19thシングル「NOT FOUND」のカップリング曲。7分以上もあるが、長さを感じさせない名曲だ。特にミスチルの歴史を知っていると、より深みが増すし、感極まってしまう。
この記事の概要
- 「1999年、夏、沖縄」のみんなの評価は?
- 「1999年、夏、沖縄」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/14thアルバム『B-SIDE』(DISC2)の1曲目「1999年、夏、沖縄」
そもそも「1999年、夏、沖縄」って?
19thシングル「NOT FOUND」のカップリング曲。
>>>世間と桜井の評価のズレが露呈してしまった!?「NOT FOUND」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
7分43秒という超大作にして、大名曲。
正直、A面の「NOT FOUND」よりもカップリングのこの曲の方が断然好き。
せきららに歌い上げるミスチルの歴史に涙なしで聴くことはできない。
キャッチーな曲調ではないけれど、歌詞の素晴らしさが耳を惹きつける。
疲れたときにこの曲を聴くと、すごくリラックスできるし感極まってしまう(T_T)。
浜田省吾がきっかけで製作された
出典:https://grapee.jp
収録アルバム『B-SIDE』のライナーノーツによると、浜田省吾との対談がきっかけでこの曲は製作されたらしい。
浜田曰く、ポップミュージックというのはアメリカから日本に入ってきたという。
そこで桜井は今一度アメリカについて考えた。
こうしてアメリカ=戦争=沖縄と広がっていき、この曲ができあがった。
そのため、冒頭ではアメリカを名指しした歌詞が登場する。
また、1999年に行ったライブ『MR.CHILDREN TOUR '99 DISCOVERY』では最終公演(7/10、11)が沖縄で、この最終公演で演奏するつもりでこの曲はつくっていたという。
結局、演奏されることはなかった(^_^;)。
ひとこと
ミスチルファンにとってはたまらない1曲だと思う
「1999年、夏、沖縄」のみんなの評価は?
ひとこと
やっぱ感極まっちゃうよなあ
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ここからは管理人の「1999年、夏、沖縄」独自解釈!
【1999年、夏、沖縄/歌詞解釈①】3つの注目ポイント!
この曲をより楽しむために頭に入れて欲しいことは3つ。
1つ目は前述したとおり、1999年のライブで最終公演だった沖縄に対する想い。
日本であるにもかかわらずアメリカ軍に囲まれている実態。
そんな桜井の悲しみが垣間見れるはず。
2つ目は30歳を迎えた桜井の悩みと不安。
30歳というのは、もう若さでは乗り越えられなくなる年齢。
とうとう30歳を迎えてしまったか・・・という時の早さに戸惑う桜井の姿が垣間見れる。
そして、3つ目は桜井のこれからの自分とファンへ向けたメッセージ。
終盤の歌詞が特に自分自身とファンへ向けたメッセージになっているので要チェックだ。
ひとこと
30を迎えた桜井のせきららな想いが伝わるはず
【1999年、夏、沖縄/歌詞解釈②】1994年、ミスチル初の沖縄ライブ。
この曲は正直、解釈する必要がないような気がしてしまう。
ただ、ミスチルの歴史を知らないとどういう意味なのかわからない歌詞もある。
そのため、この曲の歌詞に沿ってミスチルの歴史を紹介するという記事になってしまうことをご了承いただきたい。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
とはいえ94年、夏の沖縄はTシャツが体にへばりつくような暑さで 憂鬱なことは全部夜の海に脱ぎ捨てて 適当に二、三発の恋もしました
1994年7月14日にミスチルは沖縄で初めてのライブをした。
そのライブは『Sound Paradise '94』というもの。
ミスチルにとって単独ライブではなく、野外音楽イベントが沖縄での初演奏だったのだ。
1994年当時、桜井は25歳。
まだまだ若い青年だった。
その後の沖縄でのライブは1995年の『Mr.Children STADIUM TOUR -Hounen Mansaku- 夏祭り1995 空[ku:]』である。
初ライブからたったの1年で再び沖縄のステージに上がった。
しかも単独ライブで。
そして、それから4年後の1999年。
『MR.CHILDREN TOUR '99 DISCOVERY』にて沖縄のステージに立つ。
4年ぶりの、そして3度目の沖縄。
あの頃は20代の青年だったメンバー達が、今や30歳手前になっていた。
そんな感慨深さが桜井にはあったに違いない。
ひとこと
1994年~1999年はミスチルにとっては激動だったからなおさら感慨深いだろうなぁ
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まとめ
1999年7月11日。
沖縄にて、ライブ『MR.CHILDREN TOUR '99 DISCOVERY』は終わりを迎えた。
1994年の初めての沖縄ライブから5年。
すっかり国民的バンドに成長したミスチル。
2000年代を目前にして、ミスチルはどこかあの頃の自分たちを思い出した感慨深いライブだったに違いない。
ひとこと
30歳を迎えた人は特に胸に染みるかも
「1999年、夏、沖縄」の評価
5点満点中5点
「時の流れは速く もう三十なのだけれど あぁ僕に何が残せると言うのだろう」