避妊具をテーマにした異色バラード。生々しい歌詞が登場するので、好き嫌いはくっきり分かれると思う(^_^;)。
この記事の概要
- 「隔たり」のみんなの評価は?
- 「隔たり」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/12thアルバム『I ♥ U』の12曲目「隔たり」
そもそも「隔たり」って?
Mr.Childrenが2005年9月21日に発売した12thアルバム『I ♥ U』に収録されている。
避妊具をテーマにした異色のバラード。
綺麗なピアノの音色と生々しい歌詞が混じり合っており、聴いてると不思議な気持ちになる。
収録アルバム『I ♥ U』の雰囲気にかなり合っているし、逆に『I ♥ U』以外に収録されていたら絶対に浮いてしまっていただろう。
避妊具という扱いづらいものをテーマにしているのに、すごく考えさせられる内容になっているのが素晴らしい。
そのため、やっぱり桜井って天才だと思わせられる1曲でもある。
ひとこと
この曲の生々しい歌詞が苦手な人はかなりいると思う
「隔たり」のみんなの評価は?
ひとこと
個人的には、あまりにも直接的だから好きではない
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ここからは管理人の「隔たり」独自解釈!
【隔たり/歌詞解釈①】今夜彼女は嫌がった
避妊具を用いて愛しあっていた主人公と彼女。
しかし、今夜、彼女は避妊具を嫌がった。
そこからこの曲の物語は始まる。
男と女でかなり印象が変わるであろう内容だ(^_^;)。
なぜ彼女は避妊具を嫌がったのだろうか。
女性の方なら分かるかもしれない。
ただ、男性の主人公は避妊具をつけないことをためらってしまう。
次の引用した歌詞を見てほしい。
怖いのは病気じゃない 君が胸に秘めた想い だけど嫌な気分じゃない 僕はそれに応じる
主人公は怖がっている。
それは別に病気なんかじゃなく、"彼女がどんな想いで「隔たり」をはずそうとしたのか"ということである。
男性にとってやっぱり避妊具をつけないと怖い。
もし妊娠してしまったのなら、責任をとらなければいけないからだ。
だけど、主人公は"嫌な気分"はしていない。
自分という存在を選んでくれたからである。
ひとこと
愛がより深まった瞬間
【隔たり/歌詞解釈②】女性という、美しくて強い存在の中へ。
曲中では2人は結婚しているのかは明かされていない。
ただ、主人公が怖がっていることを考慮すると、少なくとも子供のことをまだ考えていないはず。
きっとまだカップルか、結婚して間もないのだと思う(^_^;)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
君は美しきスパイダー 羽虫が僕 あえて飛び込んで行くんだ
これはまさに『I ♥ U』らしい純文学的な歌詞だと思う。
女性が蜘蛛、男性が羽虫。
結局いつの世も男性よりも女性の方が強いのかもしれない。
妊娠できるのも女性。
男性を産むことができるのも女性。
そんな蜘蛛のように美しくて強い存在の女性の中へ、「隔たり」なしに主人公は飛び込んで行くのだ。
つまり、主人公は覚悟したのだ。
ひとこと
蜘蛛と羽虫、立場の違いがわかる
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まとめ
避妊具というテーマでありながら、耳に馴染みやすいバラードになっている。
歌詞が生々しいけれど、どこか美しさも感じる。
生々しさの中に美しさがある、そんな1曲だ。
ひとこと
この曲の印象は男女によってかなり変わりそう
「隔たり」の評価
5点満点中3.5点
生々しくて、美しい歌詞