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1992年10月28日発売。作風に合わないとして、同年5月に発売した10thシングル「BLOWIN'」は未収録となった。先行シングルの「ZERO」でB'zが打ち出すハードロックを展開し、本作はまさに初のハードロックに徹したアルバムとなった。とはいえ、今聴いてみるとそれほどハードロックしてるとは思えない。これは今現在のB'zのパブリックイメージが"ハードロック"だからであって、まだポップな作品が多かった当時だったら「あのB'zがハードロックしてる!」となってたかもしれない。前作『IN THE LIFE』に次いでダブルミリオンを記録した。
この記事の概要
- 『RUN』のみんなの評価は?
- 『RUN』とは一体どういうアルバムなのか?
- 『RUN』の全収録曲レビュー一覧
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B'z/6thアルバム『RUN』
B'z/6thアルバム『RUN』のみんなの評価は?
ひとこと
『RUN』は本当に"名盤"と評する人が多い
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B'z/6thアルバム『RUN』の特色
本作はB'z初のライブツアーメンバーとのセッションから製作されたアルバムである。
さらには、フルアルバムとしては初めて「ハードロック」に徹したアルバム。
そのため10thシングル「BLOWIN'」は作風に合わないとして未収録となった。
>>>ついに"B'zらしさ"が炸裂した名曲!「BLOWIN'」~歌詞の意味とは?【歌詞解釈】
3rdミニアルバム『MARS』のテーマは「踊れるハードロック」であるので、一応ミニアルバムではハードロックに徹した作品を製作している。ただ、B'zのミニアルバムというのは基本的に実験作品である。つまり『MARS』製作時点では、まだB'zにとって「ハードロック」は相応しくなかったということだ。
前作『IN THE LIFE』でポップなB'zを最大限に体現することができていたと思うので、本作で「ハードロック」に舵を取ったのは正解だったと思う。
>>>B'zとしては初の200万枚を越えたポップアルバム!5thアルバム『IN THE LIFE』【アルバムレビュー】
実際、本作以降のB'zアルバムは基本的に「ハードロック」な作風である。
そう考えると、本作はB'zのその後の作風を決定的にしたと言っても過言ではない。
細かく言えば、本作以降のアルバムは『IN THE LIFE』のポップさと『RUN』のハードロックさを融合した作風がほとんどかなと(例外あり)。
ただ、ハードロックに徹したとは言え、『IN THE LIFE』で取り入れた"J-POPの聴きやすさ"はまだ微かに残っている。
そのため『IN THE LIFE』と同様に『RUN』は"聴きやすいアルバム"であると私は思う。
『RUN』は偶数曲にはキャッチーな、奇数曲にはマイナーな曲を収録している。これ、たぶんしっかり意図したものだと思うけど、どうなんだろう?
なんといっても、後年ファンからの人気が高い曲が多く収録されているのがすごい。
アルバムタイトルにもなっている「RUN」や「さよならなんかは言わせない」「月光」などは今でも人気が高い。
特にアルバムタイトルにもなっている「RUN」に関してはB'zを語るうえでは欠かせないメモリアルソングなので、「RUN」が収録されているだけでも『RUN』はB'zアルバムの中では存在感がひときわ強くなっていると思う。
ひとこと
次作『The 7th Blues』では一気に"J-POPの聴きやすさ"は消える。
B'z/6thアルバム『RUN』の全収録曲レビュー一覧
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2.ZERO(11thシングル)
3.紅い陽炎
4.RUN
9.月光
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まとめ
ハードロックに徹したアルバムとはいえ、後年に発表されるアルバムと比べてしまうと、まだまだ全然聴きやすいポップよりのアルバムだと私は思う。
もうベストアルバムに収録されてしまった曲が多いけれど、ポップとロックのバランスがとても良い名盤だと思うのでぜひ。
ひとこと
わがまま言えば「BLOWIN'」は収録してほしかったなぁ