涙を誘うバラード。ただ内容的に重たく、アルバムの流れがだれてくるのでのであまり好きな1曲ではない。4分48秒という演奏時間が長く感じてしまう。
この記事の概要
- 「もっと」のみんなの評価は?
- 「もっと」とは一体どういう曲なのか?
スポンサーリンク
ミスチル/13thアルバム『HOME』の7曲目「もっと」
そもそも「もっと」って?
Mr.Childrenが2007年3月14日に発売した13thアルバム『HOME』に収録されている。
アメリカ同時多発テロ事件(9.11)をきっかけで制作された1曲。
そのため、10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』のレコーディング時から存在している1曲だ。
>>>ポップなミスチルがついに帰ってきた!10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』【アルバムレビュー】
涙を誘うバラード調なので、この曲を嫌いな人はいないはず。
でも、好きな人もあまりいないはず・・・(^_^;)。
やっぱりアメリカ同時多発テロ事件を遠回しに描いた内容になっているので、すごく重たい。
そのため4分48秒が長く感じてしまう。
収録アルバム『HOME』の優しい雰囲気には合っているだろうけれど、この曲がなかったらより聴きやすいアルバムになっていたような気がする・・・。
ひとこと
すごく重たい。。。
「もっと」のみんなの評価は?
ひとこと
個人的には捨て曲。。。
スポンサーリンク
ここからは管理人の「もっと」独自解釈!
【もっと/歌詞解釈①】悲しみは光なんかじゃごまかせない
出典:https://matome.naver.jp
1番の歌詞では、グラウンド・ゼロ(アメリカ同時多発テロ事件で倒壊した跡地)には今でも悲しみが漂っているという現実を描いている。
何年経とうとも、テロによって痛めつけられた心の傷は消えないのだ。
次の引用した歌詞を見てほしい。
悲しみの場所に灯された裸電球に似た光 それはほら吹きに毛の生えたにわか詩人の蒼い願い
"悲しみの場所"とはグラウンド・ゼロのこと。
そんな場所に、まるで祈りを捧げるように光が灯されていた。
ただ、"それは~"からの歌詞を見ると、主人公はそんな光に嫌気がさしていることがわかる。
回りくどくで解釈しづらい文だけれど、"ほらふき"、"にわか"などといったネガティブな言葉があるので少しは感覚で解釈できるはず。
ようするに、祈りを捧げるような光に見えるけれど、実際は見栄えのためだということ。
どんなに光を灯そうとも、悲しみは消えない。
悲しい思いを光で紛らわすことはできないのだ。
ひとこと
テロによる傷はそう簡単に消えない
【もっと/歌詞解釈②】平等な世界なら、平等に理不尽は起こる。
2番の歌詞も1番と同様にテロによる悲しみを描いている。
ただ、1番の歌詞よりもすこし生々しいというか、痛烈な歌詞になっている。
この世にはびこる理不尽。
アメリカ同時多発テロ事件で被害に遭われた方々なんて、あまりにも理不尽過ぎる。
なぜ被害に遭わなければならなかったのか。
そう考える度に悲しみは増えるばかり。
次の引用した歌詞を見てほしい。
世界は誰にでも門を開いて待っている 平等の名の下に請求書と一緒に
この歌詞が描いているのは、平等と理不尽の隣り合わせにある関係性。
この世界では誰だって平等に生きることができるはず。
しかし、平等を手に入れると"請求書"、つまり理不尽がついてきてしまうのだ。
もしかしたら、明日自分に理不尽な何かが起こるかもしれない・・・。
そんな危うい世界なのだ。
ひとこと
「明日は我が身」
スポンサーリンク
まとめ
優しい曲調とは裏腹に、どこか現実的で悲観的な歌詞が胸に刺さる。
ただアルバムの流れでいうと、なくてもよかったかなぁという感じ。
重たい1曲なので腰を据えて聴こう。
ひとこと
というか何で今になって911ソングを『HOME』に収録されたんだろ
「もっと」の評価
5点満点中1点
重たい...