ポップでさわやかな曲調の1曲。ただ、内容は彼女のいる主人公、彼氏のいる女の子の浮気のようで浮気じゃない(?)微妙な関係が描かれている。まさに収録アルバム『Versus』の名のとおり、曲調と歌詞の内容が"対"になっているようだ。
この記事の概要
- 「LOVE」のみんなの評価は?
- 「LOVE」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/3rdアルバム『Versus』の8曲目「LOVE」
そもそも「LOVE」って?
Mr.Childrenが1993年9月1日に発売した3rdアルバム『Versus』に収録されている。
ポップな曲調とは裏腹に、男女の浮気のような微妙な関係が描かれている。
桜井はこの曲に関して「この娘もいいなあの娘もいいなって気持ちをそのまま書いた」と発言しており、男性の下心をそのまんま反映させた1曲と言っても過言ではない。
耳に残りやすいメロディーでもあるので、後にベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』にも収録された。
卒論のテーマになった!?
この曲に登場する男女の関係性は本当によくわからない。
そのため、ベースを担当している中川敬輔の友人は、この曲を大学の卒論のテーマにしたという(笑)
一体、この曲からどんなテーマを導き出したのだろうか。
ひとこと
ミスチルの曲を卒論にできるって良いなぁ笑
「LOVE」のみんなの評価は?
ひとこと
子どもっぽい感じがまた良い
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ここからは管理人の「LOVE」独自解釈!
【LOVE/歌詞解釈①】ヤキモチやきの主人公(^_^;)
1番の歌詞では主人公は彼氏によって染められていく"君"にヤキモチをやいていることがわかる。
ちなみに、主人公と君はお互い恋人がいて他人から見れば浮気関係にあると思われてもおかしくない。
だからあまり感情移入できないかもしれない(笑)。
次の引用した歌詞を見てほしい。
こんな風に会う度に君は変わってく見なれないそのピアスのせいなのかな?
一応、2人には恋人がいるので頻繁に会うことはできない。
だから会う度に変化が気になってしかたがないのであろう。
この歌詞の"ピアス"とは彼氏にプレゼントとしてもらったものなのだろうか。
ヤキモチやきの主人公。
しかし主人公は彼氏になる気はないことがかなり序盤で明かされる。
では、なんで主人公はヤキモチをやいているのだろうか。
この理由が1番のサビの部分でわかる。
燃えるような恋じゃなくときめきでもないでもいつまでも君だけの特別でいたい
主人公は特別な存在になりたいだけなのだ。
すごく不思議な願望である。
2人は男と女である以上、いつかは恋人になりたいと思うはずなのに。
ただ、お互い彼氏彼女がいるので、それを考慮したある意味倫理に沿った願望なのかもしれない。
ひとこと
"特別な存在"って、なんか曖昧
【LOVE/歌詞解釈②】小悪魔な"君"
2番の歌詞では"君"がどういう人物像なのかが明かされる。
ようするに、1番の歌詞は主人公についてであり、2番の歌詞では"君"についてである。
2番の歌詞を見てみると、君はかなりの小悪魔だということがわかる(笑)。
次の2つの引用した歌詞を見てほしい。
本当に手におえないよ 天気予報より嘘つきで
口さえなきゃ 誰もが振り向くようなスタイイルで
かなり美人であるが、よく嘘をつく女性であることがわかる。
こんな女性と浮気のような関係になって主人公は大丈夫なのだろうか。
ひとこと
厄介な女性かも
【LOVE/歌詞解釈③】本当は恋人にしたいんじゃないの?
本当に主人公は恋人にしたいと思っていないのかも疑問である。
歌詞には特別な存在になりたいだけとか、愛してるとはまた違うなどといったことを主張しているが、なんだかただの言い訳にしか聞こえない(笑)。
終盤の歌詞の一部を見てほしい。
振り向けば心の隅に君がいてI want smiling your face いつもそれだけで
これはもう"君"のことが好きになって、恋人にしたいと思っているとしか思えない。
結局は男と女の関係には"LOVE"が少なからず芽生えてしまうということをあらわした1曲なのかもしれない。
ひとこと
本当は彼女にしたいんだろ!(笑)
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まとめ
2ndアルバム『Kind of Love』のタイトルの候補に『LOVE』が挙がったというのは有名な話。
>>>なぜ初期三部作の中では最高売上を記録したのか?2ndアルバム『Kind of Love』【アルバムレビュー】
しかし当時のミスチルにとって”LOVE"という言葉は重たいため『Kind of Love』になった。
この『Kind of Love』の制作秘話を知っていると、この曲のタイトルが「LOVE」になったことに感慨深さを感じる。
つまり、この曲を制作した時点でミスチルにとって「LOVE」は重たくない言葉に変わったのだ。
"LOVE"という言葉にちゃんと似合ったバンドになったミスチル。
「LOVE」を収録した3rdアルバム後にブレイクを迎えたのも、どこかミスチルがワンランク進化したことを証明している気がする。
ひとこと
小粋なポップソング
「LOVE」の評価
5点満点中4点
耳に残りやすいキャッチーポップソング