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1992年8月21日発売。Mr.Childrenの記念すべき1stシングル。およそ3ヶ月前にデビューアルバム『EVERYTHING』が発売されており、そのアルバムにこの曲が収録されているため、シングルカットされたものである。
この記事の概要
- 「君がいた夏」のみんなの評価は?
- 「君がいた夏」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/1stシングル「君がいた夏」
そもそも「君がいた夏」って?
ミスチルの記念すべき1stシングル。
オリコン週間最高順位が69位であり、まだ世間的にはMr.Childrenの存在自体が認識されていなかった。
穏やかなメロディーで1stシングルにしては地味な印象をうける。
この曲を聴いて、彼らがのちにミスチル現象と言われるまでの大ヒットを連発することを誰が想像できただろうか。
少なくとも私がリアルタイムで聴いていたら、そんなのまったく想像できなかったと思う(笑)。
ひとこと
けっこう地味な感じ。。。
「君がいた夏」のみんなの評価は?





ポイント
地味だけど初期特有の爽やかさがある
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ここからは管理人の「君がいた夏」独自解釈!
【君がいた夏/歌詞解釈①】友達以上恋人未満の2人。
内容はタイトルからもわかるとおり、主人公が夏が来るたびに"君"がいた夏を思い出し、切なくもなり懐かしくもなるというもの。
歌詞には"海"や"ひまわり"などといった夏を感じる単語がでてくるが、切ない夏の終わりがテーマである。
ただ、主人公と"君"は歌詞を見ると普通の恋人同士ではないことがわかる。
次の引用した2つの歌詞を見てほしい。
誰よりも早く君を見つけたくて自転車で駆け抜けた真夏の朝早く
秋が来れば僕らまた元の場所へ
主人公と"君"の関係はきっと友達以上恋人未満にある。
しかし、2人は夏にしか会うことはできない。
おそらくお互いいつも夏になるとその地域に何泊かしていたのだろう。
推測だが、おばあちゃんちにでも泊まったりしていたのだと思う(笑)。
そして、2人はいつしか顔なじみになり、今の関係になる。
でも、秋になると離ればなれになってしまうのだ。
ひとこと
淡い青春の想い出
【君がいた夏/歌詞解釈②】子ども(Children)同士の恋。
2人は大人というよりも少年少女であろう。
大人であればきっと夏以外にでも会うことができるはず。
制限のある子供だからこそ感じる夏にしか会えないという甘酸っぱさ。
この曲を1stシングルに選んだ理由は主人公と君が子ども達(children)だからなのかなあとも思う(^_^;)。
ひとこと
制限があるからこそ良い想い出だった。。。
【君がいた夏/歌詞解釈③】当時からミスチルらしさは健在
正直この曲は特に耳に残るメロディーでもない。
しかし、後に彼らが世に出していく作品を聴いてみると、この曲にはとてもMr.Childrenらしさがあることが最近になってわかった。
特に私が「ミスチルらしいなー」と思ったのが独特な言葉の使い方。
次の引用した歌詞を見てほしい。
キリンぐらい首を長くしてずっと待っていたのがまるで夢のように
"首を長くする"という言葉は字面だけみれば意味がすぐわかるが、音だけではすぐに理解しづらい。
しかし、そこで首の長い"キリン"という言葉(生きもの)を使うことで、聴き手が状況を理解できやすくなるのだ。
また、次の引用した歌詞にも同じような表現がある。
おもちゃの時計の針を戻しても何も変わらない
ここでは"おもちゃの時計"という言葉(もの)を使うことで主人公のあの夏に帰りたいという気持ちがいかに強いかをあらわしている。
このように、Mr.Childrenのものを使ってあらわすという特徴が1stシングルからでているのだ。
やっぱり、こういう桜井の歌詞のセンスというのが後の大ヒットに繋がっていったのかなあと思う。
ひとこと
モノや生き物を使うのが上手い
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まとめ
1stシングルとは思えないほど地味。
だけれど、若さや爽やかさが詰まった1曲になっており、どこか懐かしさも感じる。
今聴いてもまったく古くさくないので、ぜひ夏(または夏の終わり)になったら聴いてみてほしい。
「君がいた夏」の評価
5点満点中3点
青春の1曲って感じ