出典：https://www.amazon.co.jp
2004年7月14日発売。3rdシングルにして初めてアルバム(『Peace Of Mind』)に収録されたシングルである。オリコン週間最高順位1位を獲得し、シングル3作連続1位を記録した。累計売上は約22万枚と、前作の2ndシングル『KI』の売上から約5万枚下がってしまった。
この記事の概要
- 「Wonderland」のみんなの評価は？
- 「Wonderland」とは一体どういう曲なのか？
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稲葉浩志3rdシングル「Wonderland」
そもそも「Wonderland」って？
稲葉浩志がソロ名義で発売した三枚目のシングル。
稲葉浩志ソロシングルでは初めてアルバムに収録された楽曲でもある。
歌詞は引きこもりのドキュメント番組をヒントに書かれたらしく、稲葉によると「ミイラ取りがミイラになる内容」だという。
ちなみに2ヶ月後に収録アルバム『Peace Of Mind』が発売されるため、本作はアルバム先行シングルの立ち位置だ。
>>>稲葉ソロの転換点となった！？3rdアルバム『Peace Of Mind』【アルバムレビュー】
ひとこと
シングル三作目にして初のアルバム収録
「Wonderland」のみんなの評価は？
ひとこと
高評価が多数！
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ここからは管理人の「Wonderland」独自解釈！
【Wonderland/歌詞解釈①】対極の位置にいる2人の価値観
この曲の内容は引きこもりの人を外の世界に戻そうとする主人公の葛藤について。
そして、そこから派生して価値観の違いというのがテーマになっている。
シングルにもかかわらず、このようなマイナーで暗い内容の曲はソロだからこそできるものだと私は思う。
1番の歌詞では引きこもりの人に対する主人公の思いが描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ねぇ扉を閉ざしてそこから動かないのは臆病者のやることだと信じて疑いもしなかったんだよ
主人公は引きこもりの人を"臆病者"だと見下している。
ようするに、ここでは価値観の違いというのが提示されている。
外の世界に接する主人公と、自分の部屋という内の世界にしか接していない引きこもりの人。
つまり主人公と引きこもりの人というのは対極の位置に存在しているのだ。
主人公はそのような違う世界の人に自分の価値観を押しつけて、外の世界に戻そうとしている。。。
また、次の引用した歌詞を見てほしい。
まるで天国かどこかに導くように話しかけていた
はたして引きこもりの人にとって、外の世界とは天国のようなものなのだろうか。
主人公は天国のようだと思ったとしても、地獄のようなところだと思っている人もいるはず。。。
ひとこと
自分の価値観を押しつけてはいけない。。。
【Wonderland/歌詞解釈②】不思議の国のように、理解ができない他人の価値観
この引きこもりの人は主人公をどのように思っているのだろう。
主人公がいくら社会貢献だとか思っていても、その対象者(ここでは引きこもりの人)にとっては迷惑なことなのかもしれない。
つまり人それぞれ価値観が違うということを意識していないといけないのだ。
2番の歌詞では価値観の違いに気づき始めている主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
幸せがなんだかわかんなくなって信じてたものが意味を亡くす
引きこもりの人にとっての幸せが何なのかわからなくなっている主人公。
主人公が信じてた「引きこもりの人が外の世界に戻れれば、幸せになれる」という思いは、もう意味がないものなのだ。
ようするに、「Wonderland」というタイトルは、他人の価値観は自分のとは違う"wonderland(不思議の国)"のように不思議なものだという意味である。
ひとこと
他人の価値観を知ることは難しい。。。
【Wonderland/歌詞解釈③】人それぞれ価値観は違う
ラストの歌詞では価値観の相違がわかりやすく、見事に表現されている。
その歌詞を引用したので見てほしい。
僕がいつか捨てたガラクタを磨いてぴかぴかのそいつを抱いて君はただ笑ってるフツーに笑ってる
主人公とってみれば"がらくた"、つまり、いらないものを君(ここでは引きこもりの人)はぴかぴかに磨いて笑っている。
いらないと思っていたものが、他人にとっては宝物のようなものだったのである。
まさに価値観の違いというものがこの曲から読み取れるのだ。
ひとこと
がらくたも宝物も、人それぞれ
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まとめ
引きこもりを描いている名曲。
"価値観の違い"がこれほど痛烈に伝わる楽曲はそうそうないのではないだろうか。
ひとこと
価値観は複雑