収録アルバム『REFLECTION』においてオープニング&エンディングを飾る最重要曲。配信限定ベストアルバム『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』でも一番最後に収録されていたりと、ミスチルの歴史を語る上では欠かせない存在になるであろう1曲。
この記事の概要
- 「未完」のみんなの評価は?
- 「未完」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})の収録曲「未完」
そもそも「未完」って?
Mr.Childrenが2015年6月4日に発売した18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})に収録されている。
疾走感溢れるロックな1曲。
『REFLECTION』において、{Drip}(CD版)ではオープニングナンバーであり{Naked}(USB版)ではエンディングナンバーである。
また、アルバム発売後に行われたスタジアムツアーのタイトルが『Mr.Children Stadium Tour 2015 未完』。
Mr.Children Stadium Tour 2015 未完 [Blu-ray]
そのため、この曲はかなり重要な役割を果たしている1曲だ。
シングル級の超キャッチー曲が多く収録されている『REFLECTION』では正直この曲はキャッチーでもない。
ただ、なぜか強烈に印象に残る。
「未完」というタイトルも「まだまだ終わらない!」というミスチルの覚悟をあらわしていて良いし、どこか90年代の勢いを彷彿とさせてくれる。
個人的に{Naked}(USB版)の収録順であるエンディングにこの曲が収録されてる方が好きだ。
ひとこと
『REFLECTION』のオープニング&エンディングを飾るので、アルバムの中でも最重要曲と言っても過言ではない
「未完」はシングルカットされる予定だった!?
ちなみに、この曲は後にシングルカットになるのではないかという噂が一部のネット上で流れていたのをご存じだろうか。
この噂の発端となったのは、2015年6月12日に放映された「ミュージックステーション」。
この回はミスチルも出演し「未完」を披露した。
その際、公式ホームページでは以下の文章が記載されていた。
前作から2年7ヶ月ぶりに決まった最新アルバムが話題Mr.Childrenは、注目のシングルカット曲「未完」をテレビ初披露
結局これは記載ミスでシングルカットされることはなかった。
ただ、35thシングル「足音 〜Be Strong」が主題歌となったフジテレビ系ドラマ「信長協奏曲」が2016年に映画化されることが決まっていた。
>>>"深い意味"がある35thシングル「足音 〜Be Strong」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この「未完」には"僕は武将で慕ってた家来が寝返ったって良い"という歌詞が登場する。
そのため、映画版「信長協奏曲」の主題歌は「未完」であり、それに伴ってシングルカットされるのでは・・・!と本気で思った(結局映画版も「足音 〜Be Strong」が主題歌に)。
「未完」のみんなの評価は?
ひとこと
配信限定ベストアルバムでもこの曲はエンディングだった
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ここからは管理人の「未完」独自解釈!
【未完/歌詞解釈①】どうせ死ぬなら好き勝手生きよう
歌詞を深く考えるよりも勢いに身を任せてみろ!というのがこの曲の楽しみ方のような気もする(^_^;)。
ただ、歌詞を見ると"自由"という言葉がとても印象に残る。
特にラストの大サビなんかは"自由 自由 自由!"と叫びあげる始末。
どこか自暴自棄というか、何かを悟ったような主人公が目に浮かぶ(笑)。
1番の歌詞を引用したので見てほしい。
いいさ どの道いつか骨になっちまう
どうせ死んでしまうなら、自由に好き勝手生きてみようぜ!というメッセージが込められている。
なんてロックなのだろうか。
もし嫌な事があったのならこの歌詞を思い出してほしい。
きっと、何もかもが吹っ切れてどうでもよくなるはずだ。
ひとこと
こういうロックなミスチルもやっぱ良いなぁ
【未完/歌詞解釈②】資本主義批判?
私がこの曲を聴いて一番違和感があったのが2番の歌詞。
その歌詞を引用したので見てほしい。
ヘッドフォン フルボリューム 地下鉄のホームで 目をギラつかす資本主義者の巣窟へ
この歌詞の意味がいまだにわからない(^_^;)。
資本主義の批判なのだろうか。
正直この曲に"資本主義"という物騒(?)な言葉は似合わないし使ってほしくなかった。
なんだかんだで"ミスチルの音楽"というのは良い意味でも悪い意味でも大多数に消費される運命にある。
まあミュージシャンにしてみれば「自分のつくった音楽を多くの人に聴いてもらえるだなんて幸せ」だと思うだろう。
ただ、多くの人に聴いてもらうということは、私のように好き勝手に批評する者が現れることを意味する。
だからこそ、桜井は資本主義に対する皮肉をこの曲含め様々な曲に含ませているのだと思う。
ひとこと
こういう資本主義批判みたいなのって、90年代後期はよくやってた
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まとめ
疾走感溢れる曲調に乗せてミスチルの「まだまだ終わらない!」という覚悟がひしひし伝わる1曲。
おそらくミスチルの歴史を語る上でかかせない1曲になると思うので、存分に聴いてほしい。
ひとこと
ミスチルは未完!
「未完」の評価
5点満点中3.5点
「未来へ続く扉 相変わらず僕はノックし続ける」