この曲は後に3rdシングル「Replay」でカップリング曲としてシングルカットされた。
>>>"あの曲"の後日談を描いた1曲!?「Replay」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
「All by myself」とは"自分次第"という意味。内容はかなり暗い。
この記事の概要
- 「All by myself」のみんなの評価は?
- 「All by myself」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/2ndアルバム『Kind of Love』の2曲目「All by myself」
そもそも「All by myself」って?
Mr.Childrenが1992年12月1日に発売した2ndアルバム『Kind of Love』に収録されている。
内容は暗く、さらに曲調もマイナーなので一般受けは絶対にしない。
なぜこの曲が3rdシングル「Replay」のカップリングとしてシングルカットされたのかがわからない。
>>>"1stシングル"の後日談を描いた1曲!?「Replay」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
『Kind of Love』の中ならもっと良い曲があったと思うのだが。
桜井が苦しんでいたプロミュージシャンのギャップ
ちなみに、前アルバム『EVERYTHING』の収録曲はアマチュア時代につくられたものである。
>>>国民的バンドの記念すべきデビュー作!1stアルバム『EVERYTHING』【アルバムレビュー】
つまり、この曲の収録アルバムである『Kind of Love』からがデビュー後につくられた曲中心になっているのだ。
それゆえに、この曲の暗い内容は桜井がイメージするプロとのギャップがあまりにもかけ離れており、それに苦しんでいたからなのではないだろうか。
また、2曲目に収録されているのも、当時の若々しくてポップなMr.Childrenの違う方向性を示すためだったのかもしれない。
ひとこと
ポップ感はあまりない
「All by myself」のみんなの評価は?
ひとこと
たしかにクールな1曲かも。。。
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ここからは管理人の「All by myself」独自解釈!
【All by myself/歌詞解釈①】違う世界へ飛び出したい(泣)!!
この曲は現状に満足できない主人公の物語。
冒頭から"から廻りのMy Life"という歌詞がでてきて、主人公のメンタルやられてる感がすぐに伝わる。
前曲のさわやかな「虹の彼方へ」とのギャップがすごい。
>>>最初で最後の◯◯ソング!?「虹の彼方へ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この曲の歌詞はまさに桜井の当時の現状を描いているであろう。
次の引用した歌詞を見てほしい。
飛び出したいよ違う世界に
ミスチルはプロのミュージシャンの仲間入りを果たしたが、きっと思っていたものと違かったはず。
私もそうだが、音楽業界というのは華やかなイメージをもつ人が多いと思う。
しかし、実際は違うはず。
私たちが見てるミュージックステーションや紅白歌合戦などは表で、裏でははきっと想像できないような苦労があるのだろう。
そんな現実を知った主人公(桜井)は音楽業界とは違う世界に飛び出したいと嘆いているのだ。
ポイント
理想と現実のギャップは意外と大きい
【All by myself/歌詞解釈②】いつかは日の目を見るために・・・
こんな主人公だが、いつかはやってやるぞ!という思いもちゃんとある。
次の2つの引用した歌詞を見てほしい。
抱きしめよう熱い想いを抱きしめたいいつかクールな時代を超える
時の流れがやがて僕にかたむきかける日まで
1つ目の"クールな時代"とは日の目を見ない、まさに当時のミスチルが経験した売れない時代のこと。
つまり、ここでの"クール"は"かっこいい"という意味じゃなく、"冷たい"という意味だ。
そんな不遇な時代を超えて、ミスチルがホットになるために主人公は熱い想いを抱きしめようとしているのである。
2つ目の引用した歌詞はまさに時の流れ、つまり、自分たちが人気になる時代がくるまで熱い想いを抱きしめるという意味だ。
結局、人気になるのは運とか偶然とかではなくタイトルのとおりAll by myself(自分次第)なのである。
ひとこと
ミスチル時代はちゃんと来た!
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まとめ
ミスチルは早くブレイクしたので、こういう売れない頃の想いを反映した曲を貴重だ。
マイナーな1曲だけれど、当時の桜井の想いが垣間見ることができるので一聴の価値あり。
ひとこと
誰にも下積み時代がある
「All by myself」の評価
5点満点中2点