鬱々しい1曲。鬱ロックを頻繁に制作していた90年代後期にありそうな1曲になっており、あの頃のミスチルが好きな人にはオススメできる。一方で、昨今の優しいミスチルが好きな人、そして就活生にはオススメできない(^_^;)。
この記事の概要
- 「WALTZ」のみんなの評価は?
- 「WALTZ」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})の収録曲「WALTZ」
そもそも「WALTZ」って?
Mr.Childrenが2015年6月4日に発売した18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})に収録されている。
収録アルバム『REFLECTION』では演奏時間が6分47秒と最も長い1曲。
かなり暗くて鬱々しいので聴くにはいくらかの気力が必要だ(^_^;)。
また、歌詞には"審査"や"履歴書"などといった受験や就活を連想させる単語がネガティブな使われ方で登場する。
そのため受験生および就活生はこの曲を聴いてはいけない!と一時期ネット上で話題になった。
出典:https://news.careerconnection.jp/?p=12524
さほどキャッチーでもないし内容が内容なので一般受けはしないだろう。
ただ、90年代後期の鬱ロックをよく制作していたミスチルが好きな人にはたまらない1曲になっているはずだ。
ひとこと
『DISCOVERY』あたりに入ってそうな1曲だなぁ
そもそも「WALTZ」って?
ひとこと
就活生は聴かない方が良いかも(^_^;)
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ここからは管理人の「WALTZ」独自解釈!
【WALTZ/歌詞解釈①】前作のアルバムがきっかけに!?
タイトルの「WALTZ」(ワルツ)とは"舞曲"のこと。
ただ、この曲での「WALTZ」は良い使われ方はしていなく、「絶望の淵に立たされた自分を、まるで狂ったかのようにワルツに乗せて踊ることで、この悲しき想いをみんなに伝えたい・・・」という悲観的な使われ方をしている。
ちなみに、この曲は収録アルバム『REFLECTION』では最初に制作されたという。
こんなにも暗い曲が最初に制作されただなんて・・・。
きっと優しい作風だった前作『[(an imitation) blood orange]』の反動によるものだろう(笑)。
>>>なぜ評判が悪いのか!?17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』【アルバムレビュー】
そのため深読みすると『[(an imitation) blood orange]』がこの曲を制作させたといっても過言ではない。
ひとこと
哀しきワルツ・・・
【WALTZ/歌詞解釈②】憧れの華やかな世界へ・・・
はたしてこの曲の主人公はどんな状況下にいるのだろうか。
前述したとおり"審査"や"履歴書"という単語が登場するので、主人公は受験生や就活生なのかもしれない。
ただ、もうちょっと主人公の人物像に迫りたい。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ショーウィンドウに並ぶのは一握りだけ 指をくわえてみてる なんか嫌
この歌詞を見ると、主人公は芸能界に憧れを抱いているのかなと思える。
そのため私の解釈は「主人公は芸能人(歌手、アイドル、俳優など)を目指しており、様々なオーディションを受けるもことごとく不合格になっている状況」だ。
こういう華やかな世界に魅せられ、そして精神的に病んでいくというのは同収録アルバムの「Jewelry」({Naked}のみ収録)にも通じる。
>>>ダークで色気のある1曲「Jewelry」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
華やかさに誘惑される・・・
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まとめ
ちなみにこの曲は冒頭の歌詞からやばい。
「光」「夢」「微笑み」さようなら 「闇」「絶望」「悲しみ」こんにちは
恐ろしい歌詞だ。
この歌詞が不穏なイントロと共に歌われる・・・もはや聴いてる私たちも病んでしまいそうになる。
また、この歌詞はこの曲の全てを物語っているといっても過言ではない。
なぜならばこの曲の主人公は最後まで救いようのないままなのだ。
別にポジティブになる訳でもない。
「闇」「絶望」「悲しみ」がずっとこの曲を包んでいる。
ひとこと
闇に墜ちたい人はぜひ聴いてみるといい・・・
「WALTZ」の評価
5点満点中3点
就活生はこの残酷な歌詞に共感してしまうはず