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1994年12月12日発売。前作6thシングル「Tomorrow never knows」がこの1ヶ月前に発売されており、本作はとても早いスパンでの発売であった。
>>>SMAPとも関係がある大ヒット曲「Tomorrow never knows」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
元々は6thシングルのカップリングとして収録される予定だったが、出来が良かったために7thシングルとしての発売となった。
この記事の概要
- 「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」のみんなの評価は?
- 「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/7thシングル「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」
そもそも「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」って?
Mr.Childrenが1994年12月12日に発売した7thシングル。
元々は6thシングルのカップリングとして収録される予定だったが、出来が良かったために7thシングルとしての発売となった。
今までのミスチル像をぶち壊すようなハードロックな曲調と過激で具体的な内容の歌詞が特徴的である。
これをシングルにした勇気がすごい。
累計売上は124万枚と前作からはかなり減少したものの、見事にミリオンセラーを記録。
正直、ミスチル現象と呼ばれる大ブレイク期に発売されていなかったらミリオンセラーは記録していなかったと思う。
桜井の嫌いな1曲!?
2017年12月に桜井がラジオ番組『大谷ノブ彦のキスころ』にて、「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」に対して「この曲の何が良いのか分からない」と発言した(笑)。
もう40を過ぎた桜井にとって、この曲はあまりにも攻撃的すぎたのだろうか。
たしかに、この曲は若気の至りで制作された気がしなくもない。
「あのミスチルがこんな曲を歌うの!?」という世間の反応を狙った1曲だと思うので(だからシングルにしたのだろうけど)、今になって振り返ってみると桜井にとって黒歴史な1曲なのかもしれない。
ひとこと
もうこういう曲をシングルにしないだろうなぁ。。。
「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」のみんなの評価は?
ひとこと
Mステでは大量のダンサーとともに桜井が踊ってた(笑)
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ここからは管理人の「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」独自解釈!
【everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-/歌詞解釈①】サラリーマンと枕営業・・・
この曲は1番と2番の歌詞の内容はまったく違う。
ただ、1つ共通することは一生懸命に生きる人(秩序のある人)と、ずるがしこく生きる人(秩序のない人)との対比関係が描かれていること。
1番の歌詞の冒頭ではサラリーマン(秩序のある人)に対しての応援を歌っている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
複雑に混ん絡がった社会だ 組織の中でガンバレサラリーマン知識と教養と名詞を武器にあなたが支える明日の日本
この冒頭の歌詞を見ると「この曲はサラリーマンに向けた応援ソング」かと思うが、実際は全く違うことに注意。
副題の"秩序のない現代にドロップキック"のとおり、「必死でサラリーマンが働いてる世の中で、ずるがしこくて秩序のない奴らばかりだ(>_<)」という嘆きのような内容が1番の歌詞なのだ。
そんなサラリーマンの応援を歌った直後では、上京して3年の女優を目指す女の子(秩序のない人)の物語が描かれている。
しかし、その女の子はなかなかゲスい。
次の引用した歌詞を見てほしい。
地道なダイエットの甲斐もあってカメラの前で悩ましげなポーズそしてベッドじゃ社長の上に股がって
女優として売れるために枕営業をしている。
サラリーマンが必死で頑張っているにもかかわらず、世の中にはこの女の子のように苦労しないでどうにか夢を叶えようとしている奴がいるのだ。
ただ、枕営業というのは事務所に強制的にやらされるものだったりするのだろうか(?)
そこらへんはよくわからないが、この曲のコンセプトを考えるとこの女の子は秩序のない人ということなので、自ら進んで枕営業をしているのだろう。
ひとこと
いやな世の中だ
【everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-/歌詞解釈②】親と子の悲しき現実
2番の歌詞ではある親子について描かれている。
まずはその親(秩序のある人)についての歌詞を引用したので見てほしい。
愛する一人娘の為に良かれと思う事はやってきた教育ママと近所に呼ばれても結構家庭円満なこの18年間
18年間愛する我が子のために必死で頑張ってきたお母さん。
では、そんなお母さんに育てられた娘はどういう子なのだろうか。
それは直後の歌詞で明かされる。
娘は学校フケてデートクラブで、家に帰りゃまたおりこうさん可憐な少女演じている
お母さんのことを思うと、切なくなる歌詞だ。
必死に育て上げた娘は、親の目を盗んで学校をさぼり、デートクラブ(男性と女性がデートをし、その対価として男性は女性に金銭を渡すというシステム)に入り浸っているのだ。
まさに秩序のない人である。
ひとこと
親に感謝してほしい
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まとめ
桜井は秩序のない人にドロップキックしたがっている。
しかし、それは"人"だけではない。
ブレイク期だからこその面白い歌詞があるので、最後にそちらを紹介したい。
退屈なヒットチャートにドロップキック
簡単に1位、さらにはミリオンセラーを獲得してしまうヒットチャートにドロップキックしたがっているのだ(笑)。
かっこいい歌詞である。
ミスチルにおけるシングルの中では珍しく過激でハードロックな1曲。
また、歌詞が具体的で面白いのでぜひ聴いてみてほしい。
「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」の評価
5点満点中3点
簡単にミリオンヒットしてた時期だからこそのシングル