【ミスチル】優しいメロディーの失恋ソング「水上バス」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

優しくキャッチーな曲調の失恋ソング。「水上バス」を軸として、主人公の楽しかった過去とやるせない現在を描いた1曲になっている。胸に染み渡る1曲だ。

ミスチル/15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』の8曲目「水上バス」

そもそも「水上バス」って？

Mr.Childrenが2008年12月10日に発売した15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』に収録されている。

甘酸っぱい失恋ソング。

メロディーがとても優しくて心地よい。

桜井はタイトルの「水上バス」という言葉は浮かんだものの、どういうものかイメージできなかったため実際に乗車してイメージを膨らませたという。

ちなみに、ミスチルの楽曲にはバスをテーマにしたものが多い。

例えば、「天頂バス」や「靴ひも」、「Another story」など。

>>>ヘンテコなアルバムリード曲！？「天頂バス」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

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私がこの曲を聴く前はタイトルにバスが入っているため「天頂バス」みたいな曲なのかなと思ったが、実際は真逆の優しい曲だった。

「天頂バス」はかなり異色な怪ソングなので、聴いたことのない人はぜひ聴いてみてほしい。

「水上バス」のみんなの評価は？

山田さん

重苦しいバラード。個人的には捨て曲。

悲しくて切ない。だけど優しくてそっと寄り添ってくれるメロディーが絶妙。

佐藤さん

北野さん

ミスチルの水上バスが ほんと鬱すぎる

あんなに優しいメロディーなのに、なんで最後あんなに切ない結末に。。。

鈴木さん

田原さん

ミスチルの水上バスは凄く好きな曲の一つなのだけれど、「悲しみが満ちてく」というフレーズだけはどうも説明的過ぎて浮いているというか、いらない。個人的にはない方がいい。直接的な言葉を使わない方がいいものもある。そこまでの情景で十分に伝わっているからそこで過剰に訴えられると重い気がする

ここからは管理人の「水上バス」独自解釈！

【水上バス/歌詞解釈①】「水上バス」の意味は？

「水上バス」とは"河川や湾港を運航する船"のこと。

そのため、正確にはバスではなく船だ(^_^;)。

この曲での「水上バス」というのは主人公にとって非常に重要な存在として物語に関わってくる。

1番の歌詞では恋人と付き合っていた頃の「水上バス」。

そして、ラストの大サビでは恋人と別れてしまった現在の「水上バス」が描かれている。

主人公の気持ちは移り変わってゆくけれど、「水上バス」は時が経っても変わらない。

情景描写が美しい歌詞なので、ぜひ主人公を目に浮かべながら聴いてみると良い。

【水上バス/歌詞解釈②】水上バスでやってくる恋人

1番の歌詞では、主人公と恋人の付き合ってた頃の様子が描かれている。

主人公は買ったばかしの自転車を漕いで、大きな川へと向かう。

それは水上バスに乗ってやって来る恋人を待つためだからだ。

おそらく、主人公と恋人は遠距離恋愛なのだと思う。

恋人は水上バスを利用して主人公に会いにやって来るのだ。

【水上バス/歌詞解釈③】いつの日か同じ屋根の下で

2番の歌詞では水上バスでやってきた恋人を自転車に乗せてドライブする様子が描かれている。

特にBメロの歌詞が二人の状況を詳しく説明している。

次の引用した歌詞を見てほしい。

「この間偶然見つけたんだよ 新しいカフェきっと気に入るよ」君と過ごす日のことをいつでもシュミレートしてこの街で暮らしてるんだ

この歌詞を見ると、二人は離ればなれに暮らしていていつの日か主人公は同じ屋根の下で暮らしたいと思っていることがわかる。

たわいのない会話の裏で、主人公の恋人への想いは強くなっているのだ。

しかし、愛はそう簡単に上手くいくものではなかった･･･。

【水上バス/歌詞解釈④】もう恋人は水上バスから手を振ることはない

Cメロで主人公と恋人は別れてしまったことが明かされる。

次の引用した歌詞を見てほしい。

川の流れのように愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる

水上バスに乗って穏やかな川を渡りやって来ていた恋人。

つまり、二人の川はまるで水上バスが運航できるくらい穏やかだった。

しかし、時として川は水上バスが運行できないほど荒れ狂う。

まるで恋人がもう二度と水上バスでやって来ないことを示唆しているかのような歌詞だ。

ラストの歌詞で、主人公は恋人が乗ってるはずもない水上バスを見るために川にやって来る様子が描かれている。

次の引用した歌詞を見てほしい。

水上バスの中から僕を見つけて観光客に混じって笑って手を振る そんな穏やかな景色を巻き戻すように川の流れに沿って ひとりペダル漕いで

切ない歌詞だ。

あの頃を巻き戻すかのように、自転車で川沿いを漕ぐ主人公。

水上バスにはもう恋人の姿は見えるわけもない。

もう戻ることができないあの頃に、主人公は切なく、そしてはかなく思いを馳せるのだった。

まとめ

切ないけれど、美しい。

ファンくらいにしか知られていない曲だと思うけれど、ぜひいろんな人に聴いてもらいたい。

15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』

posted with カエレバ

Mr.Children TOY'S FACTORY Inc.(VAP) 2008-12-10

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