みなさんは「なにもないまち」という曲をご存知だろうか。短い曲だけれど、狂気じみた男の様子を垣間見ることができる。
この記事の概要
- 「なにもないまち」のみんなの評価は?
- 「なにもないまち」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロアルバム『マグマ』の11曲目「なにもないまち」
そもそも「なにもないまち」って?
稲葉浩志が初のソロ名義で1997年に発売した『マグマ』というアルバムに収録されている。
短調のボサノヴァ風になっており、アウトロではヴォコーダーを使用しているなど、雰囲気が少し妖しげだ。
短い曲だけれど内容が狂気じみているので、ある意味面白みのある1曲となっている。
ひとこと
狂気じみている
「なにもないまち」のみんなの評価は?
ひとこと
やっぱりいろんな評価がある。。。
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ここからは管理人の「なにもないまち」独自解釈!
【なにもないまち/歌詞解釈①】不気味な失恋ソング!?
不思議なメロディーなこの曲。
内容は恋人にふられた主人公の独り身になった生活についてである。
きっと主人公は恋人一筋だったのだろう。
恋人のいない生活にはもう"なにもない"と呪文のように繰り返し歌う。
どんよりとはしない、明るい曲調の失恋ソングである。
しかし逆にその明るさが不気味。
主人公は狂ってしまったのかと思ってしまうような曲だ(^_^;)。
ひとこと
失恋の傷は深い。。。
【なにもないまち/歌詞解釈②】さびしい独り身の生活
歌詞を見ると恋人が去ってしまった後のさびしい生活が語られている。
例えば、"ひとりで眠るベッド"や"きみの消えたこの部屋"などの歌詞。
主人公にとっていかに恋人の存在が大きかったのかがわかる。
特に私はこの歌詞が好き。
ぽっかりあいた助手席には光を受けてほこりが舞う
今までは恋人が座ってくれた助手席。
しかし、今ではそんな助手席には光を受けて舞いあがるほこりだけ。
主人公のむなしさや悲しさがここの歌詞につめこまれており、この曲を象徴している歌詞だと思う。
ひとこと
舞い上がるほこりが恋人の代わり。。。
【なにもないまち/歌詞解釈③】明るさの中に潜む狂気
注目すべきところはやはりサビ。
"なにもない"を連呼するのだが、すごく不気味(笑)。
さらにサビは漢字が一切使われていないので、より不気味さが増している。
さらにさらに、"どこにもたどりつけない"や"ここにいるイミがない"といったネガティブな歌詞をサビにぶっこんでいるにもかかわらず、明るい曲調なのも、何回も言って申し訳ないが不気味(笑)。
話はちょっと変わってしまうが、ダウンタウンの浜田がさんまのことを「目が笑ってなくて恐い」と言ってる動画を前に見たときがある(笑)。
この曲「なにもないまち」はまさにそんな感じだ。
明るさのなかに見え隠れする狂気というか。
ひとこと
明るいからこそ不気味。。。
【なにもないまち/歌詞解釈④】不気味すぎるラスト・・・
さて、不気味さに拍車をかけるのがラストである。
ラストの一部の歌詞がこちら。
ヤッテイケル ヒトリニナッテモ ウマクズルク
カタカナが主人公の狂ってる感をあらわしていて恐ろしい。
さらに、ここのパートだけ稲葉さんの声じゃなく、聴きとりづらい変な声(稲葉さんの声を加工してる?)なのだ。
主人公の心の声なのだろうか。
感情がないように歌っているためすごい狂気を感じる(^_^;)。
ひとこと
カタカナがこわい。。。
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まとめ
収録アルバム『マグマ』のなかではこの曲は不思議なメロディーですごく異色だと思う。
でも、内容的にはしっかりマッチしているので違和感はない。
ぜひこの曲を聴いて主人公の狂気を味わってほしい。
ひとこと
狂気を味わいたい人はぜひ。。。