爽やかでポップなキラキラソング。"初期ミスチル"を彷彿とさせる若々しい曲調がグッド。また、"せきららな歌詞"が登場するので、それがより主人公の若さを象徴している。
この記事の概要
- 「運命」のみんなの評価は?
- 「運命」とは一体どういう曲なのか?
ミスチル/18thアルバム『REFLECTION』({Naked}のみ})の収録曲「運命」
そもそも「運命」って?
Mr.Childrenが2015年6月4日に発売した18thアルバム『REFLECTION』({Naked}のみ)に収録されている。
初期のミスチルを彷彿とさせるポップでかわいらしい1曲。
「カルピスウォーター」CMソングであり、頻繁に流れていたので一度は聴いたことある人が多いと思う。
すごくキャッチーで一般受けしやすい1曲だけれど『REFLECTION』の{Naked}(USB版)にしか収録されなかった。
さすがにこの曲は{Drip}(CD版)に収録されて欲しかったなぁ・・・。
基本的にミスチルのアルバムには飛び抜けてポップソングは0~2曲程度しか収録されていない。
『REFLECTION』にはこの曲の他に「Melody」というポップソングが収録されている(こちらは{Naked}{Drip}どちらにも収録)。
>>>きらびやかでゴージャスな1曲「Melody」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
そのためこの曲が{Naked}(USB版)にしか収録されなかったのは「ポップソングは「Melody」で十分でしょ!」という思いがあったからかもしれない(笑)。
ひとこと
ポップで爽やか!
「運命」のみんなの評価は?
ひとこと
ポップソングの王道って感じ
ここからは管理人の「運命」独自解釈!
【運命/歌詞解釈①】若さ故の素晴らしい誤解
運命を感じる人がいる。
まったく根拠はないけれど好きな人に対してはどうしても運命の人だと思ってしまう。
しかし、たいていは特に何もなく終わっていく。
特に学生時代の頃なんかはよくこういう経験はあったのではないのだろうか。
この曲の主人公もまさに運命を感じる人がいる。
この曲の特徴でもある"せきららな歌詞"が功を奏して、ピュアな青年をイメージすることができるだろう。
冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
招かざる客で当面 構いはしないけど いつの日か君のベートーベン「運命」奏でよう
主人公と主人公の好きな人はあまり良い関係ではない。
主人公は自分を"招かざる客"と揶揄していることから、おそらく二人は顔見知り程度なのではないだろうか。
にもかかわらず、運命を感じている主人公(笑)。
若さゆえの素晴らしい誤解だ。
いつかベートーベンの「運命」を奏でたいという願望は、ロマンティックのように見えるけれど正直あまり意味が分からない(笑)。
ひとこと
若々しい歌詞がすごく効果的
【運命/歌詞解釈②】陰湿だった過去
ポップソングだけれど主人公はどこか陰湿だ(^_^;)。
例えば1番の歌詞では、恋愛を馬鹿にしていた過去を明かしている。
これはまさに街中にいるリア充を見て「ケッ・・・」と思っている私と同じだ(笑)。
バカバカしいとは思っていても実際はただの嫉妬なのかもしれない。
そんな主人公だけれど、もう恋愛を馬鹿にすることはない。
なぜなら今現在は主人公自身が"君"に運命を感じ、そして恋愛したい!と素直に思っているからだ。
また、この曲で最も陰湿というか生々しい歌詞が面白いので引用してみた。
時には自分を戒める いやらしい妄想をして 自分を慰めたあとで
この歌詞を聴いたときは本当に驚いた(笑)。
ひとこと
ポップな曲調に隠れてこんな生々しい歌詞をぶち込むなんて・・・さすが桜井だ
まとめ
結局、主人公が感じていた運命は本物だったのか明らかにされない。
ラストの大サビでは「これは絶対に運命なんだ!」と念押ししている主人公の様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
乗ってる車こそ違っても僕らは同じ道を走っている
今はまだ顔見知り程度で、仲が良いや悪いというステージにさえ入っていない二人なのかもしれない。
それでもいつかは愛し合える二人になっているはず。
そんな主人公の願望を"車"を例に出して表現している。
ぜひ運命を感じる人に出会ったらこの曲を聴いてみるといい。
ひとこと
運命を感じるって素晴らしいことだと思う
「運命」の評価
5点満点中3.5点
王道ポップソング