平和を祈る優しい1曲。ニュース番組のテーマソングにもなっているため、深く考えさせられる内容になっている。
この記事の概要
- 「進化論」のみんなの評価は?
- 「進化論」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})の収録曲「進化論」
そもそも「進化論」って?
Mr.Childrenが2015年6月4日に発売した18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})に収録されている。
優しいメロディーと平和を願う歌詞が心を打つ1曲。
日本テレビ系『NEWS ZERO』で2015年からおよそ1年間テーマソングとして起用された。
いかにもニュース番組に合った1曲だと思う。
収録アルバム『REFLECTION』において、こういう純粋な平和ソングはこの曲のみなので意外にも印象が強い。
比較的キャッチーだし、桜井のまるで私たちに読み聞かせるような丁寧な歌い方が心地よく、5分42秒という長めの演奏時間も苦にならない。
私たちはこの地球に何を残すべきなのか・・・色々と考えさせられる1曲だ。
ひとこと
"THE・ニュース番組ソング"って感じ笑
「進化論」のみんなの評価は?
ひとこと
命についての考え方が変わるかも・・・
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ここからは管理人の「進化論」独自解釈!
【進化論/歌詞解釈①】やっぱり桜井は例えが上手い
タイトルの「進化論」とは"生物は進化していくものだとする提唱"を意味する。
この曲では特に2番の歌詞に進化論の考え方が反映されている。
進化論の例として登場する首の長い動物の話はこの曲で私は初めて知った。
「へぇ~」と思わせられたし、その首の長い動物の話から自分の考えに話が変わる流れは天才的。
デビューシングルの「君がいた夏」からだけど、やっぱり桜井は例えが上手いなと改めて思った。
>>>"山形県"と深い関係が!?同名映画も存在するデビューシングル「君がいた夏」~歌詞の意味とは?
ひとこと
「君がいた夏」にも"首の長い動物"が登場する
【進化論/歌詞解釈②】地球を"廻している"
1番の歌詞では自分自身の生まれた使命は何かを考えている主人公の様子が描かれている。
「なぜ自分は生まれてきたのだろうか、きっと何か使命があるからこの世に生を受けたはず」、そんな想いが主人公の中に渦巻いているのだ。
ただ、使命は何かだなんてあまりにも不明確で「これだ!」という正解はないような気もする。
それでも、主人公は考える。
大それたものではきっとないな だからと言ってどうでもいいことじゃ寂しい気もする
「自分の使命なんてきっとたいしたものではない。それでも、何も考えずに生きていくのは寂しい。」、どこか主人公の、そして作詞した桜井の謙虚さが垣間見ることができる歌詞だ。
サビでは地球は今日も廻っていると歌い上げる。
面白いのは、"君と廻してる"という表現が登場すること。
つまり、この星が今日も廻り続けている理由は、何億年もかけて生物が「次の世代のために」という何かを残したい想いがあったからなのだ。
だからこそ、地球は滅亡しない。
"地球を廻してる"、これはこの先生きていく上で大切な考え方だと思う。
ひとこと
地球は私たちが廻している
【進化論/歌詞解釈③】強く望むことが大事
2番の歌詞では首の長い動物の話を例に挙げて、進化論を描いている。
なぜ首の長い動物はそのようなフォルムになったのか。
進化論によるとそれは"生存競争に勝つため"だという。
この話を受けて主人公は何を思ったのか。
「強く望む」ことが世代を超えて いつしか形になるならこの命も無駄じゃない
首の長い動物がそのフォルムになったのも「強く望む」ことが世代を超えたからだ。
それならば、人間である私たちにだって何か形となって残ることができる何かがあるはず。
どこか前向きな考えを持った主人公。
何かを強く望みながら生きていくことの大切さを教えられる内容だ。
ひとこと
強く望めば、世代を超える
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まとめ
Cメロでは自然の恐ろしさを憂いてる主人公の様子が描かれている。
技術が発達し、自然までもコントロールできてしまいそうな現代。
しかし、いまだに自然災害によって被害は発生する。
次の引用した歌詞を見てほしい。
空を飛び 月を歩き それでも自然に脅かされる すべて受け入れて見果てぬ夢を 素敵な夢を 君と見ていたい
自然の脅威はもはや受け入れるしかほかない。
そんな自然の脅威にさえも負けないほどに、次の世代がより豊かに生活できるよう私たちは強くたくましく、そして「強く望み」生きていかなければならないと思う。
ひとこと
色々と考えさせられる1曲だなぁ
「進化論」の評価
5点満点中3.5点
私たちは次世代に何を残せるのだろうか...