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74万枚を売り上げたヒットシングル。ミスチルお得意のコテコテバラードになっており、桜井曰く「最高のラブソング」。たしかにイントロから名曲感漂っている。
この記事の概要
- 「しるし」のみんなの評価は?
- 「しるし」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/29thシングル「しるし」
そもそも「しるし」って?
Mr.Childrenが2006年11月15日に発売した29thシングル。
前作「箒星」からおよそ4ヶ月ぶりという、比較的早いスパンでの発売となった。
>>>"ある理由"で影が薄くなってしまったシングル!?「箒星」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
前作の売上が振るわなかったためなのか、本作はプロモーションを積極的に行っていた。
さらに「14才の母」という賛否両論を巻き起こしたドラマの主題歌になっている。
ちなみに、「14才の母」は2006年度の「子供に見せたくない番組ランキング」で2位を獲得してしまうほどのドラマだった。
そんなドラマの主題歌という話題性、積極的なプロモーション、そしてミスチルお得意のコテコテバラードという様々な要因が重なった結果、74万枚を超えるヒットを記録。
前作から30万枚以上の売上増加となった。
また、「ミュージックステーション」における2006年度の年間ランキングでは2位を獲得。
前作の売り上げ不振を吹き飛ばすヒットシングルとなった。
名曲だけど、何回も聴くのはちょっと・・・
演奏時間が7分以上もある1曲。
イントロから「お、名曲だ」と思えるほどの完成度。
「抱きしめたい」や「Sign」が好きな人は絶対にこの曲を好きになるはず。
>>>ファンからの人気が高い名曲「抱きしめたい」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
>>>"第2次ブレイク期"を告げたシングル!?「Sign」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ただ、あまりにもコテコテバラードなので嫌いな人はほんとに嫌いな1曲になるかもしれない。
私は初めてこの曲を聴いたとき「すげー名曲だ!!」と思い何回も聴いていたけれど、すぐに飽きてしまいまったく聴かなくなった。
良い曲ではあるけれど、さすがに7分以上のコテコテバラードは正直きつい。
ひとこと
もうちょっと短くしてくれたらなぁ。。。
「しるし」のみんなの評価は?
ひとこと
涙腺を刺激された人が多いね。。。!
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ここからは管理人の「しるし」独自解釈!
【しるし/歌詞解釈①】不安定さが2人の「しるし」
この曲の"僕"と"君"の関係は、恋人同士ではあるけれど、結婚を考えた真面目な関係だ。
同じ時を過ごしていれば、楽しい事だけじゃなく、悲しい事もある。
だから、精神的に不安定になってしまう。
だけれど、そんな不安定さこそが2人の「しるし」。
ようするに、楽しい事ばかりじゃないから絆は強くなるのだ。
ひとこと
楽しいだけじゃダメ
【しるし/歌詞解釈②】"心の声"が届けば、愛をより深まる。
1番の歌詞は、2人の愛しあっている様子を描いている。
愛しあっている様子は生々しいけれど、この曲はすごく遠回しに描いているので全然生々しくない。
次の引用した歌詞を見てほしい。
最初からこうなることが決まっていたみたいに 違うテンポで刻む鼓動を違いが聴いてる
まるで2人は生まれたときから出会う運命にあったかのように、お互いの鼓動がテンポを刻んでいる。
抱きしめながら愛を感じているのだ。
こんなとき、言葉は必要ない。
"心の声"が相手に届くことができれば、愛はより深まるはず。
次の引用した歌詞を見てほしい。
左脳に書いた手紙 ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる
この歌詞は秀逸だと思う。
"左脳に書いた手紙"というのは、"頭の中で相手に言おうと考えていた言葉"のこと。
好きだよとか愛してるよなど、主人公は愛の言葉を考えていたのだろうか。
しかし、そんな言葉を主人公は言うことなく捨てる。
なぜなら"心の声"が相手に届くのを願っているからだ。
ひとこと
言葉がなくても伝わる
【しるし/歌詞解釈③】真面目過ぎる恋。
2番の歌詞では、いつの間にか恋人に対する愛情が深くなりすぎてしまった主人公が描かれている。
つまり、この人と結婚したい!と思うようになったのだ。
こう思ってしまうと、気軽に付き合うことが難しくなる。
次の引用した歌詞を見てほしい。
面倒くさいって思うくらいに真面目に向き合っていた 軽はずみだった自分をうらやましくなるほどに
"軽はずみ"な恋愛をうらやましく思うほど、真面目に、そして結婚を視野にいれた恋愛を主人公たちはしているのだ。
ひとこと
大人向けの高尚なラブソング
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まとめ
この曲は男性よりも女性の方が考えさせられる内容になっていると思う。
キャッチーな曲調に加え、涙腺を刺激する歌詞なので、すぐさま耳に馴染むことだろう。
桜井曰く「最高のラブソング」なので、成熟したミスチルが送る最高のラブソングだ。
ベストアルバム『Mr.Children 2005-2010 〈macro〉』
「しるし」の評価
5点満点中3.5点
良い曲ではあるのだけれど、7分以上あるので、私を含めて飽きる人が結構いると思う(^_^;)