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1997年3月5日発売。前作『深海』からおよそ8ヶ月ぶりの発売となった。
>>>歴史に残る大名盤。。。!5thアルバム『深海』【アルバムレビュー】
コンセプトアルバムであった『深海』とは対極に位置する本作。およそ1ヶ月前に発売された先行シングル「Everything (It's you)」を含め、『深海』のテーマに合わないとしてアルバム収録を見送られていた6thシングルから9thシングルまでの4曲がついに収録された。そのため収録されている12曲(インストを除くと11曲)のうち5曲がシングルと、ミスチルのアルバム史上最もシングル曲の割合が高いものとなっている(2018年7月現在)。シングル曲が多数収録されてることもあって累計売上は328万枚と、前作『深海』から50万枚以上の売上増加。これによりMr.Children史上2番目に売上枚数が高いアルバムとなった。
この記事の概要
- 『BOLERO』のみんなの評価は?
- 『BOLERO』とは一体どういうアルバムなのか?
- 『BOLERO』の全収録曲レビュー一覧
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ミスチル/6thアルバム『BOLERO』
ミスチル/6thアルバム『BOLERO』のみんなの評価は?
ひとこと
シングル曲満載の贅沢アルバム
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ミスチル/6thアルバム『BOLERO』の特色
タイトルの『BOLERO』(ボレロ)とは、フランス人のモーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ音楽のこと。
そして、ボレロには物語がある。
とある酒場で1人の踊り子が舞台で踊っている。
そして、だんだん興が乗ってきて、さっきまでそっぽを向いていた客達がその踊り子に釘付けになり、最後は一緒に踊り出すというのがボレロの物語である。
この物語が、6thアルバムのタイトル名になった由来になっているのだ。
ようするに、前作の『深海』というアルバムは全体的に重くて暗い一般受けしづらい踏み絵的な作品であった。
>>>歴史に残る大名盤。。。!5thアルバム『深海』【アルバムレビュー】
これはまさにボレロの物語における、最初の客が踊り子にそっぽを向いている状態である。
そして、本作はシングル曲を多数収録した、いわゆる一般受けしやすいものとなっている。
つまり、『深海』によってそっぽを向いてしまった人たちが『BOLERO』によってMr.Childrenに釘付けになりファンになってほしいという思いがあるのだ。
そのため、本作にはコンセプトがなくベストアルバム的な1枚となっている。
ただ、本作の収録曲のいくつかは前作『深海』の制作時期と重なっているため、暗い内容の曲(特に社会風刺ソング)が多い。
そのため、正直キャッチーでメジャーな曲は少ない。
やっぱり大ヒットを記録したシングル5曲が本作をかなり支えている感じがするのは否めない。
逆に言うと、本作はシングル5曲を楽しむもので他の収録曲はおまけ感覚で聴くのもありなのかなと思う。
ひとこと
ベストアルバム的な本作に、プロデューサーの小林武史は否定的らしい。。。
ミスチル/6thアルバム『BOLERO』の全収録曲レビュー一覧
各曲をクリックするとレビュー記事にとびます。
1.prologue(インストゥルメンタル)
2.Everything (It's you)(13thシングル)
5.【es】 〜Theme of es〜(8thシングル)
6.シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜(9thシングル)
7.傘の下の君に告ぐ
8.ALIVE
9.幸せのカテゴリー
10.everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-(7thシングル)
11.ボレロ
12.Tomorrow never knows (remix)(6thシングル)
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まとめ
このアルバムを最後に、Mr.Childrenはおよそ1年半の活動休止をする。
つまり、このベストアルバム的な本作はMr.Children第一章を締めくくるものとしては、とてもふさわしいアルバムなのだ。
ぜひ、大ヒット曲満載の6thアルバムを堪能してみてほしい。
ひとこと
ヒット曲満載!