33rdシングル「HANABI」に収録されているカップリング曲。夏の終わりをテーマにした切ないバラードソング。インパクトはないけれど、胸にじんわりと染みてくる。
この記事の概要
- 「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」のみんなの評価は?
- 「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/33rdシングルのカップリング曲「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」
そもそも「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」って?
Mr.Childrenが2008年9月3日に発売した33rdシングル「HANABI」のカップリング曲。
>>>10年以上も現役で活躍するヒット曲「HANABI」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
前作のカップリング曲「横断歩道を渡る人たち」と同様に、この曲もアルバム未収録。
>>>些細な情景に人生を重ねる「横断歩道を渡る人たち」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
夏の終わりを感じる時期に発売したシングルに収録されたからこそ意味のある1曲だと思うので、たしかにアルバム未収録になるのは当然の流れかも。
ひとこと
アルバムに収録されてると浮いちゃうかも
「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」のみんなの評価は?
ひとこと
これ、本当に夏の終わりに聴くと、切なすぎてつらい笑
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ここからは管理人の「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」独自解釈!
【夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜/歌詞解釈①】情景の中に潜む"夏の終わり"
タイトルの通り、夏の終わりを切なく歌う1曲。
夏は四季の中で一番不思議な季節だなぁと思う。
夏真っ盛りのときは「はやく夏終わってくれないかなぁ」と思うのに、夏の終わりに差し掛かると「今年も早く過ぎちゃったなぁ」と思う。
きっとこれはたくさんの人が感じているはず。
そんな夏の終わりの切なさをこの曲はリアルに描いている。
強い日差し 蝉の声 陽炎 花火 波の音 寝苦しい夜 ビーチハウスはもう取リ壊され ただの木材へと姿を変える
夏のあらゆる事象をとりあげたこの歌詞が、私の中ではかなり印象的。
特に"ビーチハウス"のくだりは秀逸だ。
賑わっていたビーチハウスも、夏が終わればただの木材に。
このような情景描写だけで季節の移り変わりを表現するってすごく粋だと思う。
ひとこと
情景から読み取る"夏の終わり"
【夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜/歌詞解釈②】夏は非日常的な日々にしてくれる
なぜ夏の終わりというのは切ないのだろうか。
桜井も夏の終わりの切なさを感じるからこそ、この曲を切ないバラードチックに仕上げたはず。
この曲のサビでは、夏の終わりが切なく感じる原因を描いている。
普通の日々に引き戻されることがたまらなく寂しく思えた
夏が終わると、普通の日々に戻る。
つまり夏というのは、どこか非日常的な日々にしてくれるのだ。
だからこそ夏の終わりは切なく感じるのだとこの曲は伝えている。
たしかに、夏は"色々なこと"がある。
また子どもの頃の夏休みを経験している以上、どこかノスタルジーを感じずにはいられない。
海、虫取り、花火、プール、恋・・・
ひとこと
夏は"あの頃に帰りたくなる現象"が頻発する・・・
【夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜/歌詞解釈③】リア充ではない主人公の夏
言い遅れてしまったが、私はこの曲が好きだ。
なぜ好きなのかというと「主人公がリア充じゃないから」である笑。
期待したことなど何ひとつ起きなかったな
"期待したこと"なんて起きなかった夏。
きっと主人公と同じ人はたくさんいるのではないだろうか。
夏になったら恋人と海に行ったり花火したり・・・。
そんな期待どおりの夏ではなかったけれど、やっぱり恋しい季節なのだ。
また、この曲の中で"君"が一カ所だけ登場する。
きれいごと並べて 理想を押し付けて異見されると無愛想になってた君にとって何よリも一番暑苦しかったものは僕だったんじゃないかな
はたして"君"というのは、主人公とどのような関係性なのだろうか。
これは各々の解釈にまかせるしかない。
個人的にはこの主人公は恋人はいない(と思いたい)ので、友人ではないかと推測している。
ひとこと
期待どおりにはいかなかった夏
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まとめ
こういう季節ソングというのは、まさにその季節に聴いた方が良い。
でも、この曲に関しては季節通りに、つまり夏の終わりには聴かない方が良い。
なぜならば、あまりにも切なくなってツラくなるからだ笑。
ひとこと
これほど胸を締め付けられる夏の終わりソングって今まで聴いたことが無い(^_^;)