疾走感溢れる1曲。タイトルのとおり、映画『ファイト・クラブ』がこの曲の核となっている。ただ、描かれている内容は「『ファイト・クラブ』に影響を受けた男の物語」というのが面白い。
この記事の概要
- 「FIGHT CLUB」のみんなの評価は?
- 「FIGHT CLUB」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})の収録曲「FIGHT CLUB」
そもそも「FIGHT CLUB」って?
Mr.Childrenが2015年6月4日に発売した18thアルバム『REFLECTION』({Naked}&{Drip})に収録されている。
{Naked}(USB版)も{Drip}(CD版)も2曲目である。
この曲の仮タイトルは「疾走POP」。
まさにその仮タイトルのとおり疾走感溢れる1曲になっている。
正式なタイトルとなった「FIGHT CLUB」というのは、1999年に公開されたアメリカ映画『ファイト・クラブ』が元になっている。
この映画を観てからこの曲を聴くとより楽しめるはずだ。
キャッチーでもなくマイナーでもない、いわばアルバム収録曲らしい1曲だけれど、『ファイト・クラブ』が好きな人にはどこか特別感のある1曲になっている(^^)/。
ひとこと
ぜひ『ファイト・クラブ』を観てから聴いてほしい
「FIGHT CLUB」のみんなの評価は?
ひとこと
やっぱ最後の歌詞が胸に刺さる
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ここからは管理人の「FIGHT CLUB」独自解釈!
【FIGHT CLUB/歌詞解釈①】最高の映画『ファイト・クラブ』
私は『ファイト・クラブ』という映画の存在はこの曲で知った。
タイトルをそのまま拝借しているので、さすがに気になった私はTSUTAYAへ急行(笑)。
感想は「最高の映画だ!」。
映画の感想記事みたいになってしまって申し訳ないが、この曲を聴いたのなら絶対に『ファイト・クラブ』は観てほしい。
けっこう攻めた映画で、調べてみるとカルト的な人気を誇っているらしい。
きっと、桜井もこの映画に影響されたはずだ。
冒頭の歌詞なんて『ファイト・クラブ』をほぼ名指ししている。
99年 ミレニアムを間近にしてナチュラルハイ 世界中が浮き足立ってた そしてお前はファイトクラブでブラピは熱演してたイカれた野郎に憧れてた
99年はまさに『ファイト・クラブ』が公開された年。
そして、出演者のブラッドピットも実名で登場する。
ブラピはタイラー・ダーデンという役なのだが、その役がめちゃくちゃかっこいい(笑)。
おそらく多くの男性がこのタイラー・ダーデンの生き様に憧れたはずだ。
主人公(おそらく桜井自身)もその一人。
ひとこと
『ファイト・クラブ』はほんとに良い映画
【FIGHT CLUB/歌詞解釈②】若かったあの頃。
歌詞を見ると、主人公は本当にヤンチャな奴だということが分かる(笑)。
たしかに『ファイト・クラブ』のタイラー・ダーデンに憧れてしまい、なおかつその生き方を真似てしまうと本当にヤンチャになってしまう。
ただ、ほとんどの歌詞は過去の回想。
次の引用した歌詞を見てほしい。
「若かった」で片付けたくないくらい この胸の中でキラキラ輝いてる大事な宝物
ヤンチャしてた若い頃。
精神的にも落ち着き大人になった現在、そんなヤンチャしていた時代を"大事な宝物"ととらえている主人公。
これは中年以降にならなければ味わえないことなのかなと思う。
やっぱり何だかんだで若い頃というのは誰にとっても"大事な宝物"なのだ。
ひとこと
ヤンチャしてたあの頃も、今となっては良い想い出。
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まとめ
若気の至りというのは誰にだってあるのかもしれない。
若い頃というのは、どこか自分が特別だと錯覚してしまうもの。
ラストの歌詞は主人公の"これからの決意"を描いている。
死を覚悟するほど まして殺されるほど俺達はもう特別じゃない 共に今を生き抜こうか my friend
映画のように殺されることなんてない。
「俺たちはあくまで群衆の一人」、そんなことを大人になって理解できた主人公なのだ。
『ファイト・クラブ』のタイラー・ダーデンに憧れていた主人公だけれど、『ファイト・クラブ』はあくまで映画。
そしてタイラー・ダーデンというのも架空の人物。
結局は普通の生き方に落ち着いてしまうのかもしれないけれど、それはそれで良いのではないだろうか。
この曲は「FIGHT CLUB」というタイトルだけれど、実際は「『ファイト・クラブ』のような生き方は出来ない」というある意味否定的な内容になっているのだ。
ひとこと
中年男性は特に響く内容になっていると思う
「FIGHT CLUB」の評価
5点満点中3.5点
映画「ファイト・クラブ」もぜひ見てほしい!