収録アルバム『DISCOVERY』の中では比較的明るい1曲である。何気ない日常を描いた1曲となっており、そういった点では4thアルバム『Atomic Heart』に収録の「雨のち晴れ」に似ている感じがする。
>>>平凡なサラリーマンの嘆きを描く!「雨のち晴れ」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この記事の概要
- 「ラララ」のみんなの評価は?
- 「ラララ」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/7thアルバム『DISCOVERY』の9曲目「ラララ」
そもそも「ラララ」って?
Mr.Childrenが1999年2月3日に発売した7thアルバム『DISCOVERY』に収録されている。
こういう肩の力を抜いて聴ける曲は収録アルバム『DISCOVERY』にとっては貴重なので耳に残りやすい。
さらに前曲が「#2601」という超ハードロックソングなのでなおさらだ。
>>>"ミュージシャンならでは"の心の叫びが。。。「#2601」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
後にベストアルバム『Mr.Children 1996-2000』にも収録されたので、ある程度の知名度はあるのかなと思う。
良い意味で素朴だし、ホっと一息できる優しい1曲だ。
ひとこと
こういう肩の力を抜ける曲すごい好き
「ラララ」のみんなの評価は?
ひとこと
悩み事があるときはこの曲を聴いてほしい
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ここからは管理人の「ラララ」独自解釈!
【ラララ/歌詞解釈①】小さな縁起担ぎ。
なんといってもこの曲の良いところは誰にとっても"何気ない"と感じさせてくれる歌詞。
こういう歌詞は書けそうで書けないと思う。
まずは冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。
ちっぽけな縁起かついで右足から家を出る
「桜井、ほんとに良い歌詞書くなぁ」と思わせられる歌詞だ。
この曲の主人公は縁起担ぎに右足から家を出る。
こういう自分なりの些細な縁起担ぎ、かっこよく言うとルーティンを設定している人は私を含め少なからずいると思う。
例えば、横断歩道の白い線だけ歩けたら今日は良いこと起こるとか(笑)。
ひとこと
"何気ない感"をだせる歌詞ってすごい
【ラララ/歌詞解釈②】現状に不満を持っているからこそ"ラララ"を
些細なことだけど、案外日常に楽しみを与えてくれるものなので縁起担ぎは必要なのかもしれない。
なにせ、この曲の主人公は現状に不満を持っているのだからなおさらだ。
次の引用した歌詞を見てほしい。
昨日と違う世界 あったっていいのに 僕も欲しいのに
起きる・食べる・働く・寝る、そんな繰り返しの日常に主人公は不満を持っている。
変わり映えのない日々の虚しさは誰だって感じるはず。
主人公はそんな日常から脱するためにも"ラララ"を探しているのだ。
「ラララって何だよ!」と思うかもしれないが、これはモザイク(ピー音)のようなものだと解釈していいだろう。
つまり、まだ主人公は何を探すべきか明確にわかっていないのだ。
ひとこと
刺激がないと嫌だ
【ラララ/歌詞解釈③】生きているだけで十分
2番の歌詞でも、何気ない日常を等身大に描いている。
情報に左右される主人公を描いており、情報社会に対しての皮肉にも聞こえる歌詞も登場。
ただ一つ言えることは、何気ない日常が今日も明日も続いてゆくということ。
1番の歌詞ではそんな日常が繰り返されるのは嫌だと嘆いていた主人公。
しかし、終盤ではそんな日常も良いかも・・・!と主人公は思い始めるのだ。
なぜか。
それは愛する人という存在に気付いたから。
次の引用した歌詞を見てほしい。
愛する人も同じように今日も元気で暮らしてる 一人じゃない歓び なにはなくともそれで良しとしようか
この世界で生きているのは自分一人だけじゃない。
何十億という人たちが生きている。
そして、その中には自分の愛する人もいる。
今日も明日も、世界中のみんなと共に生きていく、それだけでも十分幸せなのかもしれない。
そんなことに主人公は気付くのだ。
ただ、"ラララ"を探すという目的も忘れていない。
何気ないという幸せをかみしめつつも、まだ存在も意味も分からない"ラララ"を今日も明日も探していくのだった。
ひとこと
何かを探しに今日も明日も生きる
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まとめ
優しくて落ち着いた曲調が、たまらなく良い。
ベストアルバムに収録されているだけあって、やはり歌詞も秀逸。
悩み事があったり、落ちこんだときにぜひこの曲を聴いてみてほしい。
生きているだけでいい、そんなことを思えるようになる名曲。
ひとこと
ホっとできる
「ラララ」の評価
5点満点中5点
素朴な名曲