【ミスチル】グサグサと胸に突き刺さる1曲「海にて、心は裸になりたがる」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

疾走感のあるロックナンバー。ネットの世界を批判的に描いた内容だけれど、比較的キャッチーなのでノリノリになりながら聴ける。ちなみにミスチル楽曲を好き勝手歌詞解釈している身からすると、ほんとにグサグサと胸に突き刺さる内容だ(^_^;)。

ミスチル/19thアルバム『重力と呼吸』の収録曲「海にて、心は裸になりたがる」

そもそも「海にて、心は裸になりたがる」って？

Mr.Childrenが2018年10月3日に発売した19thアルバム『重力と呼吸』の収録曲。

疾走感のあるロックナンバー。

テンポもアルバム2曲目という位置にしても、前作『REFLECTION』収録曲の「FIGHT CLUB」に似ている。

>>>"同名映画"に影響を受けた男の物語「FIGHT CLUB」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

5分29秒という結構長めの演奏時間だけれど、時間を感じさせないほどテンポが良いし、比較的キャッチー。

ただ、「海にて、心は裸になりたがる」は結構トゲのある社会風刺ソング。

"海"を"ネットの世界"に例えており、ネットに対する嫌悪感丸出しの内容になっている。

前曲「Your Song」は輝いていた過去が過ぎたことを歌い、この曲ではネットの世界を批判的に歌う。

なんか、本当にミスチル（桜井）っておじいちゃんになっちゃったんだなぁとしみじみ思った(^_^;)。

>>>『重力と呼吸』の1曲目に相応しい良曲「Your Song」～歌詞の意味とは？【歌詞解釈】

ネット社会を批判的に歌っているので、SNSやブログなど、ネットで情報発信している人にとっては、グサグサと胸に突き刺さってしまう内容だ笑。

特に私みたいにミスチル楽曲の歌詞解釈を発信しているとよりグサグサくる。

歌詞にでてくる"上から目線のあなた"や"重箱の隅を突く人"が、本当に自分のことを指しているのではと思ってしまう笑。

たしかに振り返ってみると、上から目線で歌詞解釈してるなぁ…。

「海にて、心は裸になりたがる」のみんなの評価は？

山田さん

ロックでキャッチーな曲調が良い。テンションが上がる。

名曲「Your Song」とタイアップ曲「SINGLES」という強力な布陣に挟まれているけれど、それらにも引けを足らないロックソングだと思う。

滝さん

阿部さん

ネット社会を批判的に描いたロックソング。ある意味"社会風刺ソング"ではあるけれど、結構キャッチーで耳なじみが良いので、すごく聴きやすい。

タイトルだけ見ると、海を舞台にした夏ソングかと思った笑。

北野さん

木村さん

アルバムの中で一番好き！とまではいかないけれど、普通に良い曲だと思える完成度。

ここからは管理人の「海にて、心は裸になりたがる」独自解釈！

【海にて、心は裸になりたがる/歌詞解釈①】ネットの世界は楽園でもあり"生臭く"もある？

この曲での"海"とは"ネットの世界"のこと。

つまり、タイトルの「海にて、心は裸になりたがる」とは"ネットの世界では思ったことを何でも言いたくなる"ということだ。

現実の世界では、思ったことを素直に言うことは出来ない。

でも、ネットの世界なら大丈夫。

なにせ自分の素性を明かさなくても、ネットの世界は生きていける。

冒頭の歌詞を引用したので見てほしい。

ぼんやりただぼんやりと 海へと向かい心は走る 昨日あった嫌なことを洗い流してきたい

ストレスがたまる現実の世界は、生きるのに疲れる。

そんなとき、ネットの世界は心を裸にできる楽園のようなものなのだ。

でも、2番の歌詞ではネットの世界を結構辛辣に捉えている。

生臭い海の匂いはロマンチックとは程遠いけど

ロマンチックとは程遠いネットの世界。

これは匿名で生きていけるがためにストレスの吐き口に使われ、罵詈雑言が飛び交ってしまうというネットの世界の悪い側面を表している。

【海にて、心は裸になりたがる/歌詞解釈②】ネット上で誰かにつくられた架空の自分

この曲には、"影"という単語がいくつか登場する。

僕の影が砂浜で踊ってる

君の影も今僕と踊ってる

この"影"とは、"ネット上で誰かにつくられた架空の自分"であると私は思う。

桜井などの有名人はネットで色々なことを言われる。

たとえ、根も葉もないことであろうとも、事実のように書かれてしまうはず。

まさに、自分とは違う"自分のような影"がネット上でつくられてしまう。

こういうことは有名人だけだったけれど、現代社会では一般人でもあり得る話。

一般人でもSNSやブログ、YouTubeで情報発信できる世の中なので、"君の影"もつくられてしまう可能性が十分にあるのだ。

まとめ

ネットの世界を批判的に描いてはいるものの、ラストには"嫌なやつだと考えていても 実はちょっぴり気になってるよ"と、全面的にネットの世界を否定しているわけではないことが明かされる。

まあ、とはいえ桜井の"ネットへの嫌悪感"がひしひし伝わってしまうのは否めない。

やっぱ桜井クラスの有名人になると、ネットでの書かれようが酷くなるのかなぁ。

このブログも好き勝手にミスチル楽曲の歌詞解釈をしているので、桜井にとっては目の上のたんこぶなのかなぁと思う。