超攻撃的なロックナンバー。歌詞があまりにも過激なので、家族がいるところで聴かない方がいい。おそらく、過激さでいえばMr.Childrenの作品の中では5本の指に入る。
この記事の概要
- 「Brandnew my lover」のみんなの評価は?
- 「Brandnew my lover」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/6thアルバム『BOLERO』の4曲目「Brandnew my lover」
そもそも「Brandnew my lover」って?
Mr.Childrenが1997年3月5日に発売した6thアルバム『BOLERO』に収録されている。
超攻撃的なロックナンバーで、これでもかと言うほど歌詞が過激。
こんな曲、一般受けするわけがない(笑)
収録アルバム『BOLERO』において、この曲の後にシングル曲「【es】〜Theme of es〜」「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」が続く。
>>>1995年という"激動の年"に発売された「【es】 〜Theme of es〜」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
>>>シングルとしては久々だったポップソング「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
そのためマイナーで過激なこの曲は正直スキップしがち。
ただ、この曲を聴くと「ミスチルってこんな過激な歌もうたうのか!」とファンになりたての人は驚くはず。
そういった意味では貴重な1曲。
ひとこと
過激すぎる
「Brandnew my lover」のみんなの評価は?
ひとこと
"FUCKする豚だ"の印象が強い笑
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ここからは管理人の「Brandnew my lover」独自解釈!
【Brandnew my lover/歌詞解釈①】サディスティックな主人公
タイトルの「Brandnew my lover」とは日本語で"私の新しい愛人(不倫相手)"という意味。
歌詞(特に1番の歌詞)を見ると、主人公はBrandnew my loverをむげに扱っていることがわかる。
つまり、この曲は主人公のイライラを愛人にぶつけた、(その愛人にとってみれば)理不尽な内容なのである。
1番の歌詞では主人公と愛人の濃密な夜を描いている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
奇妙な夢見るような気分で胸に抱かれて
恋人でもなく女房でもない、愛人というある意味倫理に反した存在。
そんな人との夜に対して、どこか不思議な気持ちを主人公は抱いているのだ。
主人公にはその愛人以上に愛さなければならない存在がいるからこそ、"奇妙な夢"を見るような不思議で新体験な夜なのである。
ただ、主人公の愛人に対する評価はかなりひどい(笑)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
無礼な口の聞き方も知らない小娘 孤独な夜の為の生け贄がこの俺
この歌詞で愛人の様相がある程度わかる。
若くて礼儀の知らない女性。
愛人にもかかわらず"小娘"と表現してるあたり、主人公の傲慢さを垣間見ることができる(笑)。
さらには、主人公自身の欲望を満たすためにもかかわらず、愛人との夜を"生け贄"、つまり、「愛人のためにやってあげてるんだ」という考えを主人公は持っているのだ。
最低な主人公である(笑)。
ひとこと
攻撃的だなぁ。。。笑
【Brandnew my lover/歌詞解釈②】愛人という、奇妙な存在
1番、および2番のBメロでは主人公の本心を小声で、なおかつ無感情に歌う。
1番のBメロでは"Kiss me"を連呼。
その裏で歌われる一部の歌詞を引用したので見てほしい。
ナルシズムと自虐の狭間で彷徨う
愛人をむげに扱う最低な主人公ではあったが、ナルシズムと自虐性が共存しているからこそ主人公が最低に見えてしまうのだ。
つまり、愛人は自分にとってプラス(ナルシズム)でもありマイナス(自虐)でもある存在であるため、関係を絶ちたいような・・・保ちたいような・・・混沌とした思いがある。
そういう混沌とした思いが、"むげに扱う"という行為によってあらわされている。
また、サビでは愛人を"モザイクの身体"表現する。
これは愛人という混沌として不思議な関係を、モザイクのようにその本質を見透かすことができないものとあらわしてるのだ。
ひとこと
愛人、不思議な存在だ。。。
【Brandnew my lover/歌詞解釈③】M気質も持ってる(笑)
2番の歌詞では裏表のある世の中において、裏を知ることへの主人公の快楽を描いている。
つまり、1番の歌詞は愛人をむげに扱う、いわばS気質のある主人公を描いていたが、2番の歌詞ではM気質もあることがわかるのだ(笑)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
淀んだゲスの世間の裏側を旅して 華麗なその秘密の手解きでやられたい
この歌詞では、主人公の愛人は表の顔はとても清楚でかわいらしい女の子を演じていることがわかる。
そんな表裏のある人物に"秘密の手解き"(裏)をしてもらいたいという願望を主人公は持っているのだ。
淀んだゲスの部分にどっぷり浸りたいというM気質が主人公にある(笑)。
さらに2番のBメロでは"Kill me"を連呼する。
とことんMっ気全開の主人公なのだ(^_^;)。
ひとこと
SMの世界を連想させる
【Brandnew my lover/歌詞解釈④】なんだかんだで、愛人のことが好き(笑)
最後の歌詞では、なんだかんだ主人公は愛人のことが好きでたまらないことが明かされる。
次の引用した歌詞を見てほしい。
愛欲のA.B.C そしてX.Y.Z All I want is you
"愛欲のA.B.C"をも越えて2人だけしか知らない"X.Y.Z"まで。
愛人と未知なる体験をこれからもしていきたいという願望が主人公にはある。
そして"All I want is you"(私が欲しいのはあなただけ)という考えが芽生えている。
1番の歌詞では愛人をむげに扱っていたけど、なんだかんだで愛人のことが好きな主人公なのであった。
ひとこと
結局好きなのかい笑
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まとめ
あまりにも攻撃的で過激。
こういう曲はもう二度とつくらないだろう。
当時の桜井の精神状態の悪さがこのような攻撃的なロックナンバーに昇華したのだろ思う。
ひとこと
これは家族と一緒に聴かないほうが良い
「Brandnew my lover」の評価
5点満点中2点
過激ロック