「愛犬クルの物語」という、印象的なタイトルが特徴的。ほのぼの系の曲かと思ったが、予想を裏切るロックナンバー。そこそこキャッチーだけれど、個人的には印象に残らなかった。
この記事の概要
- 「day by day(愛犬クルの物語)」のみんなの評価は?
- 「day by day(愛犬クルの物語)」とは一体どういう曲なのか?
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ミスチル/19thアルバム『重力と呼吸』の収録曲「day by day(愛犬クルの物語)」
そもそも「day by day(愛犬クルの物語)」って?
Mr.Childrenが2018年10月3日に発売した19thアルバム『重力と呼吸』の収録曲。
3分14秒と、アルバムの中では最も短い演奏時間。
初めてタイトルを見たとき、day by dayは分かるけど、サブの「愛犬クルの物語」でびっくりした(笑)
"愛犬クル"だなんて可愛らしい単語が入っているものの、曲自体は意外にも疾走感あふれるロックナンバー。
まあまあキャッチーで聴きやすいけれど、個人的にはあまり印象に残らなかった。
愛犬クルとは一体!?
この曲を聴いた人なら、おそらく誰もが「愛犬クルって!?」と思うはず。
しかし、今2019年現在、愛犬クルの正体は明らかになっていない。
モデルがいるのかもしれないし、いないのかもしれない。
調べたところ、忠犬ハチ公のように、クルという名前の犬の逸話はない。
桜井が犬を飼っている(または、飼っていた)という情報もない。
よって、桜井の創作と考えた方が無難。
ひとこと
いつか、愛犬クルの正体が明らかになるかも!?
「day by day(愛犬クルの物語)」のみんなの評価は?
ひとこと
犬好き必聴!?(笑)
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ここからは管理人の「day by day(愛犬クルの物語)」独自解釈!
【day by day(愛犬クルの物語)/歌詞解釈①】愛犬クルの飼い主に対する愛情
メインタイトルの"day by day"とは、日本語で"日に日に"という意味。
サビの歌詞を引用したので見てほしい。
So day by day And day by day 愛おしさはまた深くなっていくよ
主人公は、日に日に愛おしさが深くなっている。
では、この曲における主人公と、愛おしさの対象は誰なのだろうか。
私は次のように解釈した
- 主人公 ・・・愛犬クル、(愛犬クルの飼い主)
- 愛おしさの対象・・・愛犬クルの飼い主
つまり、この曲は愛犬クルの飼い主に対する愛情を描いている。
ただ、主人公は、一応かっこつきで"愛犬クルの飼い主"でもあると私は解釈した。
理由は次節より解説する。
メモ
犬が登場する曲といえば、12thアルバム『I♥U』の収録曲「靴ひも」がある。ただ、「靴ひも」における犬というのは、あくまで片思い中の主人公を比喩したもの。
ひとこと
歌詞における"犬"は何かの比喩が多かったりするけど、この曲ではちゃんとした"愛犬クルの物語"だった
【day by day(愛犬クルの物語)/歌詞解釈②】クルと夫だけになってしまった…
愛犬クルは自身の飼い主を慕い、愛している。
ただ、1番の歌詞を見てみると、どこか悲壮感が漂っていることが分かる。
時には悲しみ 孤独に似た日々 固いベッドで分けあって 週末の度 助手席に乗り移動 何かを補い合うように暮らす二人
"何か"を補い合うように暮らす"二人"。
この歌詞で、2つの疑問がわく。
- "何か"とは?
- "二人"とは誰を指してるのか?
これらの疑問は、2番の歌詞で明かされる。
愛犬クルは仲の良い夫婦が
こどもに恵まれずそれでやって来たという
でもそのおかげでみんな幸せになったよ
綺麗だったあの女性(ひと)がいなくなってからも
この歌詞の中で最も重要な箇所は、"綺麗だったあの~"だと思う。
補足すると「愛犬クルは子供に恵まれない夫婦のもとに飼われていたが、妻がいなくなってしまい、クルと夫だけになった」だ。
つまり、1番の歌詞あった"何か"とは"妻の温もり"であり、"二人"とは"クルと夫"。
何か(妻の温もり)を補い合うように暮らす二人(クルと夫)
妻がいなくなってしまった理由は明かされない。
離婚なのかもしれないし、死別なのかもしれない。
個人的には、離婚と解釈してしまうと、この曲が変に失恋の悲しみみたいなのを帯びてしまい、メインテーマである"愛犬クルの飼い主に対する愛情"が薄れてしまう。
そのため私は、妻がいなくなってしまった理由は亡くなってしまったからと解釈している。
ひとこと
妻の死別によりクルと夫だけになってしまった…
【day by day(愛犬クルの物語)/歌詞解釈③】帰ってこないはずの飼い主を待つクル
大サビの一部の歌詞を引用したので見てほしい。
今もなお帰りを待っているの?
きっと、クルは妻がいなくなったことを知らず、いつまでも帰ってくるのを待っているのだろう。
前節で引用したサビの歌詞"愛おしさはまた深くなっていくよ"というのは、次のように解釈できる。
- クル・・・まだ帰ってこない飼い主(妻)への愛おしさ
- 夫・・・もう帰ってこないはずの妻を待っているクルへの愛おしさ
つまり、サビの部分だけは主人公がクルだけでなく、飼い主(夫)にもなる。
ひとこと
何も知らないクルの行動が、飼い主(夫)にとっては涙腺を刺激する...
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まとめ
演奏時間が短いので、気軽に聴ける。
犬を描いた歌詞も新鮮でおもしろい。
ただ、あまりインパクトはないので、印象には残りづらい。
ひとこと
この曲、バラードverあったら聴いてみたい(でも、バラードにすると内容的にクサくなりそうかも...)
「day by day(愛犬クルの物語)」の評価
5点満点中3点
「続・愛犬クルの物語」とかあったら面白そう(笑)