出典:https://matome.naver.jp
久しぶりのダーク&ロックソング。2013年はこの曲しか発表されなかったので、ミスチルの2013年を代表する作品となった。ミスチルを知らない人にとっては「何この曲。。。?」となってしまうかもしれない。
この記事の概要
- 「REM」のみんなの評価は?
- 「REM」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/配信限定シングル第五弾「REM」
そもそも「REM」って?
Mr.Childrenが2013年5月29日に配信した配信限定シングル第五弾。
「hypnosis」からおよそ9ヶ月ぶりのシングルである。
>>>なぜかジャケット写真がないシングル!?「hypnosis」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
前年2012年はミスチルデビュー20周年ということで、ベストアルバム2枚・オリジナルアルバム1枚・シングル1枚・配信限定シングル1曲などと、かなり目立った活動をしていた。
その反動もあってか、2013年は新曲はこの曲のみという寂しい1年だった。
後に明かされるが、2013年1月から18thアルバム『REFLECTION』のレコーディングを行っていたらしく、メンバーにとっては内にこもった1年になっていたという。
もっともっと過激でもOK!
東宝配給映画『リアル〜完全なる首長竜の日〜』の主題歌になっており、同映画プロデューサーの「とにかくぶっ飛ばしてくれ!」というリクエストに応える形で制作された。
前年に発売された『[(an imitation) blood orange]』の"優しい雰囲気"から一転して、ダークでハードロックな1曲に仕上がっている。
>>>なぜ評判が悪いのか!?17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』【アルバムレビュー】
メディアではこの曲を「ミスチル史上、最も過激!」と謳っていたが、ファンにとってみれば「もっと過激なのあるわ!」と言いたくなってしまう。
たしかに、当時のミスチルが発表した楽曲の中ではとりわけ過激だけれど、90年代後期に発表された楽曲と比べるとそんなに過激でもない。
タイアップがついているのでさすがに本気の過激ソングはつくれなかったのかもしれない。
ただ、個人的にはもっともっと過激にしてほしかった。
ひとこと
ダーク&ロック!
「REM」のみんなの評価は?
ひとこと
たしかにミスチルを知らない人にとっては衝撃的な1曲かも
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ここからは管理人の「REM」独自解釈!
【REM/歌詞解釈①】「REM」の意味は?
タイトルの「REM」とはRapid Eye Movementの略で、"急速眼球運動"を意味している。
急速眼球運動というのは、まぶたが閉じられた状態にもかかわらず眼球が急速に運動していることを指しており、この状態の時に寝ている人は夢を見ているという。
レム睡眠やノンレム睡眠というのはまさにこの"REM"が由来となっている。
つまり、この曲の舞台は主人公が見ている夢の世界。
ただ、その夢はけして居心地の良い夢ではなく、言ってしまえば悪夢だ。
そんな悪夢に放り込まれた主人公の苦しみをハードな曲調と桜井の叫び声に似た歌い方で描かれる。
あまりキャッチーでもないので一般受けはしないだろう。
一方で、優しいミスチルに飽きた人なら絶対にはまる1曲だ。
ひとこと
『[(an imitation) blood orange]』の次作がこれってすごい笑
【REM/歌詞解釈②】後の展開が気になる(^_^;)
1番の歌詞では主人公が見ている夢がどういうものなのかが描かれている。
冒頭の"出口を探している~"からアクセル全開なので一気にこの曲の世界に引き込まれるだろう。
次の引用した歌詞を見てほしい。
ロープで両手を縛られてる時に見つけたナイフ でも、その先の記憶がない
主人公はいったいどんな状況にいるのか不安になってしまう歌詞だ(^_^;)。
ただ、あくまでこの曲で描かれているのは夢の世界での出来事。
そのため主人公に心配することはない。
でも、この後の展開がどうしても気になる。
見つけたナイフで主人公は何をしたのだろうか・・・。
ひとこと
夢の中だから何でもあり。。。
【REM/歌詞解釈③】現実味を帯びたCメロの歌詞
結局、この曲は夢の世界での出来事なので解釈なんて必要ないのかもしれない。
何でもありの世界だし、もはや解釈できる次元ではない域のことだ。
ただ、Cメロの歌詞が少し現実味を帯びている。
その歌詞がこちら。
AとBにXYZも交差するよ この絡まる三次元が現実 いい人も悪い人もないっていう理論 テキストにて今日も展開中
"絡まる三次元が現実"というフレーズが意味深。
まるで「この世は悪夢のように何でもありの世界だ・・・」と訴えかけているように思える。
主人公が悪夢を見ている理由はまさにこの現実社会に対するイラだちや嫌気が原因なのかもしれない。
ひとこと
ある意味社会風刺ソングでもある!?
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まとめ
2013年がこの曲のみだったってのが案外すごい。
ミスチルをあまり知らない人のためではなく、ある程度のファンに向けた1曲のような気もする。
『[(an imitation) blood orange]』の直後だったこともあり、"優しさ"を破壊してくれる強烈な1曲だ。
>>>なぜ評判が悪いのか!?17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』【アルバムレビュー】
ひとこと
"優しさ"の破壊
「REM」の評価
5点満点中4点
2013年唯一の新曲