ロックな曲調の1曲。タイトルの「TRASH」とは日本語でいらないものや駄作といったネガティブな意味がある。そのため、歌詞がすごく自虐的である(^_^;)。マイナーな曲ではあるが、主人公の狂った感じが面白のでくせになる1曲だ。
この記事の概要
- 「TRASH」のみんなの評価は?
- 「TRASH」とは一体どういう曲なのか?
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稲葉浩志ソロ2ndアルバム『志庵』の4曲目「TRASH」
そもそも「TRASH」って?
稲葉浩志がソロ名義で発売した二作目のアルバム『志庵』に収録されている。
稲葉がギターを適当に弾きつつ完成したリフから作られたという。
ひとこと
適当に弾いたものから完成したって。。。すごい
「TRASH」のみんなの評価は?
ひとこと
地味っちゃ地味かな。。。
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ここからは管理人の「TRASH」独自解釈!
【TRASH/歌詞解釈①】暴れまくる主人公!?
内容は彼女にフラれた主人公が自暴自棄になっていくというもの。
ロックな曲調とあいまって、自暴自棄な様子が鮮明に目に浮かんでしまう。
この曲を聴いたらおそらく「主人公、大丈夫か!?」と思ってしまうだろう(笑)。
まずは1番の引用した2つの歌詞を見てほしい。
教えてよいつまで無礼者のハイな宴やってりゃいいの ぜんぜんイヤじゃないけど
やりたい放題 喉はガラガラ
恋人にフラれたという傷心を慰めるために主人公は宴をやっていることがわかる。
しかし、そんな宴はただただ自分を傷つけるだけ。
結局、喉を痛めつけるだけで、主人公の状況は何も変わらない。
ちなみに、1番ではサビは歌われない。
その代わりに、"僕は阿呆"と叫んで1番が終わる。
最高の終わり方だ(笑)。
ひとこと
阿呆!!
【TRASH/歌詞解釈②】お金持ちに対する皮肉!?
さて、2番の歌詞では1番の歌詞よりもさらに、主人公の自暴自棄な様子が描かれている。
次の引用した歌詞を見てほしい。
味もわかんないでワインを流し込んで踊れないのにステップやたらめたら踏んで
ワインがもったいない(笑)。
ただ、ここの歌詞はどこか金持ちに対しての皮肉が込められているような気がする。
なぜならば、ここの歌詞で描かれている人物像は自暴自棄な主人公だが、一般的なイメージのお金持ちの人物像と重なるのだ。
ワインをたしなみ、ダンスを踊る。
まさにお金持ちの生活である。
しかし"味もわかんない"や"踊れない"という言葉が歌詞に含まれている。
つまり「お前ら(お金持ち)はワインとかダンスとか踊って優雅に暮らしてるけど、どうせ味もわかんないし上手に踊ることもできないだろ!」という皮肉が込められているのだと私は思う。
自暴自棄になると他人にあたりたくなる。
主人公のその矛先がお金持ちという、いわば余裕のある人なのだ。
ひとこと
怒りの矛先は金持ちへ。。。
【TRASH/歌詞解釈③】厳しい現実を受け入れているからこそ・・・
サビで主人公の切実な思いが歌われる。
サビの歌詞がこちら。
ここにいてくれりゃいいのにそれでなんでもうまくいきそうででも僕らはもうどこにも戻れない
別れてしまったが、今でもうまくいきそうだと思っている主人公。
そうとう後悔しているのだろう。
たしかに別れたことに後悔していなければ自暴自棄にはなっていないはずである。
ただ"もうどこにも戻れない"とあることから主人公は厳しい現実を受け入れている。
よりを戻すことはできないと知っているからこそ悲しいし、暴れたくもなるのだ。
ひとこと
戻れないことは知っている。。。
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まとめ
激しいロックな曲調がまさにこの主人公の荒れた心をあらわしていると思う。
3分30秒という短い曲だが、とても濃い内容の1曲だ。
ひとこと
短いけど濃い。。。