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1992年12月1日発売。2ndシングル「抱きしめたい」と同時発売である。
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前作『EVERYTHING』からおよそ半年という比較的はやいスパンであるが、やはり1曲1曲の出来のよさは上がっている。
>>>国民的バンドの記念すべきデビュー作!1stアルバム『EVERYTHING』【アルバムレビュー】
後のミスチル現象の効果で、発売から約3年後に売上を伸ばし、2作目にもかかわらず110万枚以上売り上げている。
この記事の概要
- 『Kind of Love』のみんなの評価は?
- 『Kind of Love』とは一体どういうアルバムなのか?
- 『Kind of Love』の全収録曲レビュー一覧
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ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』
ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』のみんなの評価は?
ひとこと
初期ミスチルの中では一番人気のアルバム
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ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』の特色
全11曲であり、さわやかな曲もあれば暗い曲もある多種多様なアルバムである。
前作『EVERYTHING』の収録曲はアマチュア時代の曲だったので、実質的にこのアルバムからデビュー後につくられた曲を聴ける。
>>>国民的バンドの記念すべきデビュー作!1stアルバム『EVERYTHING』【アルバムレビュー】
テーマがアルバムのタイトルである"Kind of Love"(様々な愛)なのでラブソングが多い。
エピソードとして、前作のアルバムタイトルが「何よりも大切なもの」という意味だったことから、Mr.Childrenにとって大切なものは「愛」ではないかという理由で2ndアルバムのタイトルに「Love」が浮かんだという。
しかし当時の彼らには少し重い言葉だったため「愛のようなもの」(色々な愛)を意味する「Kind of Love」というタイトルに決定した。
当時のMr.Childrenだからこそ心に響く曲(例えば若者の恋愛についての曲)がたくさんあるので、若々しくて勢いがあるアルバムである。
なぜ初期三部作で『Kind of Love』が一番売上が多いのか?
ちなみに次作の3rdアルバム『Versus』の売上はおよそ80万枚である。
>>>"初期ミスチル"の集大成だけど影が薄い!?3rdアルバム『Versus』【アルバムレビュー】
そして2ndアルバム『Kind of Love』の売上はおよそ110万枚
なぜか『Kind of Love』は初期のアルバム3部作のなかでは最も売り上げ枚数が多いのだ。
普通ならブレイク期に最も近い3rdアルバムが一番売れるはず。
この理由はあまりにも『Kind of Love』の完成度が高かったからだと私は思う。
根拠として、『Kind of Love』はかなりのロングヒットを記録しており、トップ10にはランクインしなかったものの、159回ものチャートインを記録。
3rdアルバム『Versus』は最高順位3位を記録したが、登場回数は105回。
『Versus』は瞬間風速的には売れたけれど、長くは売れなかった。
これはつまり、ブレイク直前だったミスチルに注目したにわか音楽ファンが『Versus』を買い求めたという、アルバムの質が無視された結果の80万枚だったのではないだろうか。
それに対して2ndアルバム『Kind of Love』はじわじわと売れ続け、最終的にはミリオンを記録。
つまり、ミスチルの人気にあやかったものではなく、アルバムの質自体が生んだ110万枚なのだ。
そのため初期三部作の中では、統計的にも、『Kind of Love』が最も高い完成度を誇っていると言えよう。
ひとこと
完成度はかなり高いと思う
ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』の全収録曲レビュー一覧
各曲をクリックするとレビュー記事にとびます。
1.虹の彼方へ
3.BLUE
4.抱きしめたい(2ndシングル)
6.Distance
9.星になれたら
11.いつの日にか二人で
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まとめ
初期三部作では最も高い売上を誇り、最も完成度の高いアルバムだ。
また、収録曲の11曲中9曲はこのアルバム以外では聴けないので貴重である(2018年7月現在)。
前作『EVERYTHING』はミニアルバムであったので、このアルバムは初期のミスチルらしさをよりふんだんに堪能できるだろう。
ひとこと
名曲揃い