収録アルバム『DISCOVERY』のエンディングを飾る1曲。エンディングらしい壮大な曲調で、オーケストラサウンド全開の聴き応えのある1曲に仕上がっている。
この記事の概要
- 「Image」のみんなの評価は?
- 「Image」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/7thアルバム『DISCOVERY』の11曲目「Image」
そもそも「Image」って?
Mr.Childrenが1999年2月3日に発売した7thアルバム『DISCOVERY』に収録されている。
収録順では前曲が15thシングル「終わりなき旅」という、これこそエンディングらしい大名曲なのだが、そんな曲にも引けをとらない出来。
>>>活動再開後初のシングルだった名曲「終わりなき旅」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
およそ4分という短めの演奏時間なのに、なぜか良い意味で長く感じる。
そして、歌詞も感動的なので味わいながら聴いてみてほしい1曲だ。
ひとこと
「終わりなき旅」の次に収録するって、相当この曲に自信あったんだろうなぁ
「Image」のみんなの評価は?
ひとこと
壮大すぎて感動すら越える
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ここからは管理人の「Image」独自解釈!
【Image/歌詞解釈①】楽しいことを想像しながら。
人生には予期せぬトラブルがつきものであり、生きている以上、嫌なことはたくさん起こる。
それによって落ちこんだり悲しくなってしまうだろう。
この曲は、そんな人生をより豊かにするために、楽しいことを「Image」(想像)することが必要なのだというメッセージが込められている。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
楽しく生きて行くImageを膨らまして暮らそうよ
想像というのは現実と違い、自分の思い通りに何だってできる世界。
だから楽しい(^^)/。
現実は嫌なことが起こるし、自分の思い通りにはいかない事がほとんど。
つまり、"想像"とは人生をより豊かにするスパイスのようなものなのだ。
そして、"楽しく生きて行くImage"があるならば、現実に少なからず反映されるかもしれない。
この引用した歌詞はそんな淡い期待も含んだ、この曲の根幹をなす歌詞。
ひとこと
想像は大事だということを教えてくれる
【Image/歌詞解釈②】この時代に対しての嘆き。
この曲の一番印象に残る箇所はCメロ。
Cメロで今まで穏やかだった曲調が激しくなる。
次の引用した歌詞を見てほしい。
時代はいつでも急ぎ足で 生きて行くことの意味は争い合うことにいつか すり変わってく
"時代はいつでも急ぎ足"という言葉が妙に胸に突き刺さる。
特に、昨今は文明の進歩が著しい。
それに伴い、世界情勢はどこか緊張状態にあることも否めない。
日本ではあまり縁が無いが、外国ではテロも頻繁に発生している。
この歌詞はそんな不安定な世の中に対しての嘆き。
争うために生きている。
そんなことを思ってしまうような世の中にはしたくないと思わせられる歌詞だ。
ひとこと
不安定な世の中を生きる
【Image/歌詞解釈③】否応無く生まれてきた私たち
この世に生まれてきたのは、運命。
どれだけ嫌なことがあっても命がある限り生きて行く、そんなメッセージが込められた歌詞もCメロで登場。
次の引用した歌詞を見てほしい。
飛び込み台の上 僕等は否応無く背中を押され落ちてくんだ 溺れそうな魂 水しぶきをあげて息絶え絶え水面をかく
この歌詞は"生命の誕生"を意味している。
私たちは否応無く生まれてきた。
たとえ前世(?)が"飛び込み台の上"でこの世を見下していたとしても、私たちはこうしてこの世に生を受けた。
そのため、溺れるかのように生きることが苦しくなることもある。
それでも必死でもがいていくしかない。
それは生きてる以上、楽しいことがあるかもしれないからなのだ。
ひとこと
生きていれば楽しいことは必ずある
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まとめ
想像上でしかなかった楽しいことが、いつか現実になるよう生きて行こうという前向きなメッセージが込められた、最高のアルバムエンディングナンバー。
ヘビーでダークな『DISCOVERY』というアルバムの最後に、そっと生命の美しさを描いた大作を収録するのはニクい。
ひとこと
名曲
「Image」の評価
5点満点中5点
凄まじいエンディングナンバー