出典:https://www.amazon.co.jp
2010年12月1日発売。前作『SUPERMARKET FANTASY』からおよそ2年ぶりのオリジナルアルバムである。
>>>"作為的"な聴きやすさ!?15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』【アルバムレビュー】
1年以上CD化されなかった配信限定シングル「fanfare」、NTT東日本・NTT西日本CMソング「365日」を含む全12曲を収録。また、なんと言っても本作はプロモーションをあえて行わないというミスチル初の試みを行った(ただ発売前にラジオではオンエア解禁されていた曲もある)。そのため、発売前日まではタイトルはおろか収録曲さえも明かされなかった。これはかなり攻めの姿勢で、ミスチルという国民的バンドでなければできない試みだ。プロモーションを行わなかったせいか、累計売上は76万枚と、9thアルバム『Q』以来10年ぶりにミリオン割れ。
>>>発売当時は不評だった!?独特な世界観の9thアルバム『Q』【アルバムレビュー】
ただ、CDが本格的に売れなくなった時期でもあったので、76万枚はまぁまぁ売れた方なのかなと思う。実際2010年度のオリコンアルバムチャートで本作は5位。久々に攻めのアルバムなので、新規ファンよりコアなファンに受ける作品だろう(^^)/。
この記事の概要
- 『SENSE』のみんなの評価は?
- 『SENSE』とは一体どういうアルバムなのか?
- 『SENSE』の全収録曲レビュー一覧
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ミスチル/16thアルバム『SENSE』
ミスチル/16thアルバム『SENSE』のみんなの評価は?
ひとこと
『深海』らしさが帰ってきた。。。!
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ミスチル/16thアルバム『SENSE』の特色
今まではシングルを2~3曲発売してからそれらを収録したアルバム発売という流れが一般的になっていた。
しかし、『SENSE』発売前は「fanfare」という配信限定でCD化されていないシングルしか発表していなかった。
>>>ワンピースの主題歌になったロックソング!「fanfare」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
また、プロモーションを行わない試みだったため、いつもとは"何か違うアルバム"という印象がすごく強かった。
タイトルの『SENSE』とは、まさにプロモーションをしないことにっよって、予備知識なしで本作を聴いて、そして自分のセンスで本作を感じてほしいという想いがあるのだろう。
13thアルバム『HOME』から前作『SUPERMARKET FANTASY』まで続いた優しい作風は個人的にお腹いっぱいだったので、発売前は「どうにか流れを断ち切ってくれ!」という願いを本作に込めていた(笑)。
>>>"優しさ"に特化した70分越えの大作!13thアルバム『HOME』【アルバムレビュー】
>>>"作為的"な聴きやすさ!?15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』【アルバムレビュー】
そして、ついに発売された『SENSE』。
『深海』期を彷彿させるオープニング鬱ナンバー「I」を聴いたときには「おおおお!!」となった(笑)。
個人的には2000年代~10年代に発売されたアルバムの中ではトップ3に入るくらいの名盤。
収録曲は後ろ向きな内容のものが多くて、いかにも『深海』期らしい鬱々しさ。
さらに、「Prelude」などの完成度の高い爽やかな曲も収録されているので全然飽きない。
ひとこと
12曲という収録曲数もちょうどいいんだよなぁ
ミスチル/16thアルバム『SENSE』の全収録曲レビュー一覧
クリックすると各曲のレビュー記事へととびます。
1.I
2.擬態
3.HOWL
5.365日
7.ロザリータ
8.蒼
9.fanfare(配信限定シングル第二弾)
10.ハル
11.Prelude
12.Forever
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まとめ
本作からミスチルのオリジナルアルバムがミリオンを記録することはなくなった。
今の時代、もはやアルバムの良さを売上で比べるのは無意味に近いのかもしれない。
久々に攻めの姿勢で挑んだ本作がミリオン割れしてしまったのは、正直予想できてた人は多いと思う。
売上だけが全てではない(!)。
個人的にはミリオンいってもおかしくないくらい良かったけど。
本作を聴いてわかったことは「やっぱりミスチルは尖っていた方が良い!」ということだ。
ひとこと
久々に刺激の強いアルバムだったので、ここ数年でもダントツで印象に残った