収録アルバム『DISCOVERY』の中では唯一の社会風刺ソング。ヘビーなサウンドと桜井のキレッキレの歌声がマッチしており、ロック色の強い1曲に仕上がっている。
この記事の概要
- 「アンダーシャツ」のみんなの評価は?
- 「アンダーシャツ」とは一体どういう曲なのか?
スポンサーリンク
ミスチル/7thアルバム『DISCOVERY』の4曲目「アンダーシャツ」
そもそも「アンダーシャツ」って?
Mr.Childrenが1999年2月3日に発売した7thアルバム『DISCOVERY』に収録されている。
ヘビーなサウンドと桜井のキレッキレの歌声がマッチした、ヘビーな社会風刺ソング。
演奏時間が5分26秒と比較的長いうえにキャッチーでもないので、繰り返し聴こうとは思えない。
収録アルバム『DISCOVERY』では、この曲の後に「ニシエヒガシエ」というこれまたマニアックな曲調のロックソングが控えてるため、立て続けに聴くと脳内が壊される(笑)。
>>ブレイク期が過ぎてしまった原因に!?「ニシエヒガシエ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
ガヤガヤしてるから疲れる。。。
「アンダーシャツ」のみんなの評価は?
ひとこと
『DISCOVERY』の世界観にあったヘビーな演奏
スポンサーリンク
ここからは管理人の「アンダーシャツ」独自解釈!
【アンダーシャツ/歌詞解釈①】「アンダーシャツ」の意味とは?
我が国日本に対しての批判が歌われた1曲で、歌詞はどこかナイフのような切れ味がある。
また、6thアルバム『BOLERO』の収録曲「タイムマシーンに乗って」と内容が酷似。
>>>"楽しい"社会風刺ソング!?「タイムマシーンに乗って」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
そのため「タイムマシーンに乗って」の二番煎じ感が否めない(^_^;)。
タイトルの「アンダーシャツ」とは"下着用のシャツ"のこと。
なぜこのようなタイトルにしたのだろうか。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
心はいつでも真っ白なアンダーシャツ
世の中には偏った思想がたくさん存在する。
そんな中で、主人公はいつだって偏った思想には染まらないという信念を"真っ白なアンダーシャツ"と例えているのだ。
ただ、これは良い意味でとらえることができるが、悪い意味でもとらえられる。
つまり、世の中で起こるあらゆる出来事において、自分は関係ないという興味の薄さを"真っ白で汚れのないアンダーシャツ"と自虐的に例えているという解釈もできるのだ。
結局タイトルの「アンダーシャツ」とは表裏一体の意味を持っているのである。
ひとこと
アンダーシャツ、意外と深い意味がある
【アンダーシャツ/歌詞解釈②】若者達の夢はあまりにも非現実的!?
1番の歌詞では、世界では戦争やテロが勃発している国があるにもかかわらず、日本は平和で良いね~という皮肉が歌われている。
特に、桜井の考えがよく分かる歌詞が登場するのでそちらを引用してみた。
練りに練られたカリキュラムにそって若年寄はトレンド志向の強い Dream
"練りに練られたカリキュラム"によって教育される若者たち。
彼らの夢は俳優、歌手、ダンサーといったトレンド志向の強いものばかり。
結局のところ、若者たちは勉強とは縁のない(と思われがちな)職種を夢見るため、"練りに練られたカリキュラム"は失敗しているのでは?というメッセージが込められているのだ。
桜井は教育のあり方についての批判をよく歌詞にいれている(「タイムマシーンに乗って」や「So Let's Get Truth」など)
>>>"楽しい"社会風刺ソング!?「タイムマシーンに乗って」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
>>>社会に対する静かな怒りが。。。「So Let's Get Truth」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
つまり、教育のあり方に興味がある桜井は子ども好きという解釈ができる(笑)。
ひとこと
子ども好きな桜井
【アンダーシャツ/歌詞解釈③】殺伐とした世の中だ・・・
2番の歌詞では、身近な存在・遠い存在という2つの対象をまとめて批判している。
まずは身近な存在についての批判。
次の引用した歌詞を見てほしい。
金縛りにあい涙をためても 隣の女の態度は他人行儀
金縛りにかかり恐くなっちゃった主人公(笑)。
しかし、"隣の女"は見向きもせず。
昨今の近所との関わりが薄くなった世の中への皮肉にも聞こえる歌詞だ。
そして、次は遠い存在についての批判。
次の引用した歌詞を見てほしい。
テレビをつければバブルがはじけて 私腹を肥やして捕まる参議院議員
もうこの歌詞は直接的過ぎてで解釈のしようがない(^_^;)。
政治家が捕まったりすると、やっぱり国民は怒らざるを得ない。
身近な存在とは関係が薄く、遠い存在は怒りの対象となる、そんな殺伐とした世の中を躊躇なく表現している。
いろいろな事が起こる世の中で、私たちは無関心な"真っ白なアンダーシャツ"のままでいいのだろうか。
そんな疑問を突きつける社会風刺ソングなのだ。
ひとこと
殺伐とした世の中をどうにか生きる
スポンサーリンク
まとめ
こういう社会風刺ソングは、正直もうやめてくれ!という感じ。
個人的には捨て曲だし、ヘビーな演奏が耳に刺ささる感じがして疲れてしまう。
ひとこと
この曲を好きな人は少ないと思う
「アンダーシャツ」の評価
5点満点中1点
疲れる…