【ミスチル】"あの曲"の前日談を描いた1曲！？「BLUE」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

ジャズチックで切ないメロディーの1曲。全然有名じゃないけれど、個人的にはけっこう好き。夜のドライブにこの曲を流したら最高のムードになること間違いなし。

ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』の3曲目「BLUE」

そもそも「BLUE」って？

Mr.Childrenが1992年12月1日に発売した2ndアルバム『Kind of Love』に収録されている。

ジャズチックなメロディーがどことなく切なさを感じて、味わい深い。

内容は今も元彼のことを思ってしまう恋人に嘆いている主人公の物語。

まさにタイトルのとおり主人公は「BLUE」な気持ちを抱いている。

私も含め、男性の方がこの曲を聴いたら、主人公に同情し「女心って難しいなあ」と思うだろう。

逆に女性の方が聴いたら、主人公の恋人に共感するかもしれない。

「BLUE」のみんなの評価は？

鈴木さん

この歌を嫌いという人が多いけど、いい歌だと思う。やっぱり初期の傾向あり。またーりしててイイ！！

ちょっと恥ずかしいくらいの初々しさ。水が滴るようなウェットな空気感。

山田さん

佐藤さん

しっとり感がたまらない。

『kind of love』には虹の彼方へや抱きしめたいをはじめとする、初期の名曲が多く収録されているのでこの曲は影が薄い。ただ完成度は並みかそれ以上で、ジャズを取り入れた試みは功を奏している。

木村さん

北野さん

インパクトはそれこそないものの、後から来る余韻がこの曲の醍醐味

ここからは管理人の「BLUE」独自解釈！

【BLUE/歌詞解釈①】まだ元彼を思い続ける恋人･･･

1番の歌詞では、待ち合わせに向かう車中で、主人公が恋人を喜ばすために一生懸命彼女の好きな曲を探すというかわいいエピソードが語られる。

しかし、そんな主人公の努力をよそに、恋人は今も元彼を思い続けている。

次の引用した歌詞を見てほしい。

隠しきれないその胸の中今も誰かを待ち続けているけど怒る資格も今の僕にはないの？

この歌詞の"誰か"とは元彼のことである。

主人公の切ない心情がひしひしと伝わる。

私はこの恋人に「元彼のことをまだ思ってしまうのは仕方ないけど、それを態度に出さないでください！！」と言いたい。

【BLUE/歌詞解釈②】ブルーな気持ちになってもかまわない

さて、2番の歌詞でも切ないエピソードが語られる。

友達に恋人を自慢したい主人公。

しかし、恋人はそんな主人公の願いをいつも笑顔でかわす。

男の私には、この理由がなぜだかわからない。

女性の方ならなぜ恋人がこのような行動をするのかがわかるかもしれない。

しかし、主人公は素っ気ない態度をとられても、別れようとはしない。

次の引用した歌詞を見てほしい。

いつも遠くで君を見ていたから簡単には諦められずにいるよ

片思いだったが、やっとの思いで恋人になれたのだ。

だから、主人公は別れることはしない。

というか、できない。

つまり、主人公の現状は八方ふさがりだ。

別れればつらいし、別れなくても、恋人に素っ気ない態度をとられてつらい。

しかし、主人公はそんな状況でもかまわないことがラストでわかる。

次の引用した歌詞を見てほしい。

今日もBLUE それでもいいさ

やっぱり、主人公は恋人のことがほんとに好きなんだとわかる。

ブルーな気持ちになってもかまわないのだ。

【BLUE/歌詞解釈③】2ndシングル「抱きしめたい」に繋がる物語！？

ちなみに、この曲の内容は2ndシングル「抱きしめたい」と非常に似ている。

>>>ファンからの人気が高い名曲「抱きしめたい」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

「抱きしめたい」にも、恋人が終わった恋に傷ついてるという歌詞があり、いかにもこの曲に登場する元彼を忘れられない恋人と類似している。

収録アルバム『Kind of Love』ではこの曲が3曲目で「抱きしめたい」が4曲目。

このことから、この2曲で1つの物語になるものだと私は思う。

ぜひ2曲たて続けに聴いてみてほしい。

まとめ

影が薄くなりがちな1曲であることに間違いはない。

ただ、このジャズのメロディーと主人公のブルーな気持ちが絶妙に合っているため普通に良い曲だと私は思う。

2ndアルバム『Kind of Love』

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