競争社会を描いたロック調の1曲。「THE RACE」とは日本語で競争を意味しており、競争社会の悲しさや切なさをあらわした歌詞が随所に見られる。
この記事の概要
- 「THE RACE」のみんなの評価は?
- 「THE RACE」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロ3rdアルバム『Peace Of Mind』の3曲目「THE RACE」
そもそも「THE RACE」って?
稲葉浩志がソロ名義で発売した三枚目のアルバム『Peace Of Mind』に収録されている。
競争社会を題材にした異色作。
デモではもう少しヘヴィだったが、ギターとして参加したスティーヴィー・サラスの強力な伴奏で曲が変化していったという。
2004年のソロツアー後半では客出し曲として流れ、演奏されることがなかった。
そのため初演奏は2014年のライブ「Koshi Inaba LIVE 2014 〜en-ball〜」。
Koshi Inaba LIVE 2014 〜en-ball〜 [DVD]
ひとこと
競争社会にドロップキック!
「THE RACE」のみんなの評価は?





高速に入ったら聞くのに運転中にかけたい曲。
ひとこと
歌詞が良いね。。。
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ここからは管理人の「THE RACE」独自解釈!
【THE RACE/歌詞解釈①】数字に縛られた、競争社会
1番の歌詞では競争社会に縛られる主人公の様子が描かれている。
競争社会というのは誰かと比べられ、数字によって能力をあらわせる社会のこと。
次の引用した歌詞を見てほしい。
何を競い誰と争う?数字に縛られなぜかムラムラ何位になれば君は振り向いてくれるの?
数字に縛られている主人公。
ただ"何を競い誰と争う?"という歌詞があるように、競争社会というのは一体何についての競争なのかわかっていない。
実際生きていく上で必ず直面する数字での競争。
例えば運動会の徒競走や学年テストなど。
つまり競争社会というのは自然と私たちの生活に組み込まれているのだ。
主人公は何についての競争かわからなくても、何位になればいいのかというのを考えている。
数字で能力をあらわせる競争社会に主人公はいつの間にか適応しているのだ。
これは私たちにも言えることである。
やっぱり、数字は1に近ければ近いほど良いという考えが誰にだってあるはず。
ポイント
1位じゃなきゃ意味がない。。。!?
【THE RACE/歌詞解釈②】勝ち組だろうと、負け組だろうと
2番の歌詞では競争社会に対しての批判が歌われている。
たしかに、競争社会という言葉を聞いて良い印象を受ける人は少ないし、批判したくなる人は多いだろう。
だからとても共感する歌詞だと思う。
次の引用した歌詞を見てほしい。
勝ち組なの?負け組なの?っていうか人生それだけしかないの?
勝ち組という競争においてトップにいる人と、負け組という下位に属する人。
自分はどっちなのかと考えてしまう人がいるはず。
しかし自分がどっちであろうとも関係はない、というのがこの歌詞の意味である。
他人と自分の人生を比べて、自分は勝ち組だと思うのはあまりにも情けないしむなしい。
人生はそんなものではなく、自分自身と見つめ合うことで充実していくのだと思う。
ひとこと
競争社会なんてクソだ!
【THE RACE/歌詞解釈③】木偶の坊になろう!!
サビの歌詞は私たち聴き手に勇気を与えてくれる。
ここでは特に私が勇気をもらえる歌詞を紹介したい。
転べよ転べ泥にまみれ綺麗になれ笑って目指そう今世紀最強の木偶の坊
"木偶の坊"とは役に立たない人という意味である。
つまり、他人との競争なんてどうでもよくて、転んだり泥まみれになったりと失敗しながら自分を高めていけばいいというのがここの歌詞の意味だ。
ひとこと
役に立たない人でも良いじゃない!
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まとめ
他人の役に立てなくても、自分自身との競争をしていけば良いということをこの曲は教えてくれる。
勇気をもらえる1曲だ。
ひとこと
競争社会に疲れた人はぜひ。。。