前曲に引き続く渋い1曲。女性目線で歌う貴重な1曲でもあり、どこか「デルモ」を彷彿させる。ダークな世界観と色気のある歌い方にどっぷりはまる人がいるかも!?
この記事の概要
- 「Jewelry」のみんなの評価は?
- 「Jewelry」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/18thアルバム『REFLECTION』({Naked}のみ})の収録曲「Jewelry」
そもそも「Jewelry」って?
Mr.Childrenが2015年6月4日に発売した18thアルバム『REFLECTION』({Naked}のみ)に収録されている。
前曲「You make me happy」に続く渋めの1曲。
>>>"80年代音楽"があの頃へと連れて行く「You make me happy」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ただこの曲は「You make me happy」とは違い、非常にネガティブで暗い内容になっている。
特にキャッチーでもないので一般受けはしないだろう。
また、歌詞の一部の語尾が"~いたいの"となっているため、主人公は女性であろう。
ミスチルは女性目線の曲が少ないので貴重だ。
女性目線で思い起こされるのが14thアルバム『B-SIDE』に収録されている「デルモ」という曲。
>>>モデルの世界を描いた異色作「デルモ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この曲と「デルモ」はどことなく内容も似ている感じがする。
この曲が好きな人はぜひ「デルモ」を聴いてみることをオススメする。
ひとこと
前曲「You make me happy」よりも渋いかなぁ
「Jewelry」のみんなの評価は?
ひとこと
たしかにこの曲の後の「ロザリータ」は雰囲気あって良い
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ここからは管理人の「Jewelry」独自解釈!
【Jewelry/歌詞解釈①】「Jewelry」とは何を意味しているのか?
タイトルの「Jewelry」とは日本語で"宝石"。
冒頭の歌詞でこの曲での「Jewelry」というのはどのように定義されているのかがわかる。
まるで誰かがドブに落としたプラスティックのJewelry それがこの想い 醜い光を放って
Jewelry(宝石)を二重で批判しているのがこの歌詞のすごいところだ。
"ドブに落とした"と"プラスティック製"であるということ。
つまり、この曲の「Jewelry」というのは"かなり後ろめたさのある想い"のことなのだ。
さらに、歌詞を読み進めていくと"この想い"というのは恋心であることがわかる。
なぜ恋心を"ドブに落としたプラスティックのJewelry"と表現しているのだろうか・・・。
これは各々の解釈に任せるしかない。
私の解釈は、この主人公は業界人であるという解釈だ。
この解釈は「デルモ」(主人公がモデル)という曲に似ているからなのかもしれない(^_^;)。
>>>モデルの世界を描いた異色作「デルモ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ただ、純粋さをなくし(ドブに落ちる)、そして偽りの自分(プラスティック製)を魅せる仕事というのはやはり業界人を真っ先に連想してしまう。
誰かに向けた主人公の恋心は、業界人であるが故に、純粋な輝きを失っているのだ。
ひとこと
"宝石"はもはや汚れてしまった・・・
【Jewelry/歌詞解釈②】純粋でいられた故郷
2番の歌詞では故郷を懐かしんでいる主人公の様子が描かれている。
つまり、主人公は故郷を離れているのだ。
きっと上京でもしたのだろう。
次の引用した歌詞を見てほしい。
蓮華草の花 野原に咲き誇って 故郷を思い出させる 人恋しくて切なくなる 泣きたくなる
蓮華草(れんげそう)の花言葉は「心がやわらぐ」である。
やはり故郷というのは誰にとっても心をやわらげてくれるものだ。
私の解釈である主人公=業界人であるとしたのなら、本当の自分を見失っていく中で、故郷という自分が純粋でいられた場所を主人公は恋しく想っているのだろう。
ちなみに、「デルモ」にも故郷に関する歌詞が登場する。
やはり、この曲はどうしても「デルモ PARTⅡ」と見なしてしまうね(^_^;)。
ひとこと
業界人にとって故郷というのは誰よりも愛おしく想う場所なのかね
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まとめ
渋くてマイナーなので、好き好んで聴く人は少ないと思う。
女性目線で歌う貴重な1曲ではあるので、ぜひ"ミスチルらしくない音楽"を聴きたい人はぜひ。
ひとこと
色気のある1曲だ
「Jewelry」の評価
5点満点中2点
渋い