前曲「CENTER OF UNIVERSE」から曲間なく始まる1曲。
>>>"急加速"がたまらない「CENTER OF UNIVERSE」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
曲調は前曲ほどインパクトがなく、マイナーである。しかし、収録アルバム『Q』の世界観を表現したようなユニークな歌詞になっているので、面白みがある1曲に仕上がっている。
この記事の概要
- 「その向こうへ行こう」のみんなの評価は?
- 「その向こうへ行こう」とは一体どういう曲なのか?
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9thアルバム『Q』の2曲目「その向こうへ行こう」
そもそも「その向こうへ行こう」って?
Mr.Childrenが2000年9月27日に発売した9thアルバム『Q』に収録されている。
前曲「CENTER OF UNIVERSE」から一転して、マイナーでテンポの悪い1曲。
>>>"急加速"がたまらない「CENTER OF UNIVERSE」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
演奏時間がおよそ6分もあるため、長ったらしい印象を受けるのは否めない。
個人的には前曲が良すぎたから、この曲はより耳になじめない。
ただ漫画の「バガボンド」をテーマにして制作されたらしいので、バガボンドファンは楽しめるかも。
ちなみに、作曲のクレジットがMr.Childrenになっている珍しい1曲でもある。
この表記は初めてであり、収録アルバム『Q』においては、この曲と10曲目「Everything is made from a dream」のみ。
>>>"夢"は"良いもの"ではない!?「Everything is made from a dream」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
『Q』の製作体制がいかに今までとは違うのかがうかがえる表記だ。
「CENTER OF UNIVERSE」と同じ内容!?
ちなみに、この曲は前曲「CENTER OF UNIVERSE」と内容がほとんど同じ(だから曲間なく始まるようにしたのか)。
ポジティブで背中を押してくれる内容であり、前曲の"総ては捕らえ方次第"という考え方を再び伝えた1曲となっている。
タイトルの「その向こうへ行こう」の意味は、夢を掴んだら終わりじゃなくて、さらにその先まで目指そうという熱いメッセージである。
ひとこと
「CENTER OF UNIVERSE」が良すぎたからなぁ。。。
「その向こうへ行こう」のみんなの評価は?
ひとこと
独特なテンポ
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ここからは管理人の「その向こうへ行こう」独自解釈!
【その向こうへ行こう/歌詞解釈①】サラミをフランクフルトに変えよう
1番の歌詞では、ポジティブ思考な主人公の様子が描かれている。
また、独特な表現が多いので面白いはず。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ちぢみあがった魂 ひなびたベイビーサラミ もう一度フランクフルトへ
この歌詞を初めて見たとき「桜井天才過ぎ!」と思った(笑)。
こんな独特な表現を思いつく人はなかなかいないと思う。
失敗したり壁にぶち当たると、魂はちぢみあがってしまう。
そんな状況を"サラミ"という肉を乾燥させたおつまみに例えているのだ。
そして、赤ちゃんのような小さいサラミ、そんな魂を再びでっかい"フランクフルト"にさせようというメッセージが込められている。
なんて独特で天才的な表現なんだろうか。
また、次の引用した歌詞を見てほしい。
不可能は辞書にない そうさ僕はまだちゃんと本気だしてないだけ
あのナポレオン・ボナパルトの名言「我輩の辞書に不可能という文字はない」からの引用である。
どれだけ挫折しそうになっても、主人公にはまだ"本気だしてない精神"があるから大丈夫なのだ。
このような、いつまでも失敗を引きずらない発想は大事だと思う。
ひとこと
サラミからフランクフルト。。。天才的な表現だ笑
【その向こうへ行こう/歌詞解釈②】嘘くさい情報でも楽しもう
2番の歌詞からは、少し不安や憂いを含んだ内容になっている。
このような構成も前曲「CENTER OF UNIVERSE」にとても似ている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
腰をくねる女のよがり声が世慣れたフェイクでも 白けて萎えるようなロマンチストではこの先生きてゆけぬぞ
今現在、インターネットの普及により世の中は情報に満ちあふれている。
その中で、この歌詞は情報を単純に鵜呑みしてはいけないゾ!という警告メッセージを送っているのだ。
そしてさらに、そんな嘘くさい情報でも嫌な顔することなく適度に楽しもう!という警告の一歩先を行ったメッセージでもあるのだ。
たしかに、適度に楽しまないと息苦しくなるからね。
前曲もそうだが、単なる現代社会の皮肉ではなく、どのように生きていけば良いのかという答えまで提示しているのが素晴らしい。
ひとこと
楽しみながら生きていこー
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まとめ
面白い表現が多数登場する1曲なので、歌詞だけ見ると良い。
でもこの独特なテンポが個人的にはダメダメ。
もっとキャッチーな曲調にしてほしかった。
ただ、こういう変な曲があるからこそ収録アルバム『Q』がある意味ミスチル史の中でも存在感を強くしているので、必要な1曲だとは思う。
ひとこと
前曲との落差がひどい
「その向こうへ行こう」の評価
5点満点中2点
テンポがあまり受け付けられない…