6分を越える曲で、収録アルバム『Kind of Love』では最長である。(I〜II)とあるように、2部構成となっている。
この記事の概要
- 「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」のみんなの評価は?
- 「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』の10曲目「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」
そもそも「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」って?
Mr.Childrenが1992年12月1日に発売した2ndアルバム『Kind of Love』に収録されている。
2部構成になっており、『Kind of Love』の中では6分8秒と最長の演奏時間。
ただほとんどが1部であり、6分のうちの約1分30秒くらいが2部である。
ノスタルジーに浸れる1曲で、個人的にはかなり好き。
あまり有名ではないけれど、一度は聴いてみてほしい。
この曲を題材にした幻のライブがあった!?
ちなみに、1994年1月にはこの曲を題材にしたライブ『'94 Special Concert』が3日間限定で開催された。
『'94 Special Concert』は「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」と同じく2部構成になっている。
1部はアコースティック、2部はバンドスタイルになっていた。
このライブは今現在映像化されていないため幻のライブになっている。
ひとこと
どういうライブだったんだろう。。。
「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」のみんなの評価は?
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ひとこと
あの頃が、よみがえります。。。
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ここからは管理人の「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」独自解釈!
【ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)/歌詞解釈①】なんでも噂になりがちな学生時代(笑)
内容は主人公が十代の頃を思い出してノスタルジーにかられるというもの。
主人公が部屋を片付けているときに懐かしい"想い出達"が出てきたというところから物語は始まる。
1番の歌詞では学生時代の思い出がよみがえり、主人公の甘酸っぱい青春のエピソードが語られる。
次の引用した歌詞を見てほしい。
あの娘のそばでいつもふざけてばかりいた放課後
みんなの噂になって上手く話せなくなった
この歌詞は共感する人が少なからずいるのではないだろうか。
放課後に友達の女の子とただふざけて遊んでいた。
学生の頃はこういう男女の関係にけっこう敏感で、ただの友達だとしても「付き合ってるんじゃないか?」と噂になりがちである(笑)
主人公もやはり噂になってしまう。
噂になってしまうと、どこか気恥ずかしくなる(^_^;)。
そうなると、あまり素直に話せなくなってしまのだ。
そんな甘酸っぱくて思春期らしいエピソードを思い出した主人公であった。
ひとこと
本当になんでも噂になりがちだ
【ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)/歌詞解釈②】流行っていたあの曲も、今では過去のもの・・・
2番の歌詞では1番の歌詞の中で言及された"想い出達"の中の1つについて語られる。
その1つとは"レコード"である。
次の引用した歌詞を見てほしい。
誰かが忘れていった埃をかぶってる68Gunsすりきれて針がはねては同じフレーズを繰り返してるよ
この歌詞の"68Guns"とは洋楽バンドThe Alarmの曲。
その曲が発売されたのが1983年。
桜井の年齢を考えると、1983年は13歳。
まさに青春時代である。
そんな68Gunsのレコードがすりきれて、同じフレーズを繰り返している。
当時はきっと主人公にとって流行りの曲だったのだろう。
しかし、今ではそんな曲も埃をかぶった過去のものである。
ノスタルジックで切ないが、共感できる歌詞である。
ひとこと
"流行りもの"もいつかは"過去のもの"になる
【ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)/歌詞解釈③】合理的な主人公
ティーンエイジ・ドリーム(十代の頃の夢)はみなさんにもあったはず。
しかし、それを叶えた人はごく少数であろう。
社会の現実をまだ知らなかったから、十代の頃は大きな夢をもっていたはず。
次の引用した歌詞を見てほしい。
もうあの時は戻らないから新しい夢を抱きしめていよう
あの頃の思い出は大切。
それに対して、あの頃の夢は現実的に考えると、叶えることはできない。
捨てるべきものは捨て、残すものは残す。
主人公はとても合理的なのかもしれない。
ひとこと
ここまでが1部の内容
【ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)/歌詞解釈④】狂ってしまった主人公!?
さて、2部になるとちょっとだけ雰囲気が変わる。
なぜならば、桜井の声が加工されており、歌詞が全てカタカナなのである。
1部のほのぼのとあの頃を思い出している主人公とは打って変わり、欲望全開の主人公が描かれている(^_^;)。
例えば、次の引用した歌詞を見てほしい。
コノテデセカイヲウゴカシテ イチニチジュウワラッテイタイ(この手で世界を動かして 一日中笑っていたい)
狂ってしまったのだろうか。
このように、主人公の叶いそうもない夢が全部で5回歌われるのである。
主人公はノスタルジーにひたっているうちに現状に対する不満が爆発してしまったのだ。
ひとこと
過去を思い出すと、現状に不満を感じる。。。
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まとめ
ノスタルジーに浸ることで生まれる甘酸っぱくて切ないポジティブな感情(1部)と現状がより悪く見えてしまうというネガティブな感情(2部)を表した傑作。
ライブでも全然歌われることがなく影がかなり薄い1曲だけれど、本当に傑作だと思うのでぜひ聴いてみてほしい。
ひとこと
ノスタルジーに浸りたい人はぜひ。。。
「ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)」の評価
5点満点中5点
ノスタル溢れる名曲