問いかけるのだろう・・・。
主人公が幸せそうに見えなくて、心配だったからだろうか。
「見ず知らずのお前に正直に答えるわけないだろ!」と主人公はイライラしたと思う(笑)。
ひとこと
ヘンテコな内容だなー笑
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まとめ
せっかくの海外旅行なのに、あまり良い体験をしていない主人公。
しかし、ラストの歌詞を見ると何だかんだで楽しんでいることがわかる。
人恋しの海外 もどかしくて変だ 好きだ なのに雪だ だけど 好きだ
12月のセントラルパーク、別れた恋人を思い出すし、宗教かぶれが絡んでくるし、もう最悪だ。
でも"好きだ"と言っているので、いつもとは違う風景や人達によって主人公は海外旅行を楽しめているのだ。
めでたしめでたし(^^)/。
ひとこと
『Q』らしい不思議な1曲
「十二月のセントラルパークブルース」の評価
5点満点中3点
まさに12月のセントラルパークで聴きたい(笑)