タイアップ先が野球ドラマなので、どこか暑苦しい夏を連想してしまう。マイナーだけれど、真夏の昼下がりに合う1曲だ。
この記事の概要
- 「少年」のみんなの評価は?
- 「少年」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』の5曲目「少年」
そもそも「少年」って?
Mr.Childrenが2008年12月10日に発売した15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』に収録されている。
NHKドラマ8『バッテリー』主題歌になっている。
このドラマの放送期間が2008年4月~6月まで。
「少年」の収録アルバム『SUPERMARKET FANTASY』の発売日が2008年12月10日。
つまり、およそ半年以上「少年」は音源化されなかったのだ。
この期間に配信限定を含むシングルが3作も発売しているので、なぜこんなにもスルーされるのか不思議だった。
せめてカップリング曲として収録されてても良かったのに。
『バッテリー』は野球ドラマなので、「少年」はどこか夏を思わせる曲調・歌詞になっている。
ただ、描いているのはどちらかというと爽やかな夏ではなくて暑苦しくて蒸し暑い夏。
キャッチーな曲調ではないけれど、(暑苦しい)夏らしさ満点なのでぜひ夏の真昼に聴いてみてほしい。
ひとこと
日本の夏って感じ
「少年」のみんなの評価は?
ひとこと
印象に残りづらい1曲だ。。。
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ここからは管理人の「少年」独自解釈!
【少年/歌詞解釈①】他人同士が心を通じ合うことは難しい
この曲のテーマは好きな人とのコミュニケーションの難しさ。
主人公は終始"君"にコミュニケーションをもちかけている。
しかし、なかなか上手くいかない。
やっぱり好きな人とのコミュニケーションは照れてしまうし構えてしまうから難しい・・・。
1番の歌詞では心を扉に例えている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
もう入ってもいいかなぁ?君のその内側へと僕は手を伸ばしているよ
好きな人の心へと潜り込もうとしている主人公。
しかし、その好きな人はなかなか心を開いてくれない。
主人公のコミュニケーション下手が原因なのか、はたまたその好きな人はシャイなのだろうか。
いずれにしても、他人同士が心を通じ合える関係になるのは本当にすごく難しいことがわかる。
ひとこと
好きな人を前にすると緊張する
【少年/歌詞解釈②】日焼けのようにピリピリと痛みを伴いながら、焼き付いた"君"
サビでは、いかに主人公が"君"のことを想っているかが描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
日焼けしたみたいに心に焼き付いて 君の姿をした跡になった
この歌詞は上手い表現だなあと思う。
日焼けのように"君"という存在が主人公の心に焼き付く。
よっぽど"君"のことが主人公は好きなのだ。
日焼けはぴりぴりとして痛い。
きっと、主人公も叶わない恋に心をぴりぴりと痛めてるはず。
また、"日焼け"という単語があることで私たち聴き手は自然と夏を連想しているはず。
夏を直接的に描かず、夏を連想させるキーワードを用いているのがこの曲の良いところだと私は思っている(^^)/。
ひとこと
直接的に夏を描いていないのに夏らしい
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まとめ
ちなみに2番のサビからタイトルの「少年」が登場する。
次の引用した歌詞を見てほしい。
僕の中の少年は無防備な笑顔で自転車を飛ばして君に会いたいと急ぐ
この歌詞を見れば、主人公はもう大人になっていることがわかる。
しかし、"君"によって主人公は少年に戻るのだ。
つまり、失いかけていた童心が蘇る。
主人公と"君"の関係は結局どうなるのかは明かされない。
暑苦しい夏、そして蘇る童心、どこかノスタルジックな雰囲気に浸れる1曲でもあるのだ。
ひとこと
(爽やかではないけど)夏に聴きたいサマーソング
「少年」の評価
5点満点中3点
印象には残りづらいけれど、夏の暑苦しさを味わえる点では聴く価値あり!