収録アルバム『深海』の中では、最もポップで明るい1曲である。前曲「手紙」で悲壮感でいっぱいだった主人公が、なぜそのような状況に陥ってしまったのかという経緯がこの曲で明かされる。
>>>悲壮感溢れるバラード「手紙」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
この記事の概要
- 「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」のみんなの評価は?
- 「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/5thアルバム『深海』の4曲目「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」
そもそも「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」って?
Mr.Childrenが1996年6月24日に発売した5thアルバム『深海』に収録されている。
ポップで明るい1曲なので、『深海』の中ではある意味異色かもしれない。
前曲「手紙」における主人公とこの曲の主人公は同一人物。
「手紙」は失恋後を描いていたが、この曲では恋の始まりから終わりまでを描いている。
>>>悲壮感溢れるバラード「手紙」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
口ずさんでしまうようなキャッチーな曲調が良い
「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」のみんなの評価は?
ひとこと
歌詞がおもしろい笑
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ここからは管理人の「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」独自解釈!
【ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜/歌詞解釈①】1人目の登場人物"彼"について
1番の歌詞では主人公とある女の子が出会い、恋に発展するまでの経緯が歌われている。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
彼は重い鞄を引きずって街中を駆け回ってるビジネスマン
この歌詞からわかることは、主人公(桜井)はこの「ありふれた Love Story」を第三者目線で歌っているということだ。
こういう第三者目線の歌はなかなか無いので新鮮で面白い。
まるで友人に「こういう話があるんだよ~」と言われているようなものである(笑)。
さて、内容について触れると"彼"はいわゆる普通の人である。
普通の人が繰り広げる普通の恋物語。
それもまた味があって良い(^_^)
ひとこと
"普通"のラブストーリーも中々良い。。。
【ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜/歌詞解釈②】想像以上につらい、社会人生活
そんな普通に人である"彼"の日常はどのようなものなのだろうか。
次の引用した歌詞を見てほしい。
追われるように過ぎ去っていく暮らし 夢見たもんと遠く離れていた
ビジネスマンの彼の日常は瞬く間に過ぎていく。
おそらく、彼は社会人になりたてなんだと思う。
社会人の生活がどういうものなのか、ある程度想像していたのだろう。
しかし、現実は自分の想像以上に辛い日々だったのだ。
そんな日々によって精神的にボロボロになる彼。
しかし、意外にも恋はこういうときに生まれるのであった・・・。
ひとこと
社会人生活は厳しい
【ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜/歌詞解釈③】2人目の登場人物"彼女"について
さてもう1人の登場人物は1番のBメロで紹介される。
次の引用した歌詞を見てほしい。
彼女は生まれた町から都会へ出たばかり 猜疑心と好奇心両手に抱え悪戦苦闘くり返してる毎日で
"彼女"もまた彼と同じく普通の人。
そして、悪戦苦闘の日々を過ごしていた。
上京したての彼女にとって、都会の生活は慣れないものである。
"猜疑心(人を疑う気持ち)と好奇心"という相反する気持ちを抱えながらも懸命に生きているのだ。
社会人になりたての彼、そして上京したての彼女。
どちらも新しい環境下にいる2人が、ついに出会うのである。
ひとこと
"新しい環境"って心細くなるから、恋人ができやすいのかも
【ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜/歌詞解釈④】付き合い始めた2人
2番の歌詞では2人が恋人同士になり同棲するという、いわゆるラブラブになった2人から、その恋の終りまでを描いている。
まずは次の引用した歌詞を見てほしい。
やがて二人は暮らし始めた 若さのわりに優雅なマンションで
ラブラブな2人は優雅なマンションで暮らし始めたのである。
しかし、"若さのわり"という歌詞があることで、現実的な話だが、家賃がかなり高いということがわかる(笑)。
これはある意味、新しい環境下で悪戦苦闘している2人の現実逃避のようなものなのだろう。
しかし、2人の歯車が狂いだすことをまだ知らない・・・。
ひとこと
家賃が身の丈に合わないと、精神的に追い詰められる
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まとめ
同棲というのは響きは良いが、お互いの嫌な部分が浮き彫りになる。
さらには、身の丈に合わない家賃のマンションに住むことで経済的に不安定になる。
このように、2人の生活に軋轢が生じてしまうのだ。
次の引用した歌詞を見てほしい。
いつしか二人嫌なムード 啀み合うばかり
ラブラブだった2人が別れるのも、時間の問題となってしまった。
そして、2人はついに別れることになる。
「ありふれたLove Story」はバッドエンドとなってしまった。
こうして"彼"は悲壮感に満ちあふれ、前曲「手紙」へと繋がっていく。
>>悲壮感溢れるバラード「手紙」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
ひとこと
ポップで聴きやすいのでぜひ!
「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」の評価
5点満点中4.5点
副タイトルに全てが集約されてる(笑)