この曲はおよそ2ヶ月間、名探偵コナンのエンディングテーマになった。タイアップがついているため、収録アルバム『志庵』の中では1位2位を争うほどのキャッチーさである。シングルでも全然おかしくないと私は思う。
この記事の概要
- 「Overture」のみんなの評価は?
- 「Overture」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロ2ndアルバム『志庵』の5曲目「Overture」
そもそも「Overture」って?
稲葉浩志がソロ名義で発売した二作目のアルバム『志庵』に収録されている。
ちなみに、日本テレビ系『名探偵コナン』エンディング(期間:2002年11月18日 - 2003年1月20日)のタイアップがついており、『THE BEST OF DETECTIVE CONAN 2 〜名探偵コナン テーマ曲集2〜』にも収録されている。
「Overture」は何位にランクイン?
ひとこと
コナンの主題歌は名曲が多いかも
「Overture」のみんなの評価は?
ひとこと
やっぱり高評価が多いね
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ここからは管理人の「Overture」独自解釈!
【Overture/歌詞解釈①】終わり(Over)と始まり(Overture)は、表裏一体
「Overture」とは主に序曲という意味がある。
この曲ではその意味から派生して、始まりという意味があっているだろう。
ちなみに歌詞中に"Overture"は一切でてこない。
その代わり"Over"という単語がでてくる。
Overはタイトルの「Overture」とは字面は似ているが、終わりという真逆の意味だ。
英語の話になってしまうが、-tureとは接尾辞(単語の後ろにつくもの)であり、単語を名詞形にする働きがある。
しかしなぜかOverを名詞形にすると意味が真逆になるのだ。
この曲のタイトルを「Overture」と稲葉さんが名付けたのは、まさに終わりと始まりは表裏一体であるということを表現したかったからだと私は思う。
ひとこと
終わりがあるから始まる。。。
【Overture/歌詞解釈②】恋人という偉大な存在
内容は失恋した主人公が今になって恋人の存在の大きさに気づき、寂しくなるも何かを始めようと自分を奮い立たせるというもの。
1番の歌詞では主人公の日常の風景が、どこか悲しさに包まれている様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
煙草など一本吸ってみた 気が楽になった気がした でも違う何か違ううまく笑えない
煙草を吸う主人公。
しかしいつもと何かが違うことに気づく。
何かとは恋人がいなくなったこと。
この解釈の理由はこの後のサビで"君が見当たらない"という歌詞があるからだ。
恋人がいなくなってしまったから、煙草を吸っても気が楽になった"気"しかしない。
つまり、気が楽になっていない。
さらにうまく笑うことさえできない。
主人公にとっていかに恋人の存在が大きかったのかがわかる歌詞である。
ひとこと
寂しそう。。。
【Overture/歌詞解釈③】理想とはかけ離れた、自由な日々
2番の歌詞ではひとりでも大丈夫だと意気込む主人公の様子が描かれている。
しかし意気込むといってもただの強がりであることがわかる(^_^;)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
胸をはってひとりになってすがすがしい気になったけど自由を求めもがくエネルギーそんなものがなぜか恋しい
恋人と別れ、すがすがしい気になっている主人公。
ひとりになったため私生活に自由度が増したはず。
しかし主人公はなぜか自由を求めるエネルギーが恋しくなっている。
これはようするに、今でも恋人がいた日々に帰りたいと主人公は思っている。
ひとりになったために得ることができる自由な日々がやっぱり孤独で寂しいのだ。
また、次の引用した歌詞を見てほしい。
やっとのこと、手に入れた 夢に飲み込まれる
幸せというのはなくなって気づくもの。
恋人と過ごす日々はある程度束縛されるので、自由な日々に憧れる。
きっと主人公は恋人との日々に嫌気がさしたのだろう。
2番の歌詞に"終わらしたんだよ"とあるので、主人公から別れを切り出したことがわかる。
そして、ようやく手に入れた恋人のいない自由な日々。
しかし現実は孤独で寂しい日々。
理想とはあまりにも違う寂しい日々に主人公は飲み込まれていくのである。
ひとこと
理想と現実は違う。。。
【Overture/歌詞解釈④】ないものねだりの主人公(笑)
ラストの歌詞では孤独で寂しい日々を乗り越えて、本当に自分が理想する日々を目指そうという主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
辿り着こう いつの日か 僕の描く世界の果てにそしてそこに待ってるのは 君であってほしい
恋人がいたときに主人公が描いていた理想の世界は自由な日々である。
しかしそんな日々はまったく見当違いの、悲しい日々だった。
そんな今、主人公はどんな理想を描いているのか。
この歌詞を見ると、また恋人のいる日々を主人公は理想としているのだ。
つまり"僕の描く世界の果て"とは恋人のいる暖かな日々なのである。
そしてその恋人が別れてしまった"君"ならいいと主人公は願っている。
ようするに、主人公はないものねだりなのだ(笑)
ひとこと
ないものねだりは嫌だ。。。
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まとめ
コナンのタイアップ付きなので、やっぱりキャッチーだし名曲に違いない。
ポイント
普通に名曲だ