この曲は15thシングル「終わりなき旅」のカップリング曲。
>>>活動再開後初のシングルだった名曲「終わりなき旅」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
勇気をくれる最強の人生ソング「終わりなき旅」という表題曲とは裏腹に、「Prism」は恐ろしいほど暗くてネガティブ。
この記事の概要
- 「Prism」のみんなの評価は?
- 「Prism」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/7thアルバム『DISCOVERY』の3曲目「Prism」
そもそも「Prism」って?
Mr.Childrenが1999年2月3日に発売した7thアルバム『DISCOVERY』に収録されている。
元々は15thシングル「終わりなき旅」のカップリング曲として収録されている。
>>>活動再開後初のシングルだった名曲「終わりなき旅」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
暗くてネガティブで、もはや救いようがない内容。。。
本格的に活動を再開した後の初めてのシングルにこんな暗い曲収録して良いのかなと思うレベル。
活動休止前の『深海』や『BOLERO』の暗いアルバムに収録されていてもまったく違和感がない(結局、活動再開後初の収録アルバム『DISCOVERY』も暗い作風になっている)。
>>>歴史に残る大名盤。。。!5thアルバム『深海』【アルバムレビュー】
>>>"ミスチル第一章"を締めくくる6thアルバム『BOLERO』【アルバムレビュー】
この曲のタイトルには意味がない!?
タイトルの「Prism」とは、この曲の雰囲気から決められたという。
つまり、このタイトルに意味はないのだ。
正直、特に意味のないタイトル名を付けられると、レビューの面白さがない。
そこで、無理矢理ではあるがこのタイトルに意味を付けてみた。
「Prism」(プリズム)とは"光を分散・屈折・全反射させるために用いる透明な多面体"である。
この曲の内容は本当の自分を押し殺して世渡りする自分に嫌気がさしている主人公の物語。
つまり、主人公の精神状態は光(他人からの優しさ)さえも屈折させてしまう(素直に受けとることができない)、まさにプリズムのような人間になってしまっているのだ。
無理矢理過ぎるけれど・・・タイトルにこういう意味があってもいいかも笑。
ひとこと
「終わりなき旅」とは真逆の内容
「Prism」のみんなの評価は?
ひとこと
逆に落ちこんでいるときに聴くと良いかも(保証はしません!)
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ここからは管理人の「Prism」独自解釈!
【Prism/歌詞解釈①】あの頃の自分は偉大だった
1番の歌詞では、今はなき"君"という存在にある種のうらやましさを感じている主人公が描かれている。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
失って寂しくって歌うあの日のLove song 思いしらせてよ君の偉大さを
はたしてこの曲に登場する"君"とはどのような人物なのだろうか。
主人公の別れてしまった恋人と解釈することもできるし、純粋で幼かった自分自身と解釈することもできる。
私は後者の方がこの曲の内容により合っているので、後者を採用したい。
"あの日のLove song"とは幼い頃に流行っていた歌。
その歌をうたうことで、あの頃の自分の偉大なる無鉄砲さを思い出しているのだ。
そして、サビで現在の自分を自虐的に描いている。
自分に嘘をつくのが だんだん上手くなっていく
あの頃の自分とは打って変わり、現状の自分は嘘で塗り固まった存在。
やるせない気持ちになると同時に共感してしまう歌詞だ。
ひとこと
子どもの頃は恐いものなしだった
【Prism/歌詞解釈②】愚痴さえも言える精神状態じゃない・・・
2番の歌詞では、"君"はもういなくて、憂鬱な気分をもっている主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
世間や社会がどんなに醜くても いつだって君にだけ真実を話せたのに
心の中では、世間や社会の愚痴を言えていたあの頃。
しかし、今では純粋なあの頃の自分は心の中にさえいないため、愚痴も言えずに嘘を言うだけなのだ。
こうして救いようのないままこの曲は終わってしまう。
ひとこと
救いようがなさ過ぎる
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まとめ
落ちこんだときに聴くと、より落ちこんでしまうかもしれない。
逆に、悲しいときは悲しい歌を聴くといいのである意味オススメだ。
ひとこと
絶望に酔いしれたい人はぜひ。。。
「Prism」の評価
5点満点中3点
意外とサビとかは口ずさみやすい