この曲は同じ収録アルバム『Hadou』の7曲目「CAGE FIGHT」と同様、宇浦冴香に提供した曲のセルフカバーである。
>>>◯が"檻"に見えている!?「CAGE FIGHT」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この記事の概要
- 「去りゆく人へ」のみんなの評価は?
- 「去りゆく人へ」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロ4thアルバム『Hadou』の10曲目「去りゆく人へ」
そもそも「去りゆく人へ」って?
稲葉浩志がソロ名義で発売した四枚目のアルバム『Hadou』に収録されている。
宇浦冴香に提供した「君を想い眠る夜は」のセルフカバーであり、稲葉がある程度歌詞を書き直しタイトルも「去りゆく人へ」に変えた。
この曲の醍醐味はなんといっても、ラストに演奏されるおよそ1分30秒のバンドセッション。
狂ったようなギター、稲葉のシャウトなどの全てがこの曲の内容と絶妙に混じり合っているのだ。
1分30秒も演奏されるので、長いなと思ってしまうかもしれないがぜひ味わって聴いてみてほしい。
「去りゆく人へ」は何位にランクイン?
ひとこと
バンドセッション最高!
「去りゆく人へ」のみんなの評価は?
ひとこと
失恋した人にはこの曲はきついかも
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ここからは管理人の「去りゆく人へ」独自解釈!
【去りゆく人へ/歌詞解釈①】独りになってもだいじょうぶ
内容は主人公が「去りゆく人」、つまり別れた恋人に向けてエールを送っている1曲である。
ある意味失恋ソングではあるが、アップテンポな曲調であり、主人公は失恋を新たな人生の始まりと考えている。
そのため、失恋ソング特有の聴いててドンヨリとはしないはず。
1番の歌詞では、恋人のいない生活が始まる主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
窓あけて思い切り空気を吸いこんだら大好きな季節が始まるのがわかる
主人公にとって新しい季節が始まっていることがわかる。
この"季節"とは恋人が去り、主人公が独りになった生活をあらわしている。
悲しく思うがその生活を主人公は"大好きな季節"と表現している。
つまり恋人との別れを主人公は肯定的にとらえているのだ。
サビの歌詞を一部引用したので見てほしい。
去りゆく人よ迷わないで幸せに向かいますように
別れた恋人の幸せを願っているのだ。
去る者追わずの男らしい主人公である。
ひとこと
男らしい。。。
【去りゆく人へ/歌詞解釈②】独りはやっぱり寂しいかも・・・
2番の歌詞では、恋人と別れたことに主人公は未練はないが、やっぱり寂しさがある様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
さらさらと冷たい風に気づかされて まくっていたチェックのシャツ袖をおろして歩く
1番の歌詞では、新しい季節(生活)は主人公にとって好きな季節であると歌っていた。
しかしこの2番の歌詞ではそんな季節は寒いということがわかる。
つまり主人公は別れた恋人に未練はないものの、やっぱり寂しい気持ちはあるのだ。
主人公は強がりなのかもしれない(^_^;)。
ひとこと
強がるのが男の性
【去りゆく人へ/歌詞解釈③】寂しい気持ちをラストのバンドセッションで表現
最後にラストの歌詞を引用したので見てほしい。
雨の中ばかみたいにただ願うだけじっと想うだけ
主人公はただただ"雨の中"で別れた恋人の幸せを願うだけなのである。
雨の中という表現は2番の歌詞の"冷たい風"と同様に、恋人のいない生活の寂しさをあらわしているのだ。
またラストのおよそ1分30秒のバンドセッションは強がっている主人公の寂しい心の内を表現しているのかもしれない。
ひとこと
雨に濡れても、想い続ける
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まとめ
失恋した男性がこの曲を聴くと共感するはず。
男らしい主人公のように見えるけれど、実際はただの強がりで本当はとても寂しいのだ。
ひとこと
本当は寂しい