ピアノ主体の穏やかなバラード。徐々にストリングスが加わってくので、幾分飽きずに聴くことが出来る。ただ、あまり印象には残らない。
この記事の概要
- 「ハル」のみんなの評価は?
- 「ハル」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/16thアルバム『SENSE』の10曲目「ハル」
そもそも「ハル」って?
ピアノ主体の穏やかな1曲。
徐々にストリングスが加わって壮大になっていく。
同収録アルバム『SENSE』の8曲目「蒼」と少しかぶってしまうが、この曲の方が比較的キャッチーなので印象が強い。
>>>"ブルーな気持ち"に浸りたい人へ。。。「蒼」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
まぁ、「蒼」と比べるとキャッチーなだけで、収録アルバムの中では全然マイナー。
個人的には、すごく良い曲でもなくすごくダメな曲でもない1曲だ。
ひとこと
微妙な1曲。。。
「ハル」のみんなの評価は?
ひとこと
案外この曲に感動する人は少なくない!?
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ここからは管理人の「ハル」独自解釈!
【ハル/歌詞解釈①】なぜタイトルを「ハル」と表記しているのか?
物憂げな主人公が春の風によって前向きになるという内容なので、春の歌である。
ただタイトルが「ハル」と、あえて漢字を使っていないのは「春の歌だととらえてほしくない」という意図があると思われる(歌詞中では春と記載)。
そのため春の歌ではなく、主人公と同じく"聴き手ももやもやが晴れるようなポジティブソング"ととらえていいだろう。
ひとこと
「春」にしてしまうとイベントソングと認識してしまいがち
【ハル/歌詞解釈②】春の夜の風は心地よい。
1番の歌詞では、夜を舞台にして、主人公の鬱々とした想いが春の風によって吹き飛んでいく様子が描かれている。
なぜ主人公が鬱々としているのかは曲中で明かされることはない。
そのため、聴き手それぞれの悩みや不安を主人公に投影することができるから、主人公に感情移入しやすくなる。
次の引用した歌詞を見てほしい。
カーテンが揺れてる 背負い込んだものが少し宙に浮かんだ
春の夜に吹く風は心地よくて気持ちいい。
主人公のもやもやはそんな風によって、"少し宙に浮かんだ"のだ。
つまり、もやもやがまったく吹き飛んだわけではない。
ただ、ほんの少しだけでも肩の力が抜けたのならそれはそれで良いのではないだろうか。
ひとこと
春の風は気持ちいい
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まとめ
2番の歌詞では信号機を用いたミスチルらしい例えの歌詞になっている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
信号機は誰もいない道にも合図をくれる 愛想などない でも律儀で 誰かに似てる気がした
この曲は主人公しか登場しないのだが、この歌詞だけは"誰か"という人物が登場している。
信号機に似た"誰か"とはいったい主人公とどのような関係性があるのだろうか。
判断材料がないので、これはもはや聴き手がそれぞれ考えるしかない。
この曲はやっぱり聴き手に任せた1曲。
抽象的に描かれているからこそ、聴き手は自分の心境やこの歌詞でいう"誰か"を自分の近場の人と照らし合わせることできるのだ。
ひとこと
自己投影しやすい1曲だ
「ハル」の評価
5点満点中3点
徐々に加わるストリングスが良い